スニペットとは?種類から表示方法までどこよりもわかりやすく解説!

スニペットとは?種類から表示方法までどこよりもわかりやすく解説!

SEOの知識を持っている方なら「スニペット」という言葉を知っていることが多いかもしれません。スニペットはGoogle検索で誰もが日々目にしている、検索画面最上位に表示される概要のことです。しかし、実際にスニペットを活用できるくらい詳しく理解できているでしょうか。本記事ではスニペットの種類から表示方法までどこよりもわかりやすく解説します!

スニペットとは

スニペットの元々の意味は「断片」で、SEOの領域では、検索結果に表示されるWebサイトの説明文のことです。
なおプログラミングの領域にもスニペットという用語があり、こちらはプログラミング言語のうち切り貼りできる部分のことを指します。
この記事ではSEOのスニペットについて解説します。

自分が求めるWebサイトかどうかがすぐにわかる

スニペットの有益性は、「スニペットがなかったらどうなるか」と考えると実感できるでしょう。Googleなどの検索エンジンで検索すると、URLやページのタイトルと一緒に説明文が表示されます。Webサイトの概要を説明しているこの文こそスニペットです。

Google検索を使っている人は、スニペットを読んで自分が求めるWebサイトかどうか判断していると思います。もしスニペットがなく、URLとページ・タイトルだけだったら、そのWebサイトを開かないと内容がわかりません。それはとても面倒な作業です。
スニペットは検索エンジンの利用者にWebサイトの概要を素早く教える親切ツールといえます。

スニペットの種類

  • 通常のスニペット
  • 強調スニペット
  • リッチスニペット

スニペットには上記の3種類があります。

通常のスニペット

通常のスニペットは、強調スニペットでもリッチスニペットでもないスニペットのことです。
検索結果のページ・タイトルの下にある100字程度の文章が通常のスニペットです。
Google検索の場合、スニペットに使われる文章は、ページの本文から引用したものか、メタディスクリプションの文章が使われ、それはGoogleが選びます。

強調スニペット

強調スニペットとは、ユーザーがGoogle検索で検索した際に、その回答となる情報を、信頼性の高いWebページから抽出して、検索結果の最上位に強調表示する仕組みのことです。

例えば、「◯◯とは」で検索すると、高確率で強調スニペットが表示されます。
表示の仕方は、テキストや画像、リスト、表、動画など様々です。

▽強調スニペットの例

強調スニペットの表示に成功すれば、通常の検索順位とは別に、検索結果の最上位に表示されるため、多くの検索流入が期待できます。

リッチスニペット

リッチスニペットとは、通常のスニペットに加えて画像やレビュー、商品価格、リンクなどが表示されるスニペットのことです。
表示内容が通常のテキスト表示よりも豊富(リッチ)になるため、リッチスニペットと呼ばれます。
レシピや企業名、商品、サービスのレビューで検索すると、リッチスニペットが表示される確率が高くなります。

▽リッチスニペットの例


リッチスニペットの表示に成功するとユーザーの目に留まりやすくなり、他サイトより検索順位が低くても、クリック率で上回れる可能性があります。ただし、やはりこちらも、リッチスニペットにするかどうかはGoogleが決めます。

リッチスニペットとして表示されるもの

  • 画像
  • 動画
  • 求人情報
  • 商品情報、価格
  • 検索窓
  • イベントの開催日時など

スニペットがSEO対策で重要とされている理由

スニペットはSEO対策において重要な要素になります。上記でもスニペットがもたらすメリットを紹介しましたが、それ以外にもSEOにプラスになる理由があるので紹介します。

サイトへの流入数増加につながる

スニペットがSEO対策で重視されるのは、表示位置や形式によって視覚的に目立つことで、検索結果からの流入数増加が見込めるためです。
特に強調スニペットの場合は、Googleアルゴリズムによって選定されたうえで検索結果の最上位に表示されるのでユーザーから信頼されやすくクリック率の向上を期待できます。

ダイレクトにSEO対策になる

スニペットは「SEO対策につながる」だけでなく、これがそのまま「ダイレクトにSEO対策」になります。
構造化データとは、Webサイト上の情報を検索エンジンが理解できるように組み立てたデータのことです。
したがってスニペットを構造化データ対応にすると、検索エンジンによりよく理解してもらえます。検索エンジンは、よりよく理解できたWebサイトをより上位に表示するので、これはすなわちSEO対策そのものです。

リッチスニペット、または強調スニペットに選ばれる方法

リッチスニペットや強調スニペットはいわば「グーグル検索の特等席」なわけですが、Googleのアルゴリズムが選定するため、Webサイトの所有者が意図的にコントロールすることはできません。
しかし、リッチスニペット表示や強調スニペット表示を狙った措置を講じることで「特等席」を射止める可能性が高まります。

リッチスニペットに選ばれる方法

リッチスニペットを狙うにはWebサイトに次の措置を講じるとよいでしょう。

Googleガイドラインの要件を確認する

リッチスニペットに表示されるためには、Googleガイドラインが定めている要件を満たす必要があります。「構造化データに関する一般的なガイドライン」というGoogleの公式ドキュメントに、必要な要件が記載されているので必ず確認するようにしましょう。

構造化データを正しくマークアップする

ガイドラインを確認した上で、構造化データを正しくマークアップすることが重要です。
構造化データのマークアップとは、HTMLで書かれた情報をGoogleに理解されやすいようにタグを使って記述することです。構造化データのマークアップでは通常のHTMLとは異なった記述方法がされます。

現在リッチスニペットの表示形式は30種類あります。Googleの公式サイトを参考に自身のサイトに合った構造化データをマークアップするようにしましょう。

強調スニペットに選ばれる方法

強調スニペット対策には次の3つがあります。

1つずつ確認していきます。

SEO対策の基本を見直す

強調スニペットに表示されるためには、基本的なSEO対策ができている必要があります。Webサイトが検索順位1ページ目の1位~10位に入っていれば、強調スニペットに表示される可能性が高まります。
しかし11位以下の場合、強調スニペットに表示される可能性は極端に低下します。自サイトが11位以下の場合は、そもそも強調スニペット化が難しいので、SEO対策をして検索順位を上げることから始めましょう。

また、強調スニペットは入れ替わりが激しいので、安定的に強調スニペットに表示されるのは難しいでしょう。そのため強調スニペットのみを目指すのではなく、基本的なSEO対策によって検索上位表示を目指しつつ、同時に強調スニペット化を狙う、という戦略をおすすめします。

基本的なSEO対策としては「キーワードの選定やコンテンツの質と量が適切か」「クローラが正しく巡回できる構造になっているか」などがあります。これらの観点で自サイトを見直してみてください。

回答形式かどうかを確認する

強調スニペットは、ユーザーが質問の回答を素早く得るための仕組みといえます。つまりGoogleは検索ユーザーの利便性を向上させるために強調スニペットを導入しました。
そのため、コンテンツ内の強調スニペット化を狙う箇所が、質問に対する回答の形式になっているか確認しましょう。

具体的には「○○とは」といった書き出しで、120~140字程度で端的に回答し、その下にさらに詳細に説明を加えるといった書き方が有効です。
また、リスト形式や表形式の一覧性が高い回答形式も強調スニペット化されやすい傾向にあります。

見出し設定を確認する

見出し設定を正しく行うことも重要です。ユーザーが検索しそうな質問クエリを見出しに入れられているか、また見出しをh1、h2などのHTMLタグでマークアップできているかを確認しましょう。

見出し設定を正しく行うことで、よりユーザーに分かりやすく情報を提供できるようになり、強調スニペットに採用されやすくなります。
またGoogleがクロールしやすくなることで、SEO対策になるというメリットもあります。

スニペット対策を行ううえでのポイント

スニペット対策に取り組むとき、次の3点に注意してください。

1つずつみていきます。

スニペット表示をコントロールすることはできない

スニペットに採用される文章は、そのWebサイトのなかのどこかに書かれてあるものですが、それを決めるのはGoogleであり、Webサイトの所有者でありません。
つまりWebサイトの所有者がGoogleに「この部分をスニペットに採用してください」と依頼することはできません。
したがってWebサイトの所有者ができることは、どこを切り取られても魅力的なスニペットになるように書き込んでいくことくらいです。

強調スニペット表示で流入が減る場合がある

意外に感じるかもしれませんが、自サイトが強調スニペットに採用されたせいで自サイトへの流入が減ることがあります。
それは強調スニペットの内容が充実しすぎていて、検索したユーザーがそれで情報を得ることができてしまうことがあるからです。

ユーザーの検索意図を満たしたページがスニペットに採用されやすい

Googleはユーザー・ファーストを徹底しているので、スニペットもユーザーが検索目的を達成しやすいように設計されています。
したがってスニペットで使われる文章は、ユーザーの検索意図を満たしたページから引用される傾向があります。
そのためスニペット表示を魅力的にするには、ユーザーの検索意図を念頭に置きながらコンテンツを作成し、検索意図の回答となる文章に有益情報を盛り込む必要があります。
すなわち、ユーザーが「閲覧してよかった」「読んでよかった」「このコンテンツと出会えて得をした」と思えるコンテンツや文章をつくっていくことが、最良のスニペット対策になります。

スニペットは自社サイト訪問のきっかけに!まずは基本のSEO対策を見直してみよう

スニペットは、ユーザーの目に留まりやすいため、自社サイト訪問の重要なきっかけになります!スニペット表示を狙うためには、第一に検索上位に入る必要があります。自サイトが検索上位に入れていない場合は、まず基本のSEO対策を見直してみましょう。
また、強調スニペットと、リッチスニペットでは対策方法が異なるため、目的に合わせてそれぞれ適切な対策をすることが大切です。

株式会社ipeではSEO対策を一気通貫でおまかせいただけます。貴社サイトを無料で分析するサービスも実施中ですので、お気軽にご相談ください。

この記事の著者

監修者 土田悠真

早稲田大学卒業後、東京地方検察庁に入庁。その後、株式会社ipeに入社。9か月でコンサルティングチームのリーダーに就任。年商150億円超えの中古品マーケットプレイス、商品数500万品超えのファッションECサイトをはじめとし、様々なジャンルのサイトをコンサルティング、分析を行う。ツイッターはこちら。
@seotsuchida

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