SEOとは?基礎知識と初心者がやるべき対策をわかりやすく解説
自社サイトの流入数を増やし、ビジネスを成長させるにはSEO対策(検索エンジン最適化)が欠かせません。このページでは初心者の方でもわかりやすいように、「SEO対策がそもそもどのようなものなのか?」を解説します。基本的な概念をどこよりもわかりやすくご紹介するので、SEO対策を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
動画で解説!SEO対策(検索エンジン最適化)の基礎知識
上記の動画は、SEO対策について簡単にまとめたセミナー動画です。SEOについて動画で知りたい方は、ぜひご確認ください。
SEOとは
SEOとは(Search Engine Optimization)の略語です。日本語では検索エンジン最適化と呼ばれます。SEO対策と言えば、一般的にはGoogle検索エンジンで検索した際になるべく上位に表示させる施策を呼びます。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、特定のウェブサイトを検索結果の上位に表示させることで多くの人にサイトを見てもらえます。
そのため、SEO対策を行えば売り上げや問い合わせの増加につながることもあります。
SEOは検索アルゴリズムやユーザーの検索行動に応じて常に進化しています。そのため、継続的な学習と対応が求められる分野でもあります。
また、SEO対策は下記のように大きく分けて内部対策と外部対策に分けられます。
SEO対策の種類 | ||
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内部対策 | ||
テクニカルSEO | 技術的なネックを改善する施策 | |
コンテンツSEO | コンテンツを作成し、狙ったKWで上位表示を目指す施策 | |
UI/UX | サイトの利便性やデザインなど、「ユーザビリティ」を改善していく施策 | |
外部対策 | 外部からの評価を獲得する施策 |
内部対策はさらにテクニカルSEO、コンテンツSEO、UI/UX施策に分けることができます。
SEOの概要を整理し、どの施策がどのSEO対策に属するのかをここで簡単におさらいしておきましょう。
内部対策
内部対策 | |
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テクニカルSEO | 技術的なネックを改善する施策 |
コンテンツSEO | コンテンツを作成し、狙ったKWで上位表示を目指す施策 |
UI/UX | サイトの利便性やデザインなど、「ユーザビリティ」を改善していく施策 |
インターネットには無数のサイトがあり、その一つひとつを人間が目視して評価することはできません。そこでGoogleはサイトを評価するアルゴリズムを用意し、無限に近いサイト群をランク分けしているのです。この判断は機械で行うことから、機械がサイトを理解する上での障壁をできるだけ取除き、評価を受けやすいサイト構造やページ作りを心掛けるのが内部対策です。
内部施策は主にテクニカルSEOとコンテンツSEO、UI/UX施策に分けられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
テクニカルSEO
テクニカルSEOの概要 | |
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特徴 | 技術的なネックを改善する施策 |
施策例 | |
内部リンク構造の最適化 | 内部リンク構造の最適化によって、ユーザーは欲しい情報を見つけやすくなり、検索エンジンも同様にサイト内のWebページの情報を認識しやすくなります。 |
クロールの最適化 | ウェブサイト内のすべてのページが検索エンジンによって効率的にクロールされるように、リンクの配置や階層構造を最適化します。 |
インデックスの最適化 | 内部リンクを適切に配置することで、重要なページが適切にインデックスされ、検索結果に表示されやすくなります。 |
HTMLタグの最適化 | 適切なアンカーテキストの使用や、無関係なリンクを排除することで、ユーザーや検索エンジンがリンク先のコンテンツを正しく理解できるようになります。 |
URLのリンク切れ | 正常に機能しないリンクを修正し、適切なページにリンクすることが重要です。 |
URLの正規化 | 同じコンテンツを指す異なるURLを統一するプロセスです。これにより、重複コンテンツの問題が解決し、ページの信頼性とランキング向上が期待できます。 |
構造化マークアップの対策 | 構造化マークアップにより、検索エンジンはページのコンテンツをより正確に理解し、リッチスニペットとして表示される可能性が高まります。 |
サイト内部の技術的なネックを探し出し、改善していく施策がテクニカルSEOです。テクニカルSEOには、主に検索エンジンのクローラーとインデックスに向けた2種類の施策があります。
テクニカルSEOでは、Webページが技術的な面でのマイナスがないかを探し修正していきます。ネックを解消することで、サイト全体のパフォーマンス改善が見込むことが可能になります。
技術的なネックを特定するのはもちろん、実際にそのネックを改善し効果測定していくのは、かなりの工数がかかります。担当者だけでなく、社内の技術者など多くの方との連携が欠かせません。
コンテンツSEO
コンテンツSEOの概要 | |
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特徴 | コンテンツを作成し、狙ったKWで上位表示を目指す施策 |
施策例 | |
メインキーワードを決める | キーワードはページの主題やコンテンツの要約を表すものであり、検索エンジンとユーザーに対してページの内容を示す重要な要素です。 |
メインに関連するサブキーワードを設定する | サブキーワードの設定により、ページのコンテンツが多様な検索クエリに対応できるようになります。 |
検索クエリを想定してページを作る | ユーザーがどのような情報を求めているかを理解し、その検索クエリに合致するコンテンツを提供します。 |
コンテンツの信頼性を明示する | 情報の信頼性が増すことで、ユーザーをより安心、納得させることができ、コンテンツの信頼性を明示することができます。 |
コンテンツの質と量を意識する | 質の高いコンテンツを提供することが、ランキング向上とユーザーエンゲージメントの増加につながります。 |
SEO効果の高いタイトルを考える | タイトルは検索結果ページで表示される最初の印象を与える要素です。メインキーワードを組み込みつつ、興味を引き、クリックを促す効果的なタイトルを構築します。 |
コンテンツSEOはユーザーに必要とされるコンテンツを作成、提供していく施策です。メインは記事コンテンツの作成ですが、必要に応じて動画や図表、システムの提供を行います。
コンテンツSEOは継続的な取り組みが欠かせません。インハウスでコンテンツSEOを行うには、制作体制を整えていかないとあまり効果が期待できないことがあります。
UI/UX
UI/UXの概要 | |
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特徴 | サイトの利便性やデザインなど、ユーザビリティを改善していく施策 |
施策例 | |
ページスピードを早める | 高速なページ読み込みはユーザーの満足度を向上させ、離脱率を低減させる効果があります。 |
レスポンシブデザインでスマホ対応する | 画面サイズに合わせてコンテンツやレイアウトが自動的に適応され、使いやすさが確保されます。 |
UI/UXはユーザーエクスペリエンスを高める施策を指します。例えば、ユーザビリティも広義ではこのUI/UX施策に分類されます。Googleはユーザーの行動を分析し、それ次第でページの評価を判断します。そのため、直接的には関係がなくとも、UI/UXに優れたサイト作りは結果として上位表示に影響する可能性があります。
また近年ではUX指標をGoogleが打ち出し、ランキング要因に組み込まれています。重要指標のCore Web Vitals(コアウェブバイタル)などを対策していくのは、ウェブ担当者にとって喫緊の課題と言えます。こうした傾向から、今後もますますUI/UXの重要性は高まっていくでしょう。
Core Web Vitals(コアウェブバイタル)について詳しくはこちら
外部対策
外部対策 | |
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特徴 | 外部からの評価を獲得する施策 |
施策例 | |
被リンクを獲得する | 高品質なウェブサイトからのリンクを獲得することで、検索エンジンランキングを向上させることができます。 |
サイテーションを獲得する | 他の信頼性のある情報源からの引用を通じて、ウェブサイトの信頼性と専門性を高めることができます。 |
SNSを活用する | SNS上でのコンテンツ共有や相互交流によって、ユーザーエンゲージメントを高めることができます。 |
外部SEO対策は外部者からの評価を獲得するのを目的にした施策です。たとえば外部施策の代表的な例として被リンク獲得が挙げられます。
これは元々、論文の客観的評価に使われている仕組みに由来しています。引用された数の多い論文はその分野において、評価の高い重要な論文であるということができます。これをサイトやページに置き換えたのが被リンクです。外部サイトからリンクを貼られていればいるほど、ある一定の評価を得ているページやサイトと判断され、Googleの評価は高まる傾向にあります。
こうした特徴から、外部からの評価を高めて、Googleにも「このサイトは価値の高いサイトである」と認識させるための施策全般を外部対策と呼びます。
ただ外部対策といってもできることはあまりありません。論文の例からもわかるように、引用数を増やすには、質の良い論文を書く以外には有効な施策はないでしょう。また後述しますが、無理やり外部からの評価を上げようとする施策はブラックハットSEOに分類されることが多く、おすすめできないものばかりです。
このような点から、SEO対策を行う際に最初から外部対策に力を入れることはほとんどありません。
SEO対策のメリット
SEO対のメリットは、上記のようなものがあげられます。
1つずつみていきましょう。
①顕在層にアプローチできる
SEO対策を行い、上位表示させることができると、ピンポイントで顕在層にアプローチすることができます。競合に差をつけ、まず自社のサービスを選んでもらうにはweb集客は欠かせません。
その中でも検索行動をしているユーザーに対してアプローチできるSEO対策はビジネスの成長に大きく寄与するでしょう。
【読んでおきたい!ワンポイント「ZMOT(ゼロ番目の決定的瞬間)」】 |
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顕在層へのアプローチについては、Googleが公式で見解を示している「Zmot(ゼロ番目の決定的瞬間)」という考え方が重要です。 インターネットが普及し、情報収集をネットで行えるようになったことで消費者の購買行動は一変。顧客は何か製品やサービスを検討する時にオフラインでのすべての行動よりまず先に、ネットで検索します。 このように、オフラインでの顧客との接点の前段階にネットでの検索が生まれたことから、これを「Zmot(ゼロ番目の決定的瞬間)」と呼んでいます。 |
②検索流入数が増加し、効率良く集客できる
Webサイトに適切なSEO対策が施されていると、キーワード検索の順位が上昇するので検索結果表示画面での露出が増え、その結果、検索流入数が確実に増えていきます。
検索流入とは、ユーザーがGoogle検索を通して、Webサイトを閲覧することです。ユーザーは、情報や知識を得たくてGoogle検索を行います。
ユーザーが求める情報や知識、商品、サービスなどを提供している企業は、自社サイトが上位表示されることで、ユーザーと接触する機会が増えます。そのため、ターゲットであるユーザーを効率よく集客できます。
例えば株式会社ipeでは、上記の画像のように商品紹介ページへの遷移数を増やしたいという課題を持ったクライアントに対して、サイトの内部を改善するテクニカルSEOを実施しました。
その結果、サイト全体で流入キーワード数の増加・および順位上昇により、Google検索結果での表示回数が約220%増加しました。
このように、SEOを実施すればサイトの流入を増やしてコンバージョンを改善することも可能なのです。
③継続的な顧客獲得に繋がる
検索エンジンのランキングで上位に位置することは、コンバージョン(顧客獲得)の可能性を大きく高めます。SEO対策の大きなメリットは、広告と異なり一過性の効果に留まらず、継続的な流入を見込むことができることです。
また、顕在的な顧客だけでなく、潜在的に問題意識を持っているがまだ積極的に解決策を探していないユーザーが使用するキーワードを選定し、そこに対策を施すことで、潜在顧客や見込み顧客に対しても効果的にアプローチすることができます。これにより、ただ訪問者数を増やすだけでなく、質の高いリード見込み客を獲得する役割を果たします。
例えば上記は、2022年4月よりコンテンツSEOとテクニカルSEOを継続しているクライアントサイトの流入数です。
取り組みを始めてから、インデックス数を着実に増やして、継続的な流入増加を実現しています。
④広告費を抑えられる
SEOを活用することで継続的な顧客獲得が可能となり、結果として余計な広告費を削減することができます。例えば、リスティング広告などのWeb広告には一定の効果がありますが、SEOと比較するとその効果に大きな差はありません。重要なのは、リスティング広告の場合、広告費を支払い続けなければならず、支払いを停止するとすぐに広告効果が失われてしまうことです。
一方で、SEO対策には初期コストがかかりますが、一度成果が出ると運用コストを抑えつつ、継続的な顧客獲得が見込めるという利点があります。長期的に見れば、SEO対策にかかる費用はリスティング広告などの広告費よりも低く抑えることが可能です。
⑤会社やサイト自体のブランディングに繋がる
検索エンジンで上位に表示されるWebサイトは、ユーザーに有益な知識を提供する傾向があります。この上位表示は、ユーザーのWebサイトに対する信頼感を高め、結果的にブランディングに貢献します。ユーザーがサイトを閲覧し、価値ある情報を得ることができれば、その企業やブランドへの信頼はさらに強まるでしょう。
また、検索エンジンにおいては、上位に表示されるWebサイトほど多くのアクセスを獲得します。ほとんどのユーザーは検索結果の初めの数ページだけを参照するため、上位に表示されることは非常に重要です。上位に表示されればされるほど、Webサイトへの訪問者数は増え、それに伴いブランディング効果も高まります。
⑥音声検索の最適化に繋がる
SEO対策は、音声検索の最適化(VSO:Voice Search Optimization)にもつながります。音声検索とは、ユーザーが音声で検索を行い、Googleがその音声を元に検索結果を表示する仕組みです。このため、VSOは実質的には音声検索に特化したSEO対策と言えます。
Googleでは、通常のテキスト検索と音声検索で、同じ結果が表示されることが多いです。音声検索は特に、手がふさがっている時や、複数の作業を並行している際に便利です。文字入力よりもスピードが速く、効率的に情報を得ることができます。
音声検索に特化したSEO対策を行っている競合はまだ多くないため、通常のSEO対策を行うことで、自然とVSOにも対応することができます。
⑦サイトが資産になる
WEB広告は、出稿を停止するとその集客効果が即座に失われます。いくら運用に費用や労力を投じていたとしても、運用を停止すれば集客は不可能になります。しかし、SEO対策を行って得た上位表示されるWEBサイトやブログのコンテンツは、長期的な資産として活用が可能です。
これらのコンテンツが上位に位置し続ける限り、アクセスや流入が期待でき、その結果として継続的な集客が可能になります。また、このような状況下では、必要となる費用はサーバーやドメインなどの基本的なものに限られます。
さらに、SEO対策によって自社サイト内のコンテンツが多く上位表示されると、検索エンジンによって優良サイトと評価されることも可能です。新たなコンテンツのSEO効果にも良い影響を及ぼし、会社のブランディングにも寄与するでしょう。
⑧ローカルに特化した集客も可能
ビジネスの種類に応じて、ローカルSEO対策により地域特化の集客が可能です。ローカルSEOとは、特定の地域で検索しているユーザーが「地域名+キーワード」やその地域に関連するキーワードで検索した際に、Google検索やGoogleマップに店舗の情報が適切に表示され、実際の来店につながるような最適化を行うことを指します。
Googleビジネスプロフィールを使用することで、地域のニーズに合わせたターゲット訪問者の集客が期待できます。これにより、地域に根差した顧客層に効果的にアプローチし、実店舗への来店促進に貢献することが可能です。また、検索意図に合致する内容を提供することでGoogleからの評価も受けやすくなり、結果としてWEB検索結果の順位上昇にも繋がる可能性があります。
SEO対策のデメリット
SEO対策にはデメリットもあります。
1つずつみていきましょう。
①成果が得られるまでに時間がかかる
SEO対策の効果が出るまでに半年~1年ほどかかることがあります。SEO対策になる良質なコンテンツづくりには時間がかかりますし、良質なコンテンツがユーザーの目にとまるようになるのにも時間がかかります。
地道に良質なコンテンツをつくり込み、ユーザーが知りたい情報を発信し続けることが大切といえます。
②必ず成果が出るとは限らない
企業がいくら自社サイトにSEO対策を施しても、Googleで上位表示できなければ成果は出ません。理論上はSEO対策の効果がまったく出ない事態も起きえます。
また広告ならば、多額の資金を投入すれば確実に露出度が増え、確実に認知度が上がるので、一定程度の成果はほぼ必ず得られます。
コストを度外視すれば、PR効果の「確実さ」では広告のほうが優れているかもしれません。
しかしSEO対策の効果がまったく出ないのは、SEO対策やWebサイト・ビジネスに精通していない企業が自前で施策を行ったときに限られるでしょう。
企業が、実績のあるWebサイト関連企業にSEO対策を依頼すれば、成果がまったく出ないということはありません。
③「ニッチな商品/一般的でない商品」だと成果が出にくい
ニッチな商品や一般的でない商品を取り扱っている企業のWebサイトはSEO対策が出にくいといえるでしょう。なぜならGoogle検索で使われるキーワードも、ニッチで一般的なものでないものになってしまうからです。
そのような珍しいキーワードでグーグル検索する人は少ないので、ニッチな商品や一般的でない商品が掲載されているWebサイトも上位表示されにくくなります。
SEOの検索順位が決まる仕組みと考え方
検索エンジンは、検索窓と呼ばれるボックスに検索したいキーワードを入力することで、検索キーワードと関連性の高いWeb上にあるサイトや画像、動画を表示してくれる仕組みのこと。検索エンジンでは、大きく分けて次のことが行われています。
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クローラーは、世界中のWebサイトにアクセスして情報を集めるロボットです。クローラーがWebサイトを巡回することをクロールといいます。
クローラーが集めたWebサイトの情報は、インテックスに登録されます。
その登録された情報を元に、GoogleのアルゴリズムがWebサイトの検索順位を決めていきます。登録された情報に価値があると認めたら、Googleはその情報が載っているWebサイトを上位に表示します。
検索順位はGoogleだけ確認しておけばいい?
日本国内での検索エンジンシェア(2023年1月時点) | |
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77.21% | |
YAHOO! | 14.76% |
BING | 7.18% |
DUCKDUCK | 0.31% |
BAIDU | 0.14% |
その他 | 0.4% |
出展:Statcounter
SEOの本来の意味は「検索エンジン最適化」です。そのため検索エンジンの数だけSEO対策は存在すると言えます。しかし実際にはGoogleの検索エンジン最適化だけを指すのが一般的です。これにはGoogle検索エンジンのシェア率が関係しています。
日本におけるGoogle使用率は、2023年1月現在で77.21%もありました。Yahoo!の検索エンジンもGoogleの機能を使っているのでこの14.76%を合わせると、実質的なGoogle使用率は91.97%にもなります。
9割以上の日本人がGoogleで検索しているので、Google検索で上位表示することに意味があり、それでSEO対策=Google検索対策となります。
検索エンジンのシェア率についてはこちらのサイトでリアルタイムの割合を確認できます。
Googleのアルゴリズムアップデートでも順位は変化する
Googleは、検索システムを常に最適化し、ユーザーにより良い検索経験を提供するために、頻繁にアルゴリズムのアップデートを行っています。これらのアップデートは、小規模なものから大規模なものまで様々です。特に重要なのが「コアアップデート」と呼ばれるもので、これはGoogleの検索アルゴリズムの基礎となる部分に大きな変更を加えることを意味します。
小規模なアップデートは日々行われており、常にアルゴリズムは微調整されています。一方で、コアアップデートは年に数回、おおよそ2回から4回程度実施されるのが特徴です。
この際にはGoogleから事前にアナウンスが行われます。アップデートが行われると、Googleの各データセンターに展開され、検索アルゴリズムに大きな調整が加えられます。その結果、検索結果や順位に大きな影響が出ることも考えられるでしょう。
コアアップデートによってSEOの環境は大きく変化するため、タイムリーに情報をキャッチし、その内容を正確に理解し対応することが、SEO戦略において非常に重要です。
検索順位を上げるには「Googleが掲げる10の事実」を守ろう
Googleは明確かつ具体的には「こうすれば検索表示順位を上げる」とは示していないのですが、ヒントは示しています。
それが下記の「Googleが掲げる10の事実」です。
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Googleが設立後に示した「10の経営理念」は、テクノロジーやAIの急速な進化が目覚ましい現代においても、依然として重要な意味を持ち続けています。これらの理念は、現代においても目指すべき方向性を指し示しており、SEOを考える上で非常に重要です。
これらの理念は、ユーザーにとって有益なコンテンツの提供、透明性と公正性の維持、持続可能な発展への貢献など、Googleが大切にしている価値観を反映しています。SEOを実施する際には、これらの理念に沿ったアプローチを取ることで、検索エンジンにおいてより良い評価を得ることができると考えられます。したがって、技術的な側面だけでなく、Googleが重視する理念を理解し、それを実践することが、SEOにおける成功の鍵と言えるでしょう。
検索順位を上げる考え方①E-E-A-T
「Googleが掲げる10の事実」より具体性があるのがE-E-A-Tで、これは以下の4つの単語の頭文字です。
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E-E-A-Tは、Googleの検索品質評価ガイドラインで提示された、Webサイトの評価基準の1つです。E-E-A-Tに合致するWebサイトやコンテンツをつくれば、Googleの評価が上がり検索順位の向上に繋がるわけです。
経験(Experience)はコンテンツの作成者に求められる実体験や人生経験とされています。つまり経験豊富な人がつくったコンテンツをグーグルは高く評価します。
専門性(Expertise)とは、コンテンツに求められる知識の深さや情報の豊富さを意味します。Googleは深い知識と豊富な情報が盛り込まれたコンテンツを高く評価します。
権威性(Authoritativeness)とはコンテンツに盛り込まれた情報の確かさを意味します。経験豊富で専門性が高い人が発した情報は権威性が高く、それが盛り込まれたコンテンツをGoogleは高く評価します。
信頼性(Trustworthiness)とは、コンテンツの正確性、安全性、真実性などのことです。経験、専門性、権威性がそろったコンテンツは信頼に足るものであり、Googleは高く評価します。
Webサイトの運営担当者やコンテンツの作成者は、常にE-E-A-Tを念頭に置きながらコンテンツをつくりましょう。
そして作成したWebサイトがなかなか上位表示されなかったら、E-E-A-Tのうち何が欠けているのかを探し、改善しましょう。
検索順位を上げる考え方②YMYL
YMYLはYour Money or Your Lifeの頭文字を取ったものです。
Googleは、お金や健康、人生に影響を与えるコンテンツを高く評価します。したがってYMYLをテーマにしたコンテンツを掲載したWebサイトは上位表示されやすくなります。
Googleは、YMYLをテーマにしたコンテンツについて高い品質を求めています。つまり、YMYLをテーマにしたコンテンツをつくるなら、より厳格にE-E-A-Tを守る必要があります。
それはYMYL関連の情報は人々の生活や社会や経済などに大きな影響を与えるので、信頼できるものでなければならない、と考えているからです。
Webサイトの記事のなかで、専門家が監修していたり、エビデンスを明示していたりするものが散見されますが、これはYMYLコンテンツの品質を高める取り組みです。
検索順位を上げる考え方③コアウェブバイタル
コアウェブバイタルの3指標 | |
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LCP (LARGEST CONTENTFUL PAINT) |
ユーザーが体験するページ速度を指標化した指標 |
FID (FIRST INPUT DELAY) |
ユーザーが体験するサイトの反応速度やインタラクティブ性を指標化した指標 |
CLS (CUMULATIVE LAYOUT SHIFT) |
ユーザーが体験する視覚要素の安定性を指標化した指標 |
Core Web Vitals(コアウェブバイタル)は、Googleが提唱するウェブサイトのユーザーエクスペリエンス(UX)を測るための重要な指標です。これには「LCP(Largest Contentful Paint)」「FID(First Input Delay)」「CLS(Cumulative Layout Shift)」という3つの指標が含まれます。
LCPはページがどれだけ速く主要なコンテンツを表示できるかを示す指標です。これは、ユーザーがページを開いてから最大のコンテンツが表示されるまでの時間を測ります。
FIDはページのインタラクティブ性や反応速度を測る指標で、ユーザーがページ上の何かに初めてインタラクト(クリックやタップなど)した際のレスポンス時間を示します。
一方、CLSはページの視覚的安定性を測る指標です。これは、ページが読み込まれている間にどれだけ視覚要素が動いたかを示し、予期せぬレイアウト変更によるユーザーの混乱を測定します。
これらの指標は、ウェブサイトのユーザビリティを評価し、改善するための重要なガイドラインとなります。
Core Web Vitals(コアウェブバイタル)についてはこちら
検索順位の変動状況を確認するには?
出典:SEMrush
Googleの検索順位は、アルゴリズムのアップデートなどによって大きく変動します。アルゴリズムアップデート中は、今まで上位表示されていた記事が急に圏外になるなど思いがけない変化が起こる恐れがあるため注意が必要です。例えば、アルゴリズムアップデート中に、自社の記事の順位が大きく下がってしまい、慌てて間違った施策を打ち出してしまうなどの失敗例もよくあります。
そのため、順位が大きく下がったときは、SEMrushなどのツールで確認して外的な要因がないかまずは調べましょう。
例えば、上記の画像は2023年11月21日から12月20日までの順位変動状況です。
Googleのコアアルゴリズムアップデートが11月28日に終了した後、2週間ほど順位変動が激しかったことがわかります。
以上のことから、順位変動が激しい時期に自社記事の順位が落ちても、慌てずに順位変動が落ち着いてきている12月18日ごろから今後の施策を打ち出していくべきといえます。
SEO対策の良い施策と悪い施策
概要 | 特徴 | |
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ホワイトハットSEO | Googleが推奨するガイドラインに沿ったSEO | ・検索エンジンの最適化 ・ユーザーの利便性を重視 ・コンテンツ評価の上昇 |
ブラックハットSEO | 悪質な非推奨の方法によるSEO | ・検索エンジンを欺く施策 ・ユーザーの利便性を無視 ・ペナルティリスクが高い |
Googleの理念に則り、検索するユーザーの利便性を高めていくことがSEOの基本的な考え方です。一方で、こうした理念に則るのではなく、クローラーを欺いて評価を高めようとする施策も存在します。両者を区別して、それぞれを「ブラックハットSEO」と「ホワイトハットSEO」と呼びます。それぞれを詳しくみていきましょう。
ホワイトハットSEO
ホワイトハットSEO | |
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概要 | Googleが推奨するガイドラインに沿ったSEO |
施策例 | ・Google検索結果でタイトルや概要を管理する ・Webサイトをモバイルフレンドリー対応させる ・Webサイトの見出しを整理する ・コンテンツを最適化する ・画像を最適化する ・Webサイトを宣伝する など |
ホワイトハットSEOはGoogleの理念に沿って、ユーザーファーストを意識したSEO施策全般を指す言葉です。ブラックハットSEOと区別する形でこの言葉はよく使われます。ブラックハットSEOとは違い、Googleの理念に沿って、検索エンジンから正当な評価を得るための施策全般を指します。
ブラックハットSEO
ブラックハットSEO | |
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概要 | 悪質な非推奨の方法によるSEO |
施策例 | ・自動生成されたコンテンツ ・リンクプログラムへの参加 ・オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成 ・クローキング ・不正なリダイレクト ・隠しテキストや隠しリンク ・誘導ページ ・無断複製されたコンテンツ ・十分な付加価値のないアフィリエイト サイト ・ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み ・フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成 ・構造化データのマークアップの悪用 ・Googleへの自動化されたクエリの送信 |
ブラックハットSEOは、ユーザーやGoogleクローラーをあざむき不当な評価を得ようとする施策全般を指す言葉です。例えば被リンクの購入、ダミーリンクの構築などが挙げられます。外部対策はこのブラックハットSEOに分類されるものが多いので注意が必要です。
GoogleはこうしたブラックハットSEOを行うサイトについては、目視によってペナルティを与えることもあります。ペナルティを受けてしまうと、検索結果に表示されなくなり、サイトが致命的な影響を受けてしまうことも考えられます。
以前であれば、Googleの精度も高くなく、こうした施策が効果的だった時代もあります。しかし現在では、Googleの精度も高まり、ほぼ意味のない施策になっています。
またブラックハットSEOはほぼ意味がないだけでなく、ペナルティを受けてしまえばむしろマイナスになる施策です。こうした施策を行うのは絶対におすすめできません。
SEOに関するQ&A
最初に、SEOに関する疑問をQ&A方式で解説します。SEOについて理解を深めるための参考にしてみてください。
SEOは初心者でもできる?
SEO対策のポイントを押さえていれば、初心者でも成果を出せる可能性は十分にあります。ただし、押さえるべきポイントは多岐にわたるため、導入初期は苦戦する場合もあるでしょう。プロの支援を受けるなどの工夫を取り入れれば、より早く確実な成果を出しやすくなります。
SEO初心者がやるべきことは?
まずは既存のコンテンツを見直し、検索ユーザーの役に立つ内容を目指して調節すると良いでしょう。見直しの際は、検索ユーザーの視点に立つのがポイントです。丁寧に1つ1つのコンテンツを改善することで、SEOのコツを掴めます。
SEOの効果が出るまでの期間は?
SEO対策は検索エンジンに読み込まれて評価されるまで待つ必要があるため、短期間で明確な成果が出ることはほとんどありません。検索エンジンの検索結果に反映されるまでの期間には幅があり、2〜3日で成果が出る場合があれば2〜3ヶ月かかる場合もあります。
SEO対策をする時の考え方
SEO対策をする際は、Googleの考えに沿うだけでなく上記のような点にも注意しましょう。
ユーザーファーストを心掛ける
「Google:Googleが掲げる10の事実」からもわかるように、最終的にユーザーにとっての目線で考えることが重要です。SEO対策もテクニカルなものがありはしますが、本質的にはいかにユーザーに価値あるものにするかがとても重要です。そのため、小手先の施策にとらわれず、常にここに立ち返る事が大切になってきます。
不正行為をしない
Googleの監視体制が現在ほど厳格でなかったころ、検索上位表示を狙った不正が横行していました。不正行為とは、被リンクの購入や隠しテキストによるキーワードの挿入、キーワードの詰込みなどのことで、これらをブラックハットSEOといいます。そのため一時期、質の低いWebサイトが上位表示される事態を引き起こしていました。
その後Googleは検索品質に関するガイドラインを作成し、これに反して不正なやり方で検索結果を操作した者にペナルティを課すようになりました。SEO対策で不正行為はご法度です。
モバイルファーストインデックス(MFI)に対応しておく
Googleはモバイルユーザーの増加に伴い、インデックス対象ページをPCページからモバイルページに移行しています。それをモバイルファーストインデックス(MFI)と呼びます。現在、大部分のサイトでMFIが適用されていますが、以下の点が重要です。
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このように、モバイルユーザーの増加に伴いモバイルページに対応することはSEO上必須の対応といえます。
SEO対策の事前準備
SEO対策を行う際には、事前に必要な準備を整えることが大切です。ここでは、主な準備方法について紹介します。
目標設定
Webサイトのコンテンツは最終的に何らかのCVにつなげる必要があるため、ゴールとなる目標を明確にすることが大切です。CVにつながる導線を考慮した上でコンテンツを制作しないと、達成すべき目標がぶれてしまいます。コンテンツ制作自体が目的にならないよう、最初にはっきりとした目標を立てるようにしましょう。
ペルソナの設計
目標の次に、ペルソナを設定します。ペルソナとは、コンテンツのターゲットになる想定読者のことです。性別や年齢、住所、価値観、趣味、家族構成などの観点を考慮してペルソナを導き出します。
例えば、沖縄に住んでいる人がターゲットなのに東京のお店に関する情報を発信しても想定読者には響きません。ペルソナを細かく設定しておけば、ユーザーが求める情報を詳細まで分析しやすくなります。
ツールの導入
実際にSEO対策を行う際は、ツールの導入が欠かせません。特に、SEO対策の状況を把握するための検索順位チェックツールや、選ぶべきキーワードを検討するためのキーワードチェックツールは必要不可欠です。
ツールは、SEO対策の成果測定を徹底し、効率を高める上で役立ちます。近年はライティングを支援するAIライティングツールも登場しており、ツールを上手に使いこなすことがSEOの質に大きな影響を及ぼすと考えられるでしょう。
株式会社ipeのテクニカルSEOのやり方
テクニカルSEOは、実施する施策が多いですが、どのような手順で対策するのでしょうか。ここでは、テクニカルSEOの実践方法を株式会社ipeが行っている手順に沿って解説いたします。
①サイトとキーワードの現状調査・競合分析
株式会社ipeでテクニカルSEOを実施する際は、まず依頼されたサイトと対策するキーワードの現状調査や競合分析を行います。
具体的な内容は下記のとおりです。サイトや対策キーワードについての調査はGoogleサーチコンソールを、競合分析の際はSEMrushを使用することが多いです。
各項目の調査内容 | ||
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依頼されたサイト | 競合分析 | 対策キーワード |
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※ご相談いただいた内容に沿って更に細かい項目を調査する場合もあります。
調査と分析は、現在のサイトや対策キーワードの検索結果上位の傾向を捉えるために行っており、基本的には、3C分析を行うイメージで調査を実施します。3C分析とは、顧客、競合、自社の3つの観点から分析することで、課題と戦略を立案するマーケティングフレームワークです。
「依頼されたサイトはどのような運用状況か?」「競合サイトの現状やどのような戦略を立てているのか?」「対策キーワードではどのようなページが上位に表示され、ユーザーはどのようなニーズを持っているのか?」という観点からサイトを分析して、課題を洗い出し最適な戦略を立てる準備をします。
テクニカルSEOは、施策の種類が多岐にわたるため、闇雲に実施すると良い効果を得られない場合もあります。最短で効果を出すためにも、現状の調査と把握が必要不可欠です。
②サイトとキーワードに適した戦略立案
現状調査と競合分析が完了したら、洗い出した課題を基に戦略立案をします。
具体例として、下記が挙げられます。
課題例 |
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戦略例 |
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戦略立案では、具体的な施策を提案するのではなく方向性を決めます。上記に挙げた通り、セーフサーチに引っかかっているという課題に対して、「Googleの評価から外す」「コンテンツを修正する」という2通りの戦略が挙げられます。それぞれ、必要な工数や難易度が異なるため、「どちらがサイトにとってプラスな戦略なのか?」を吟味する必要があるのです。
また、サイトのジャンルによっても、下記のように戦略の傾向が分けられるため、注意が必要です。
ニュースサイト | 情報の鮮度が重要になるため、クローラビリティ向上・クローラリソースの最適化が重要になる場合が多い。 |
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データベース型サイト (ECサイトや求人サイトなど) |
検索条件が多くなるため、クローラリソースを評価させたいコンテンツに回すために、検索結果ページのindex要件をしっかり決めることが多い。 |
戦略が決定したら、費用や工数、いつまでに解決したいのかなどを鑑みて施策を提案致します。
③戦略に沿った施策出し
戦略が決定したら、「テクニカルSEO」の小見出しで紹介したような、具体的な施策を提案します。
施策を実行する際は、内容を細かく分けて優先順位と期日を決めておきましょう。テクニカルSEOで実施する施策は数が膨大になるケースが多いです。そのため、サイトの状況に合わせて、「いつまでに施策を完了させるか?」「サイトにとって重要な施策はどれか?」を決めておけば、効率良く対策を進められます。
優先順位の決め方や施策の進め方は、依頼したSEO会社に確認を取れば詳細に解説してもらえるでしょう。株式会社ipeでは、クライアント様のサイトで実現可能な範囲に施策を落とし込み、実施が難しい場合は代替案が即座に提示できるようにしてあります。
また、施策の具体例は下記のとおりです。
株式会社ipeのテクニカルSEO施策事例①titleタグの改善
こちらのサイトでは、検索エンジンからの流入が少ないことが課題でした。コンテンツではなく、画像のみを掲載している特殊なページで、リライトなどもサイトの性質上難しかったため、titleタグの改善を提案いたしました。
その結果、対策して間もなくクリック数が増加し、それに伴い表示回数も上昇しました。時期によって流入が大幅に変化しがちですが、水準は大きく上げることに成功しました。
株式会社ipeのテクニカルSEO施策事例②内部リンクの改善
こちらのサイトは、コンテンツの一覧ページにaタグリンクが無いため、Googleのクローラーが他のページに回らない状態でした。
そのため、サイト全体の内部リンク設計を見直すことで、短期間で全体の流入を増やすことに成功しました。
④効果測定
テクニカルSEOの施策を実施した後は、株式会社ipeでは月ごとに効果測定を行っております。施策の実施のみにとどまらず、効果測定まで行うことで戦略の微調整や上手くいってない場合の代替案を即座に提案可能です。
具体的には、株式会社ipe独自のレポートを作成しております。施策ごとに成果を掲載しており、依頼してくださったSEO担当者様が社内で成果を報告しやすいよう詳細にまとめてあります。
株式会社ipeのコンテンツSEOのやり方
ここではコンテンツSEOを行う際のやり方を紹介します。株式会社ipeでコンテンツSEOを行う際と同じ上記の手順で解説いたします。
①メインキーワードの選定
まずは、コンテンツで対策する「メインキーワード」を選定しましょう。メインキーワードとは、「コンテンツを作成する際に検索エンジン上で上位表示を狙う一番重要なキーワード」のことです。例えば、本記事はSEOの概要や対策方法を探している人に向けて作成しているため「SEO」がメインキーワードとなります。
メインキーワードの選定方法は簡単で、「コンテンツのテーマを表したキーワード」を選びましょう。SEOについてのコンテンツを作るなら「SEO」、デジタルマーケティングについてのコンテンツを作るなら「デジタルマーケティング」をメインキーワードにすればOKです。「SEOで使用するツールについてのコンテンツ」のように、テーマがより深い場合は「SEO ツール」のようなロングテールキーワードをメインにすることもあります。
メインキーワードを決めるポイントとしては、なるべく検索ボリュームが大きいものを選びましょう。検索ボリュームが大きいということは、検索される回数が多く沢山のユーザーに届く可能性があるためです。そのため、SEOを目的にコンテンツを作成する場合は、検索ボリュームの大きいビッグワードを中心に対策していく場合が多いです。
②関連キーワードの選定とグルーピング
メインキーワードが決まったら、次は関連キーワードの選定とグルーピングをしましょう。関連キーワードとは、株式会社ipeではその名の通りメインキーワードと関連するキーワードと定義付けています。例えば「SEO」がメインキーワードの場合、下記が関連キーワードの候補として挙げられます。
SEOがメインキーワードの場合の関連キーワード例
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関連キーワードは、ラッコツールのようなツールを使えば簡単に洗い出せます。選定する際は、株式会社ipeで定めている下記の基準が参考になります。
株式会社ipeの関連キーワードの選定基準
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関連キーワードを選定したら、その関連キーワードをユーザーニーズごとにグルーピングしましょう。株式会社ipeでは下記の画像のように関連キーワードをグルーピングしております。
関連キーワードをグルーピングしておけば、次のステップで紹介する構成を作成する際に役立ちます。ユーザーがどんなことを知りたいのか整理できるため非常に便利です。
③SEOを意識した構成の作成
関連キーワードのグルーピングまで完了したら、いよいよ下記の手順でSEOを意識した構成を作成していきます。
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まずは、グルーピングした関連キーワードとユーザーニーズをチェックして、ざっくりと見出しを作っていきましょう。
この際に、見出しはユーザーニーズの類似しているものを近くにまとめるようにしましょう。例えば、「内部SEOとは」と「外部SEOとは」という見出しを作成する場合、どちらも「SEOの具体的な種類を知りたい」というユーザーニーズが予想できるため、なるべく近くにまとめておきます。そうすることで、ユーザーの知りたいことが順番に整理されている読みやすいコンテンツを作成できます。
ざっくりとした見出しを作成したら、次は競合調査を行い網羅性と独自性を意識して見出しを作成しましょう。
出典:ラッコツール
ラッコツールの見出し抽出機能を使えば、画像のように上位記事の見出しが一覧表示されます。SEOでは、網羅性と独自性のある記事が評価されるため、競合の見出しを確認して、自社のコンテンツに不足している情報があった場合は、見出しを追加していきましょう。
反対に、競合サイトは出せないような自社独自の情報がないか確認しましょう。他のサイトが出せない情報は、Googleに貴重な情報と判断されSEO評価を上げる可能性があります。例えば下記などが独自性のある情報として評価されるため参考にしてください。
独自性のある情報の例
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競合調査が完了して、網羅性と独自性のある構成が作成出来たら、最後にコンテンツを執筆するライターに向けた説明や指示書を作成しましょう。SEOを自社で内製する場合、構成から執筆まで一人で担当する場合と、それぞれの工程で役割分担をする場合に分けられるでしょう。役割分担をしている場合、コンテンツの内容に齟齬が生まれないよう、どんな情報を掲載するのか詳細を共有しておく必要があります。
基本的な指示書の作成の仕方としては、下記のようにPREP法を用いて見出しの内容を簡単にまとめるという方法が挙げられます。
PREP法を使った指示書の作成方法
見出し:SEOは生成AIを使っても問題ない? |
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上記のようにPREP法を用いて結論と理由、具体例などをまとめておけば、ライターにも正確に内容を共有できます。その他にも、コンテンツ内で使える資料やデータがあれば一緒に共有しておくとよいでしょう。
④SEOを意識したライティング
コンテンツの構成が作成されたら、いよいよライティングです。SEOを意識したライティングでは、下記のポイントを押さえておきましょう。
独自性のあるコンテンツを作成する
構成のステップでも紹介した通り、独自性のあるコンテンツはSEOに効果的です。自社でしか出せない一次情報は貴重であるため積極的に活用しましょう。コンテンツを作成するために、独自のアンケートを実施したり、専門家へのインタビューを実施したりして、コンテンツに役立てるのも効果的です。ただし、情報の正確性や質にも注意しながら情報収集を行うようにしましょう。
専門家がコンテンツを監修する
Googleが検索品質評価ガイドラインで提示した、Webサイトの評価基準の1つであるE-E-A-Tでは「専門性(Expertise)」も評価に入ります。そのため、コンテンツのテーマについての専門家に監修してもらい、情報の精査やより詳細な内容へのアドバイスをいただくことで、より専門的なコンテンツを作成できます。
また、近年はソートリーダーシップの観点からも専門性の高いコンテンツは評価されるようになっています。ソートリーダーシップとは、特定の業界を牽引するような活動を指します。SEOでは、AIによって生成されたコンテンツが増えていることにより、今後は業界の専門家らと協力し、AIには真似できない独自の調査や研究に基づくコンテンツを生み出して共有することが求められています。
そのため、専門家にコンテンツを監修してもらうことはもちろんのこと、監修者の紹介ページを設置して実績や書籍、セミナー実施歴などを紹介することで、監修者の専門性を証明するのも重要といえます。
専門性もしくは経験を意識する
コンテンツを作成する際は、E-E-A-Tの「専門性(Expertise)」もしくは「経験(Experience)」を意識しましょう。
専門性を意識したコンテンツとは、「専門家がコンテンツを監修する」で紹介した通り、業界の専門家による情報の質が高いコンテンツを指します。
経験を意識したコンテンツとは、コンテンツのテーマに関わりのある実体験や感想などを取り扱っているコンテンツを指します。
どちらを意識するかは、メインキーワードと関連キーワードから予測されるユーザーニーズによって判断しましょう。例えば、「○○定食 口コミ」のようなキーワードは、「実際にお店を訪れた人の感想が知りたい」というユーザーニーズが予想されるため、「経験」を意識してコンテンツを作成すれば良いでしょう。
また、「腱鞘炎 痛み」のように「腱鞘炎の痛みがどの程度のものなのか専門的な知識が知りたい」や「腱鞘炎になった人の体験談が知りたい」など専門性と経験のどちらのユーザーニーズも予想できる場合は、どちらも意識してコンテンツを作成してみる必要があります。
情報の出典を明記する
他サイトや書籍から情報を引用したり参照したりした場合は、必ず出典を明記しておきましょう。特に他サイトから引用した場合、引用であることを明記しておかないとGoogleにコピーコンテンツと判断されて、順位が上がらなくなる恐れがあります。
専門性を高めるために、様々な情報を収集することは非常に重要ですが、必ずルールを守って使用しましょう。
⑤内部リンクやCTAの設置
執筆が完了したら、適切な場所に内部リンクとCTAを設置しましょう。
内部リンクとは、サイト内のコンテンツをつなげるリンクです。下記に設置してある「内部リンクとは?貼り方やSEO効果、計測できるチェックツール」や「CTAとは?意味やボタンデザインの参考になる成功事例」などが該当します。内部リンクを設置することで、関連性の高いコンテンツをつなげることができ、ユーザーは気になるコンテンツに遷移しやすくなり、サイトも回遊率が上がるというメリットがあります。
CTAとは「Call To Action」の略で、サイトの訪問者をコンバージョンへ誘導するためのテキストや画像を指します。例としては、資料請求のボタンやメルマガへの登録、ウェビナー参加ページへのリンクなどが挙げられます。適切な場所にCTAを設置することで、コンバージョン率を高められます。反対に、ユーザーにとって邪魔な場所や多すぎるCTAはサイトの直帰率を高める原因にもなるため注意しましょう。
⑥定期的なリライト
検索上位を目指す、または上位表示を維持するには、コンテンツを作成した後も定期的にリライトして情報を最新に保つ必要があります。
株式会社ipeの運営するオウンドメディア「Strategy」では、週に1回の頻度でコンテンツ内の情報の鮮度をチェックしたり見出しを1つ加えるなど、こまめなリライトを実施しております。こまめにリライトすることで常に情報を最新に保つことができ、Googleのクローラビリティも高くなるため、早期に成果を出しやすくなります。
また、こまめなリライトとは反対に、株式会社ipeでは3か月に1回程度の頻度で構成や情報を見直す大幅なリライトも実施しております。メインキーワードの検索ボリュームが高いほど、ユーザーニーズは広くなり、どのニーズが優先されるのか変化しやすい傾向にあります。そのため、上位に表示されているコンテンツの傾向を確認して、構成を変えたり掲載している情報を変えたりします。
UI/UXの施策のやり方
UI/UXは、ユーザーにとって利便性の高いコンテンツを制作するための対策のことです。ここでは、UI/UXの具体的なやり方について解説します。
表示速度を確認する
Webサイトの表示速度とは、URLにアクセスしてからブラウザで表示されるまでの時間のことを指します。Googleは表示速度が評価対象であることを明言しているため、ユーザーの利便性に直結する要素といえるでしょう。
対策には「ブラウザのキャッシュの活用」「画像の最適化」「ソースコードの軽量化」「AMPの実装」などが挙げられます。
オリジナルの画像を使う
コンテンツを充実させるためには、適切な画像を使用する必要もあります。近年注目を集めているのが、SEOに効果を期待できる画像施策「画像SEO」です。
画像を適切に使えば、よりユーザーが理解しやすいコンテンツを制作できるようになります。また、オリジナル画像も取り入れるとさらに高い評価を得られるでしょう。
動画も併せて使う
WebサイトのSEO対策では、画像だけでなく動画の注目度も高まっています。自社の動画に対してSEO対策を施す動画SEOは「VSEO」とも呼ばれており、取り入れておきたい施策の1つです。画像と同様に分かりやすく魅力的なオリジナル動画を作成すれば、ユーザーがコンテンツを理解しやすくなり、検索エンジンの評価も高まるでしょう。
文章だけでなくマンガや図、表などを使う
視覚的な分かりやすさを高めるためには、画像や動画とは別にマンガや図、表を取り入れるのもおすすめの方法です。特に、マンガのようなイラストはフリー素材よりオリジナル性があり、検索エンジンから高い評価を得られる可能性があります。イラストで作成した図や表も評価につながるため、SEO対策の際に試してみると良いでしょう。
広告や宣伝は最低限に抑える
広告や宣伝を過剰に掲載するとコンテンツが読みづらくなり、全体の質が低下することになります。実際、Googleは公式に警告を発しているため注意が必要です。
UI/UXでは、ユーザーの利便性を高めることが最も優先すべき項目になります。広告を設置する際は、ユーザーがコンテンツを閲覧する時にストレスを与えないよう位置やサイズに気を配るようにしましょう。
外部SEOのやり方
外部SEOとは、自社サイトのリンクを他のサイトに貼ってもらうなど、外部とのつながりを持つための対策のことです。ここでは、外部SEOのやり方について解説します。
被リンク
被リンクとは、外部サイトから自社サイトにつながるリンクのことです。信頼性の高いサイトからの被リンクは、サイトの価値を高めます。
ただし、意図的に被リンクを大量に生成しても、アルゴリズムのアップデートによって検知された場合はペナルティ対象となるため注意しましょう。被リンクを得るには「独自に調査したレポートを公開する」「プレリリース出す」といったように、他のWebサイトから引用してもらえる情報を発信することが大切です。
サイテーション
サイテーションとは、SNSで企業名や自社サイト、自社の商品・サービスについて言及されることです。サイテーションを増やすには、SNSにおける認知度の向上やさまざまな媒体への広告露出といった対策があります。
拡散力を高めるため、コンテンツ内にSNSのシェアボタンを設置したり、分かりやすいサイト名やブランド名を整備したりといった準備も必要です。また、インフルエンサーを起用して自社の商品やサービスをSNSでPRしてもらう方法もあります。
SNS
SNSは、被リンクの獲得やサイテーション以外にも知名度向上のために役立ちます。インフルエンサーに頼るだけではなく、たくさんのユーザーが集まるSNS媒体で自社アカウントを運用することが重要です。
SNS上でユーザーと直接交流し、親しみを持ってもらうことで自社の商品・サービスへの興味関心も高められるため、Webサイトの補完として活用すると良いでしょう。
SEOの効果検証のやり方
SEO対策を行った後は、どのような効果が出ているか定期的にチェックしなければなりません。ここからは、効果検証のやり方について解説します。
現状分析
効果検証の前に、まずはWebサイトの現状を把握する必要があります。GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスを活用し、必要な観点のデータを集めるようにしましょう。現状分析を深めることで、SEO対策における改善ポイントが明確になります。
効果測定
効果測定では、SEO対策を行ったキーワードをツールに登録して継続的に観察します。SEO対策後の推移を確認しなければ、キーワードの検索順位がどのように変動しているのか分かりません。確実に測定を行い、効果の度合いをチェックしましょう。
改善
現状と測定結果を比べ、施策の評価を行います。うまく効果が出た部分は次回にも生かし、効果が出なかった部分は原因を検討して新しい対策を考えましょう。一度のSEO対策で全てがうまくいくとは限らないため、現状把握・効果測定・改善のサイクルを繰り返すことが大切です。
株式会社ipeのSEO対策事例
ここでは、株式会社ipeが顧客企業様のWebサイトにSEO対策を行い、成功した事例を紹介します。
大規模サイトをV字回復!株式会社KADOKAWA様
株式会社ipeが株式会社KADOKAWA様のWebサイトに対して行ったSEO対策の概要は以下のとおりです。
課題 | ・膨大な内部課題の分析・改善 ・オーガニック流入の増加 |
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施策 | SEOコンサルティングを実施 |
効果 | 内部要素の最適化に成功、流入数も回復 |
同社は大規模Webメディアを複数保有していましたが、そこから得られるデータや情報の分析が追いついていませんでした。
そこで株式会社ipeが膨大なデータ・情報を分析して、内部要素の課題の改善に乗り出しました。
流入数が回復したことから、最適化できたという評価をいただくことができました。
ビッグワードでの1位獲得!SMSキャリア(エス・エム・エス キャリア)様
SMSキャリア様には以下のようなSEO対策を提案、実行しました。
課題 | ・オーガニック流入の増加 |
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施策 | ・SEOコンサルティングを実施 |
効果 | ・ビッグKW及びエリアKWの上位表示化を実現 ・流入数の増加 |
同社は検索順位の低下に悩んでいました。そこでSEO対策としてはオーガニック流入の増加を目指すことにしました。
ビッグキーワードとエリアキーワードを対策の軸に据えて施策を続けたところ、流入数が増加に転じました。
SEO対策のやるときの注意点
SEO対策を行う際には、気をつけるべきポイントがいくつかあります。ここでは主な注意点について解説するので、参考にしてみてください。
低品質なコンテンツを避ける
質の低いコンテンツがインデックスされると、Webサイト全体にマイナスの影響を与えます。低品質とみなされるコンテンツの特徴は、以下の通りです。
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低品質なコンテンツは、削除もしくは「noindex」を設定することでGoogleの検索エンジンからインデックスされずに済みます。コンテンツの内容を見直し、必要な対策を取り入れましょう。
コピーコンテンツを避ける
コピーコンテンツとは、他社や自社サイトに存在するコンテンツと類似した内容を含むコンテンツのことを指します。検索エンジンは、コピーコンテンツを同時に出すことはありません。
なぜなら、検索結果に内容が重複したコンテンツが並んでいるとユーザーの利便性が下がるからです。そのため、オリジナル性のあるコンテンツを制作する必要があります。
ドメイン貸しは避ける
ドメイン貸しとは、第三者から貸してもらったサブドメインやサブディレクトリでアフィリエイトサイトなどを運営することです。Googleはドメイン貸しを推奨しておらず、ドメイン貸しを行ったWebサイトの検索順位が落ちる可能性があると明かしています。たとえサイトの一部分だったとしても本サイトに悪影響を及ぼすことがあるため、ドメイン貸しは避けましょう。
生成AI を使う場合は人の目で確認する
生成AIは、学習したデータをもとに新たなコンテンツを生成する最新ツールです。Googleは、ユーザーにとって有益かつ高品質なコンテンツであれば、生成AIによる記事作成は問題ないとしています。
しかし、AIを利用して質の低いコンテンツを大量生産するとGoogleのポリシー違反とみなされるでしょう。生成AIは類似したコンテンツを生成しやすいのに加え、誤った情報が含まれたり、表現が分かりづらかったりする場合があります。全てをAIに任せず、最後は人によるチェックを行うようにしてください。
成果を出すためには体制を整える必要がある
SEO対策は簡単に成果が出るものではなく、最低でも半年程度の期間を見込まなければなりません。また、継続的にコンテンツの見直しを行い、最新情報を集めるといった手間もかかります。そのため、SEO対策を専属的に行う担当者を一定数用意するなどの体制を整えることが重要です。
また、SEO対策でコンテンツのオリジナル性を高める際には、社内でインタビューを実施したり、調査を行ったりすることもあるため、社内の協力を得られる状況を作っておく必要もあります。
SEO対策で役立つツール
SEO対策では、便利なツールを活用するのがおすすめです。ここでは、SEO対策に役立つツールを紹介します。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Googleが提供する無料の分析ツールです。「どのキーワードがユーザーに検索されているか」「設定したキーワードが何位に表示されているか」「実際にアクセスにつながったキーワードはどれか」といったキーワードに関連する情報をチェックできます。
他には、検索データベースに正しくインデックスされているかなど、検索におけるWebサイトのパフォーマンス全般の確認が可能です。
Googleアナリティクス
GoogleアナリティクスもGoogleが提供する無料の分析ツールであり、Webサイトを訪れたユーザーの行動を細かく把握できるのが特徴です。サイト全体や各ページのPV・UU数、流入経路、直帰率、離脱率、滞在時間といった重要な指標を確認できます。
さらに、サイト内でのユーザーの行動やアクセスに使われた端末、よく閲覧されているページなども分析可能です。
キーワードプランナー
キーワードプランナーはキーワードを選定するためのツールであり、Googleで広告を出稿すると使えるようになります。キーワードの競合性や月間の検索ボリュームの調査が可能です。
SEO対策では、キーワードの選定が欠かせません。キーワードプランナーを使い、適切なキーワードを選べば成果を出しやすくなります。
SEARCH WRITE
SEARCH WRITEは、コンテンツSEOの運用を最適化するためのツールです。対策すべきキーワードと施策の方針を提案する機能を備えています。施策管理までをツール上で行い効果検証ができる機能もあり、1つのツールで多くの作業を完結できるのが魅力です。
EmmaTools
EmmaToolsは、高いSEO効果を期待できるコンテンツを制作するライティングツールです。コンテンツ内で使用すべきキーワードの提案に加え、タイトル・見出しを始めとした各種タグの最適化も行えます。他に、最適な文字数の分析やコピペ率のチェックといった細かな分析も可能です。
WordPressでSEO対策をする場合のポイント
WordPressでの対策のポイントについて解説していきます。WordPressでサイトを構築している方は是非ご覧になってくください。
テーマを吟味して決める
WordPressは、Webサイトのデザインや構成のテンプレートとなるテーマを選択できるコンテンツマネジメントシステムの1つです。テーマには有料のものと無料のものがあり、好きなものを選ぶことができます。選ぶテーマによってはSEO対策がされていないので、対策がされているものを選ぶことが重要です。
クローラー対策に注意する
WordPressではコンテンツの執筆を直感的に行うことができます。ただし、ただ本文を書いてもSEOで有効とは言えません。執筆の際にはクローラーが適切に情報を読み取ることができるように以下の点を意識することが重要です。
- パーマリンクを設定する
- アイキャッチ画像を入れる
- 見出しをhタグで設定する
- 表・箇条書きをタグで設定する
SEO SIMPLE PACKなどのプラグインを使用する
効果的なSEO対策のひとつに、記事にメタ情報を設定する手法があります。しかし、WordPressにはそのための機能がありませんが、プラグインでこの機能を補完できます。そのおすすめのプラグインがSEO SIMPLEPACKです。これを導入すれば、メタ情報に関するSEO対策が可能になります。無料で使いやすいためおすすめです。
SEO会社を利用する場合
SEO対策を行う際は、プロが所属するSEO会社に依頼するのも1つの方法です。ここでは、SEO会社を利用する場合の注意点や費用などについて解説します。
SEOの会社を利用するときの注意点
SEO対策を扱う業者の中には、悪徳業者と呼べる企業もあります。例えば「すぐに順位が上がる」と断言するような業者は、検索エンジンのガイドラインに違反する「ブラックハットSEO」を使用している可能性があるでしょう。ガイドラインに背くとペナルティを課せられる恐れがあるため、業者選定には十分に注意してください。
SEO対策の費用
SEO対策にかかる費用は、提供されるサービスの範囲やプロジェクトの難易度によって大きく異なります。あくまでも目安ではありますが、SEOコンサルティングの相場は中小SEO会社で10万~50万円/月、SEOサイト設計は10万~100万円程度、コンテンツSEOは数千~10万円/1記事といったように幅があるのが一般的です。SEO会社が提案する内容をよく聞き、SEO対策を行った際の費用対効果を見極めて依頼する必要があります。
SEO会社に依頼するときは相談内容を決めておく
SEO会社は、SEO対策に関する全てのサービスを提供する会社があれば、リンクを貼るだけの会社もあります。会社によって提供するSEO対策のサービス内容や範囲、得意分野が異なるため、事前に相談内容を明確にすることが重要です。何をしたいのかはっきりしていないと最適な業者を選べず、コストだけが発生する恐れがあります。
SEO対策の実践方法に関するQ&A
SEO対策を実践する際には、疑問に感じることも多いでしょう。ここでは、SEO対策の実践方法に関してQ&A方式で解説します。
Q SEOを内製した方がいい?
SEOに関する知識が全くない状態で体制を構築をするのは、とても難しいことです。最初は外部の知見を活用し、時間をかけて内製化を目指すのが現実的でしょう。徐々に体制を構築していけば、無理なくSEO対策を導入できます。
Q SEOの失敗例にはどんなものがありますか?
他社を真似しただけのコンテンツを公開して検索エンジンからの評価が下がるのは、よくある失敗例の1つです。他には「コンテンツを公開したまま放置している」「適切なキーワードを選定できていない」といったことも成果に結びつかない失敗例として挙げられます。
Q 制作する記事の文字数は何文字くらいが良いですか?
記事の適切な文字数については、Googleの検索アルゴリズムでは直接的な評価基準にはなっていないことが知られています。つまり、文字数が多いからといってSEO評価が自動的に上がるわけではなく、逆に文字数が少ないからといって評価が低下するわけでもありません。
重要なのは、コンテンツの内容とその質です。適切な文字数は、扱っているテーマやユーザーが求める情報によって異なります。価値ある情報を提供し、ユーザーにとって有益で理解しやすいコンテンツを作成することが最も重要です。そのため、文字数に囚われず、コンテンツの質に焦点を当てるべきです。
Q 記事に動画を入れるのはSEOに有効ですか?
記事に動画を取り入れることは、SEOにおいて効果的な手法です。動画SEOを適切に行うことで、Webページや動画自体への検索流入が増加します。これは、検索結果における上位表示が容易になるためです。重要なのは、検索意図に合致したキーワードの選定と、コンテンツの関連性の高い動画の選択です。
動画を記事に含めることにより、ユーザーはより豊かな情報体験を得ることができます。また、動画コンテンツはテキストだけのコンテンツよりも視覚的に訴求力があり、ユーザーの関心を引きやすいです。さらに、動画サイトからの流入も期待できるため、異なるチャンネルからのトラフィックの増加にもつながる可能性もあります。
SEO対策の勉強方法
SEO対策は日々アップデートされています。SEOは継続して学習してくことが必要です。学習のために必要なことを解説していきます。
常にSEOの最新情報をチェックする
検索エンジンは、時代とともにどんどん高度になってきており、昔使えたテクニックが使えなくなっていることもあります。以前まではキーワードをひたすら盛り込めばよかったところから、あくまで内容あってのキーワードに変わってきています。また自作自演の被リンクはスパム扱いされるようになってきています。さらに、低品質コンテンツの量産はむしろサイトの評価を損ねるようになってきています。
例えば、2023年以降のトレントとしてボイスサーチ(音声検索最適化:VSO)の対応が求められます。また、動画コンテンツも並行して活用し、よりリッチな情報に仕立てることが必要です。さらに、AIや機械学習も活用し定期、よりユーザーに利益のある記事づくりが求められるということが考えられます。
SEO検定を活用する
SEO検定は、一般社団法人全日本SEO協会が主催するSEO対策の知識を証明する資格検定試験のことです。この試験には受験資格は特になく、誰でも受験することが可能です。試験は4択のマークシート形式となっており、60分間で80問の問題が出題されます。1級から4級までのグレードがありSEOの知識の証明に役立ちます。
セミナーを活用する
セミナーなどの外部情報から定期的にキャッチアップしていくことも必要です。株式会社ipeではSEOに関するセミナーを定期的に実施しています。ウェブ上で基本的に参加費は無料で開催されています。SEOについて学びたい方は参加についてぜひ検討してみてください。
テーマ | 開催日 | 時間 | 登壇者 | こんな人におすすめ | |
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【事例付き】ECサイトのSEO戦略!中長期的に流入と売り上げを伸ばす設計方法 | 2024年5月29日(水) | 14:00~15:00(15分前より入室可能) | 石原 凛子 | ・ECサイトの運用ご担当の方 ・ECサイトの流入や売り上げが伸びなくて悩んでいる方 ・SEOの戦略設計まで知りたい方 |
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AIコンテンツはSEOにどう評価される?注意点や低評価を避ける方法 | 2024年5月30日(木) | 14:00~15:00(15分前より入室可能) | 水越 貫太 | ・生成AIを使ったコンテンツを作成している方 ・AIコンテンツがSEOにどう影響するのか知りたい方 ・SEOの低評価を避けつつ生成AIを使用したい方 |
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SEO業者の選び方は?SEOコンサルの導入メリットを解説! | 2024年5月31日(金) | 14:00~14:30(15分前より入室可能) | 梅津 孝介 | ・SEOの外注業者を比較されたい方 ・SEOコンサルティングがどんなサービスか知りたい方 ・株式会社ipeについて知りたい方 |
2024年のSEOのトレンド
2023年は生成AIの本格始動など、SEOを巡る様々な変化が見られました。2024年において、SEO対策で気をつけるべきはどういった点でしょうか。
ゼロクリック検索
これは検索結果ページで直接回答が提供されるために、ウェブサイトへのクリックが発生しない現象です。たとえば、「今のアメリカ大統領」のような検索クエリに対して、Googleが直接答えを提供することで、ユーザーがウェブサイトを訪れる必要がなくなります。この問題への対策としては、結論を最初に提示するコンテンツ作成が考えられます。
AEO(Answer Engine Optimization)
これはユーザーの質問に対して迅速かつ正確に回答を提供することを目的としたSEOの手法です。Googleの検索エンジンやChatGPTなどのAI応答エンジン用にコンテンツを最適化することで、ブランド認知の拡大を目指す戦略です。FAQやQ&Aスタイルのコンテンツを含めることで、AEO対策が可能になります。
動画SEO
YouTubeが世界第二の検索エンジンであり、多くのユーザーがGoogle以外で情報を検索する際にYouTubeを利用しています。動画コンテンツはSEOの観点からも重要で、動画を通じてサービスや製品の導入を促進する効果があります。ただし、動画制作には手間とコストがかかるため、戦略的なアプローチが求められます。
さらにこれらのトレンドに対応するためにも、ウェブサイトの技術的なSEO対策や内部コンテンツの最適化、モバイルフレンドリーなデザイン、サイトマップの設定、Googleクローラーの適切な利用などの施策を続けることも重要です。
生成AIを使ったコンテンツ
2023年はChatGPTを始めとする生成AIが本格的に登場して注目を集めましたが、2024年も生成AIのトレンドが続くと考えられます。Googleも、制作方法を問わず高品質なコンテンツを評価すると公表しているため、生成AIはコンテンツ制作に役立つツールとして活用できるでしょう。
ただし、気軽にコンテンツを量産できるようになった分、さらに高い専門性や独自性が求められるようになっています。作業効率化のために生成AIを活用する一方で、専門性と独自性を損なわない工夫も必要です。
SGE
SGEとは「Search Generative Experience」と呼ばれる生成AI機能のことです。具体的には、ユーザーが検索エンジンに入力したキーワードに対してWebサイトの中から最適なものを抽出し、検索結果画面のトップに表示させる機能を指します。
現状ではまだ試運転段階にありますが、今後本格的に普及すればSEOへの影響は避けられません。コンテンツ内に簡単で分かりやすいまとめを用意するなど、今のうちから対策を行うことが大切です。
SEOとAI
近年AIの普及が急速に進んでいます。SEOにおけるAIの使い方、メリット、デメリットについて解説していきます。
現在AIができること
いまのAI技術の中核は「音声認識」「画像認識」「自然言語処理」「機械学習」です。最近のAIブームはこのうちの機械学習(ディープラーニング)によるものを指します。機械学習の登場によってコンピューターの爆発的な進化が進み、ChatGPTなどが登場するという経緯に至っています。例えば囲碁をうつなどシンプルな動作であれば高性能を発揮し、囲碁の世界チャンピオンを倒すようなコンピューターも現れました。ただし、人間のように複雑なマルチタスクをこなせるAIはまだ登場していないのが現状です。
AI生成コンテンツに対するGoogleの見解
Googleの見解としては、コンテンツの品質を向上させるためにAIを活用することに対しては問題ないという姿勢を示しています。AIを使用することで、有益で情報価値のあるコンテンツを生成することがしやすくなるので、ユーザーエクスペリエンスの向上や検索エンジン結果の質の向上に寄与する可能性があります。ただし、単に順位を上げるためのAI活用はスパムとして扱われる可能性があります。そのため、無闇にAIを使用することはお勧めできません。
参考:AI生成コンテンツに関するGoogle検索のガイダンス
SEO対策でAIを使うメリット・デメリット
AIを使うメリットとしてはAIに作業を任せることによる人件費の削減が考えられます。また、記事の内容や構成のアイデア出しにAIを使うことが考えられます。AIの使用により記事の内容をブラッシュアップすることや、より洗練された構成を作成する手助けとなります。ただし、出力されるアウトプットはそのまま使えるものではなく、修正作業が必要になり、かえって手間になる場合もあります。また、必ずしも正しい情報を出力するとは限らないので事実確認が必須です。
今後人間に求められること
人の感情を読み取るようなことをAIは苦手としています。そのため、検索意図を読み込んだ質の高いコンテンツの作成などは、人間による作業が不可欠です。またAIは大量のデータから学習した結果を元に既存の組み合わせを出力するだけなので、体験によるオリジナル情報などは人間にしか作ることはできません。また、サイト構造全体を考えてくれるようなAIもないので、そういった構造などを考えることも人間が行なっていく必要があります。
知っておくべきSEOの関連用語
ここでは、SEOと関連する用語について解説します。
SERPs
SERPsとは、Search Engine Results Pages(検索エンジン結果ページ)の略称で、ユーザーがキーワードを入力した際に表示される検索結果のページを指します。SERPsには、以下のようなものが含まれます。
- オーガニック検索結果:ユーザーの検索したキーワードを基に表示されるウェブページのリストです。
- スニペット:ウェブページから抽出された直接的な回答を指します。SERPsの上部のボックス形式で表示されます。
- 有料広告:「広告」や「Sponsored」として明示された広告が、SERPsの上部または下部に表示されます。これらは、Google広告などのプラットフォームを通じてキーワード入札を行い表示されます。
- ナレッジグラフ:SERPsの右側に表示される情報パネルで、ウィキペディアやGoogleのデータベースなどの信頼できるソースから抽出された事実や詳細を提供します。
- ローカルパック:「近くのベストレストラン」などの場所に基づくクエリに対して、検索エンジンは地図と関連するローカルビジネスのリストを表示するローカルパックを提供します。
SEM
SEM(Search Engine Marketing、検索エンジンマーケティング)は、文字通り、検索エンジンを活用したマーケティング活動を指します。このSEMは、特定のウェブサイトへの訪問者数を検索エンジン経由で増やすことを目的としたマーケティング手法の総称です。SEMには大きく分けて、SEO(検索エンジン最適化)とリスティング広告の二つの手法があります。つまりSEO自体もSEMの一部と見なすことが可能です。
さらに、このSEMは、Webマーケティングというさらに大きな枠組みの中に位置づけられます。Webマーケティングは、ウェブ上でのマーケティング全般を指し、SEMはその一部として重要な役割を担っています。したがって、Webマーケティングの枠内で、SEMを実施し、SEMの中でSEOやリスティング広告を適切に使い分けることが重要です。
MEO
MEO(Map Engine Optimization)は、地域性に特化したSEO(検索エンジン最適化)の手法です。このMEOは、ローカルSEOとも呼ばれ、Googleマップなどの地図検索エンジンで、特定の企業や店舗の情報が上位に表示されることを目指します。
具体的には、飲食店、医療施設、公共サービスなど、地域に密接に関連するキーワードが検索された際に、該当する施設の情報が上位に出るようにすることが目的です。たとえば、「東京のイタリアンレストラン」や「京都の歯科医院」といった地域と特定のサービスを組み合わせたキーワードに対応します。
MEOの実施には、Googleマイビジネスの利用が効果的です。Googleマイビジネスに情報を登録することで、Googleのローカルパックに表示される可能性が高まります。ローカルパックは、検索結果の上部に表示される枠で、施設名、地図、電話番号などが掲載されます。これにより、地域に根差したビジネスを運営している場合、潜在的な顧客に対してその存在を効果的にアピールすることが可能です。
クローラビリティ
クローラビリティは、ウェブサイト内での検索エンジンのクローラー(ロボット)の巡回を容易にする施策のことです。クローラーは、GoogleやBingなどの検索エンジンが、インターネット上の無数のウェブサイトから情報を収集し、巡回するために使用する自動プログラムです。これらのクローラーは、主にHTML、テキストファイル、CSSファイル、JavaScript、画像などの情報を収集します。
クローラビリティが高いということは、クローラーがウェブサイト内を効率的に巡回できることを意味し、それによってそのサイトが検索エンジンにインデックスされやすくなります。これは、ウェブサイトのSEOにおいて非常に重要な要素です。
具体的なクローラビリティを高める手法には、正しいHTMLでのタグの使用、サイト内部リンクの最適化、XMLサイトマップの作成などがあります。これらの手法によって、クローラーはサイト内の情報を効率的に収集でき、それが結果としてウェブサイトの検索エンジンでの可視性の向上に繋がります。
ページスピード
ページスピードは、ユーザーがウェブサイトを開いてからページが完全に表示されるまでの時間を指します。かつてはSEOの評価要素の一つに過ぎなかったこのページスピードですが、2018年7月のスピードアップデート以降、その重要性が一段と高まりました。この変化は、スマートフォンの普及と通信技術の進歩が背景にあります。これらの進化により、ユーザーのウェブサイトに対する期待も高まり、ページの表示速度への要求も厳しくなっています。
ページスピードが遅いと、ユーザーの離脱率が高くなることが報告されています。つまり、サイトの表示が遅いと、訪問者はすぐに離れてしまい、ウェブサイトのコンバージョン率(CV)やブランディングにも悪影響を及ぼしかねません。ウェブサイトの運営者は、ページスピードを最適化することで、ユーザーの体験を向上させるとともに、サイトのSEO評価を高めることが可能です。これは、ウェブサイトの成功に直結する重要な要素であり、継続的な改善が求められます。
モバイルフレンドリー
モバイルフレンドリーとは、スマートフォンでの操作・閲覧のしやすさを意味する概念です。
スマホからのインターネット接続が急増したことを受け、Googleはモバイルユーザーのニーズを満たすことに力を入れており、モバイルフレンドリーを意識したサイト作りをするように提唱しています。
それをさらに進めたものが「MFI(モバイルファーストインデックス)」です。従来はPCサイトがSEOの評価基準となり、スマホサイトの検索順位もPCサイトの評価に則って決定していました。しかしMFIの導入により、スマホサイトのSEO評価がメインとなり、それに準じてPCサイトの検索順位が決定しするようになっています。
MFI(モバイルファーストインデックス)について詳しくはこちら
検索意図(検索インテント)
検索意図とは、検索エンジンを使用するユーザーが検索キーワードを通じて実現したいことを指します。現在では検索エンジンのアルゴリズムは、ユーザーの検索意図を理解し、それに応じた検索結果を表示できるように進化しており、検索意図に沿ったページでなければ上位表示化は不可能です。
そのためSEO対策を行う上では、狙ったキーワードはどのような意図で検索されているのかを理解し、検索意図に沿ったページを作成することが欠かせません。
特徴 | |
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Goクエリ(行きたい) | 「◯◯を食べに行きたい」、「◯◯を訪れたい」という意図 |
Buyクエリ(買いたい) | サービスや商品を購入したいという意図 |
Knowクエリ(知りたい) | 単純な用語解説や大きなシステムや仕組みの紹介などを知りたいという意図 |
Doクエリ(したい) | 「実際に何かをしたい」という意図 |
検索意図を理解する上で役立つのが上記のフレームワークです。キーワードをそれぞれ4つの意図に大別し、そこからさらに深く検索意図を探っていくことができます。
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この記事の著者
監修者 土田 悠真
早稲田大学卒業後、東京地方検察庁に入庁。その後、株式会社ipeに入社。9か月でコンサルティングチームのリーダーに就任。年商150億円超えの中古品マーケットプレイス、商品数500万品超えのファッションECサイトをはじめとし、様々なジャンルのサイトをコンサルティング、分析を行う。 https://twitter.com/seotsuchida