SERPsとは?調査・分析するメリット、上位表示されるまでの仕組み・対策も解説!
SERP(サープ)とは、「Search Engine Result Page」の略で、検索エンジンの検索結果ページのことです。複数のページが表示されるので「SERPs」とも呼ばれることもあります。今回は「SERPs」に焦点を当て、その概要や調査・分析するメリット、表示される情報、自社サイトやページが上位表示されるまでの仕組みなどをご紹介します。気になるポイントを一挙確認しましょう。
SERPsとは?
SERP(サープ)とは、「Search Engine Result Page」の略で、検索エンジンの検索結果ページのことです。複数のページが表示されるので「SERPs」とも呼ばれることもあります。SERPsには、WebページのタイトルやURL、画像、広告などさまざまな情報が表示されます。また同じキーワードで検索しても、パソコンとスマートフォンとでは検索アルゴリズムが違うので、表示される情報も変化することが特徴です。
例:Googleで「SEO マーケティング」を検索した場合のSERPs
SERPsを調査・分析するメリット
SEOやリスティング広告の出稿・改善を検討する場合、SERPsの調査・分析は重要です。理由は、ユーザーのニーズや競合の動向などが確認でき、今後のWebマーケティングのヒントになる可能性があるからです。特に自社にとって重要なキーワードのSERPsは、定期的にチェックする必要があります。ユーザーニーズを満たす良質なコンテンツが提供できれば、自社サイトやページが上位に表示される可能性は高いでしょう。
SERPsに表示される情報10選
ここでは、SERPsに表示される情報について10選ご紹介します。
1.ユニバーサル検索
ユニバーサル検索とは、SERPsにWebページだけでなく、地図や画像、店舗、ショッピングなど、キーワードに関連したさまざまな情報を表示することです。
例えば、「渋谷 飲食店」で検索すると、観光案内サイトやグルメサイトのほかに、渋谷駅周辺にあるおすすめの飲食店が地図付きで表示されます。
2.パーソナライズド検索
パーソナライズド検索とは、ユーザーの検索行動に基づき、SERPsに表示されるページがその人に合わせて調整される機能です。
例えば、以下のような情報を元に、検索結果がカスタマイズされます。
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3.バーティカル検索
バーティカル検索とは、自分でカテゴリーを指定して検索できる機能です。不要な情報を省き、必要な情報にアクセスしやすくなります。
4.アンサーボックス
アンサーボックスとは、ユーザーからの質問に対し、検索エンジンが最適だと考える回答を表示するボックス領域のことです。要約された回答がSERPsに表示されるので、ユーザーはわざわざ個々のサイトにアクセスしなくても内容を把握できます。
【アンサーボックスの種類】
種類 | 概要 |
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強調スニペット | Webサイトの文章を引用した回答 |
ナレッジパネル | SERPsの右側に表示される情報枠 |
ライブリザルト | 検索キーワードに対して現在の情報が表示される |
5.リッチリザルト
リッチリザルトは通常の検索結果に加えて、FAQやパンくずリスト、レビューなどキーワードに関連した情報を具体的に表示する機能です。競合サイトと差別化できるので、ユーザーからのクリック率を向上させる要素になりえます。
6.リスティング広告
SERPsにはリスティング広告も表示されます。対策キーワードに対して興味・関心が強いユーザーへ広告を発信できるので、商品・サービスの宣伝や集客に効果的です。
7.サジェストキーワード
サジェストキーワードとは、検索したキーワードに関連するキーワードを自動で表示してくれる機能です。ユーザーニーズの高い情報が優先的に表示されるので、ユーザー心理を分析でき、SEOにも役立ちます。
8.Googleショッピング
Googleショッピングは、SERPsに商品画像や金額などを表示する機能です。商品名の検索だけでなく、条件を指定すれば商品の絞り込みもできます。例えば、「パソコン」で検索すると、デスクトップ型やノート型などさまざまな商品が表示されますが、「パソコン Mac」と検索すれば、その条件に合わせたより具体的な商品を表示してくれます。
9.Googleしごと検索(GoogleforJobs)
Googleしごと検索は、検索キーワードに対応した求人情報を表示する機能です。希望条件を入力して検索するだけで横断的に求人サイトを検索できます。
【指定できる条件の例】
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なおGoogleしごと検索に自社を表示させるには、構造化データのマークアップ(※)やサイトマップの設定が必要です。
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※クローラーにテキスト情報やコンテンツ内容を適切に理解してもらう施策
10.サイトリンク
ユーザーが企業名や商品名などの固有名詞で検索したとき、そのワードに関連しつつGoogleが有益だと判断したサイトリンクもSERPsに表示されます。表示されるようにするには、サイト内の構造やナビゲーションの整理といったSEO施策が効果的です。
SERPsに上位表示される仕組み
ここでは、自社サイトやページがSERPsに上位表示される仕組みについて3つの観点から解説します。
1.クローリング
クローリングとは、クローラーがWebサイトやページを巡回して情報を収集することです。インターネット上には膨大な数のコンテンツが存在します。そのため、クローラーがすべてのサイトやページを巡回するには時間がかかります。
クローラーにスムーズな巡回を促し、自社サイトやページを適切に評価してもらうためには、以下のような「クローラビリティ」を意識したSEO対策が必要です。
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2.インデックス登録
インデックス登録とは、クローリングで収集した情報が、Googleデータベースに登録されることです。インデックス登録されたWebサイトやページはSERPsに表示されるようになります。なお、登録有無はGoogle Search Consoleの「URL検査」機能で確認可能です。
【インデックス登録されやすくするポイント】
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3.スコアリング
インデックス登録の完了後、GoogleはそれぞれのWebサイトやページをスコアリングして、検索結果に表示する順位を決めます。検索順位を決めるアルゴリズムの要素は約200以上あると言われており、日々アップデートされています。高いスコアを獲得するには、以下のような「ユーザビリティ」を考慮したSEO対策が必要です。
【高いスコアを獲得するために必要なSEO対策】
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SERPsで上位表示させるにはGoogleの思想を理解することが大切
SERPsで自社サイトやページを上位表示させるにはGoogleが掲げる思想への理解が大切です。
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(引用:Googleが掲げる10の事実)
SERPsに自社サイトやページが上位表示される仕組みを理解して効果的なSEO対策を実施しよう!
このページでは、「SERPs」に焦点を当て、その概要や調査・分析するメリット、表示される情報、自社サイトやページが上位表示されるまでの仕組みなどについて解説しました。
SERPsには多くの情報が表示されます。自社に関する詳細な情報を表示できれば、ユーザーが自社に興味・関心を持ってくれる可能性は高いです。
SERPsで自社サイトやページを上位表示させるには、高品質なコンテンツを制作するだけでなく、効果的なSEOも行う必要があります。Googleの検索アルゴリズムが200種類以上あることから分かるように、対策方法はサイトやページごとにさまざまです。そのため、初めてSEOに取り組む方や何から始めれば良いかわからないという方は、SEOのプロに相談することをおすすめします。
株式企業ipeではSEOでの大手クライアント実績も多数ありますので、SEOを検討する際にはぜひ一度ご相談ください。
SEOに関するご相談があれば、ぜひipe(アイプ)へご相談ください。