オウンドメディアとは?立ち上げから運用まで初心者にもわかりやすく解説!

オウンドメディアとは企業自体が保有するメディアのことで、具体的にはホームページやブログ、Webマガジンなどのことです。かつては、ブログのことを指すことが多かったのですが、現在ではその形態や内容は多様化しています。そのため、「そもそもオウンドメディアとは?」「意味ない?」「何から始めればいいの?」と悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。 この記事では、大規模サイトを中心に300社以上の支援実績のある株式会社ipeが、オウンドメディアの基本から立ち上げ、成功のポイントを解説します。
オウンドメディアとは?
オウンドメディア(Owned Media)とは、企業や組織が自社で所有・運営するメディアのことです。一般的にはホームページやブログ、Webマガジンのことを指すことが多いですが、パンフレットや広報誌も含める場合もあります。
オウンドメディアは、企業や組織がマーケティングするうえで、消費者との接点を持つ媒体である「トリプルメディア」の一つです。CMや広告などの「ペイドメディア」、SNSのような「アーンドメディア」とともに、広報の中枢となります。
トリプルメディアの種類と定義 | ||
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種類 | 定義 | 具体例 |
Owned Media |
企業が自ら所有・管理するメディア | 企業HP、ブログ、アプリ、メールマガジン、パンフレット |
Paid Media |
広告費を払って露出するメディア | テレビCM、新聞・雑誌広告、リスティング広告、SNS広告、ディスプレイ広告 |
Earned Media |
消費者や第三者によって無料で露出するメディア | SNSでのシェア、口コミ、レビュー、ニュース記事 |
オウンドメディアと公式サイトの違い
項目 | オウンドメディア | 公式サイト |
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目的 | 潜在顧客との接点づくり、情報提供、ブランディング | 企業・サービスの基本情報提供、信頼性確保 |
内容 | 記事・コラム・ノウハウ・ストーリーなど継続的コンテンツ | 会社概要、商品紹介、採用情報、問い合わせ先 |
更新頻度 | 定期的に記事を追加 | 基本情報更新が中心で頻度は低め |
特徴 | SEO対策や情報発信で集客を強化 | 正式な情報源として信頼性重視 |
幅広い意味では、公式サイトもオウンドメディアの一種であるといえるでしょう。しかし、一般的には役割が違うため、それぞれ分けて考えられています。
公式サイトは、会社概要や商品情報などを正確に伝える「信頼性の拠点」です。会社概要、サービス一覧、問い合わせ先といった公的な情報を網羅することで、企業が何者であるかを明確にし、社会的な信頼を築くことが主な目的です。
一方で、オウンドメディアは記事やコラムを通じて潜在顧客と接点を増やし、ブランド理解や集客を目的とします。両者を組み合わせることで、企業は認知から信頼構築までを効果的に実現できるでしょう。
オウンドメディアの種類
種類 | 特徴 |
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公式サイト型 | 既存の公式サイト内にブログなどのコンテンツを設ける |
独立型 | 公式サイトとは別に、専用のメディアを立ち上げる |
オウンドメディアは、「公式サイト型」と「独立型」の2種類に分けられます。
「公式サイト型」は、企業の公式サイト内にブログやコラムといったコンテンツセクションを設ける形態です。既存のドメインパワーやサイトの信頼性を活用できるため、集客が比較的容易で、既存顧客にも情報を届けやすいというメリットがあります。
「独立型」は、公式サイトとは別に、専用のWebサイトを立ち上げる形態です。独立しているため、デザインやコンセプトを自由に設計でき、特定のターゲットに特化した専門的なコンテンツを提供できます。
オウンドメディアに含むコンテンツの種類
オウンドメディアに含むコンテンツの例 |
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オウンドメディアでは、読者の疑問解決や自社の専門性を示すために、多様なコンテンツが活用されます。
代表的なコンテンツは、読者の興味を引くコラム記事や、具体的な活用方法を示す導入事例です。また、特定のテーマについて深く掘り下げたホワイトペーパーや、顧客の疑問に答えるFAQなども含まれます。
それぞれ異なる役割を担い、潜在顧客を育成し、最終的なビジネスの成果へとつなげるための重要な要素です。
オウンドメディアを運営する目的
オウンドメディアの運営目的は、潜在的な見込み客を単なる顧客で終わらせず、自社の「ファン」へと引き上げ、長期的な関係を築くことにあります。これは、ユーザーが抱える課題に対して、継続的に価値ある情報を提供することで実現できるでしょう。
ユーザーは、コンテンツを通じて企業に対する信頼感や愛着を深め、購買後も企業と関わり続ける「ファン」へと変わっていきます。すると、口コミやSNSでの情報拡散など、自社にとって有益な行動を自発的に起こしてくれるようになるかもしれません。
オウンドメディアを運営する5つのメリット
オウンドメディアを運営するメリット |
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オウンドメディアを運営することで得られるメリットは、主に上記の5つです。オウンドメディアを運営する必要性があるか、メリットをもとに検討しましょう。
認知度を高められる
オウンドメディアは、自社やサービスを知ってもらえるきっかけになります。たとえば、ユーザーが検索したときに課題解決の記事がヒットすれば、「役立つ情報を提供している会社」として自然に認知が広がるでしょう。
記事やコンテンツは公開後も検索から長く読まれ続けるため、時間をかけてじわじわと知名度が積み重なります。結果的に「名前は知っている」「記事を読んだことがある」という接点が増え、まだ接触していない潜在層にも存在感を示せるでしょう。
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◎コンテンツディレクターのコメント |
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品質の高いコンテンツが充実すれば、Googleから専門性の高いサイトであるという評価が高まります。露出の増加につながり、さらなる認知度の拡大が見込めるでしょう。自社商品やサービスの売り上げ増加も期待できます。 |
広告宣伝費を削減できる
オウンドメディアで一度記事やコンテンツを公開すれば、資産として積み上がり、検索やSNSで長期的に流入を生み出し続けます。広告のように掲載をやめた瞬間に効果が途絶えるものではないため、費用を抑えながらも長期的な流入が見込めるでしょう。
もちろん、運営には人件費や制作費が必要です。広告費のように「出稿しなければゼロ」にはならず、過去のコンテンツも新しい読者を呼び込む働きを持ち続けるのです。
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◎コンテンツディレクターのコメント |
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一つのコンテンツを多角的に展開することで、部署を横断した情報共有や業務効率化にもつながります。コンテンツを制作したら、社内でも共有するとよいでしょう。 |
ブランディングにつながる
オウンドメディアは、自社の専門性や知見の深さを証明するための最適なツールです。単に商品やサービスの情報を紹介するだけでなく、業界のトレンド解説や専門家によるQ&A、独自の調査データなどの発信もできます。すると、読者から「この会社は知識が豊富だ」「この分野なら信頼できる」と認識してもらえるでしょう。
競合他社にはない独自のブランドイメージを構築でき、単なる顧客ではなく、企業の熱心なファンへと育てられます。
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◎コンテンツディレクターのコメント |
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お役立ち情報をタッチポイントにして、企業の理念や文化、社員の想いといった深い情報につなげるのもおすすめです。会社のパーソナリティが深く伝われば、顧客との信頼関係が築けます。 |
優秀な人材の確保・定着に貢献する
オウンドメディアは、求人サイトだけでは伝えきれない会社の魅力を伝えるツールとして非常に有効です。具体的には、社員のインタビュー記事やオフィスツアーの動画、プロジェクトの裏側などを発信することで、求職者は入社後の働き方や会社の雰囲気を具体的にイメージできます。
企業の文化や価値観に共感した質の高い人材からの応募を促して、入社後のミスマッチを減らすことにもつながるでしょう。
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◎コンテンツディレクターのコメント |
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リクルーティングにオウンドメディアを活用する場合は、導線づくりが大切です。求人ページにリンクを設置したりSNSを活用したりして、幅広い層に届けましょう。 |
現在ではオウンドメディアリクルーティングという概念も生まれており、さまざまな企業がオウンドメディアを活用した採用を実施しています。
コンテンツを資産として活用できる
オウンドメディアで制作したコンテンツは、企業にとっての貴重な資産となります。この資産はWebサイト上での集客だけでなく、さまざまな用途で再利用できるため、制作にかかった労力やコストを最大限に活かせるでしょう。
たとえば、コンテンツをまとめて電子書籍にする、SNS投稿やメールマガジンのネタとして活用するなどの活用法が挙げられます。また、自社のノウハウや知見が詰まっているため、営業資料や新入社員のオンボーディング資料としても有効活用できるでしょう。
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◎コンテンツディレクターのコメント |
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一つのコンテンツを多角的に展開することで、部署を横断した情報共有や業務効率化にもつながります。コンテンツを作成したら、社内でも共有するとよいでしょう。 |
オウンドメディアを運営するデメリット
オウンドメディアを運営するデメリット |
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オウンドメディアの運営は多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。成功させるためには、デメリットを事前に理解し、対策を講じることが重要です。
立ち上げや運営に費用がかかる
オウンドメディアを立ち上げるには、サーバー代やドメイン代といった初期費用に加え、継続的な運営コストも発生します。コンテンツ制作を外部に依頼する場合は、ライティング費用やデザイン費用が必要です。
また、社内で運営する場合でも、人件費や教育コストがかかるため、運用体制を整えるには相応の予算を確保しなければなりません。
短期的な効果は見込めない
オウンドメディアは、制作したコンテンツが検索エンジンに評価され、多くの人に届くまでに時間がかかります。一般的に、成果が出るまでには半年から1年以上かかるとされています。広告のように即効性はないため、短期間で売り上げを伸ばしたい場合や、すぐに結果を出したい場合には不向きです。
効果的に運営するには知識やノウハウが求められるオウンドメディアで成果を出すには、コンテンツ制作だけでなく、SEOやアクセス解析、SNS運用など、幅広い専門知識が必要です。これらのノウハウがないまま運営しても、効果は限定的になってしまいます。社内に専門人材がいない場合は、外部の専門家からアドバイスを受けたり、アウトソースしたりするなど、知識やノウハウを補うための対策が必要です。
しかし、「知識やノウハウがなくても、社内で継続的に記事コンテンツを制作したい」という方は多いのではないでしょうか。ipeでは、企画から執筆・効果検証が一つで完結するAIライティングツール「Deep Editor」を提供しています。豊富な記事制作の経験で得られたノウハウを凝縮しているため、誰でも簡単に品質の高い記事コンテンツの制作が可能です。
オウンドメディアを立ち上げるための6STEP
オウンドメディアを立ち上げる手順 |
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オウンドメディアを運営していくことが決まったら、紹介する手順に従ってメディアを立ち上げていきましょう。いきなり始めようとするのではなく、方針を定めるのがポイントです。
1.目的を設定する
オウンドメディアを立ち上げる際は、まず「なぜ、このメディアを運営するのか」という目的を明確にしましょう。たとえば、「ECサイトの売り上を20%向上させる」「新サービスの認知度を3倍に高める」「会社の採用活動を強化する」といった、具体的かつ定量的な目標を立てます。
この目的が定まらないと、その後の戦略がすべて曖昧になり、効果的な運用ができません。
目的の例 |
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・見込み客の獲得と育成:潜在的な顧客に役立つ情報を提供し、サービスや商品に興味を持ってもらい、最終的な購入へと導く。 ・ブランディング:企業の理念や想い、こだわりを伝えることで、競合他社にはない独自のブランドイメージを確立する。 ・採用活動の強化:会社の雰囲気や社員の働き方を公開し、企業文化に共感する優秀な人材からの応募を増やす。 ・直接的な収益化:アフィリエイト広告や有料コンテンツの提供など、メディア自体を新たな収益源にする。 |
2.ペルソナやコンセプトを設定する
目的が明確になったら、そのゴールを達成するために「誰に」「何を」「どのように」届けるかを具体的に決めていきます。まず、「ペルソナ」として、ターゲットとなる読者の人物像を詳細に設定しましょう。
たとえば、「都内在住で、4歳の娘を持つ35歳の会社員」のように、年齢や職業、ライフスタイル、抱える具体的な悩みを深掘りします。それによって、誰に役立つコンテンツをつくるべきかが明確になるはずです。
ペルソナをつくるときに含める要素の例 |
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名前・性別・年齢・職業・家族構成・住まい・趣味・悩み ……など |
次に、ペルソナに向けてどのような情報を提供し、どのようなメディアとして見せるかを「コンセプト」として定義します。たとえば、「忙しいママのためのオーガニック食育マガジン」のように、メディアの個性を一言で表現できるようにすることが望ましいです。このコンセプトが、コンテンツの方向性やトーン&マナーを統一する役割を果たすでしょう。
3.キーワードを選定する
ペルソナが持つ悩みや疑問を解決するために、「どのような検索キーワードでユーザーが情報を探しているか」を調査・選定しましょう。オウンドメディアの作り方が知りたいというニーズなら、「オウンドメディア 作り方」というようにキーワード化していきます。
検索ボリュームや競合の状況を分析しながら、ユーザーの検索意図に合ったキーワードをリストアップすることで、効果的な集客ができるでしょう。
4.コンテンツを作成する
次に、選定したキーワードを基に、記事や動画などのコンテンツを実際に制作します。単なる情報提供ではなく、ペルソナの悩みを解決できる、質の高いオリジナルコンテンツを意識することが重要です。記事コンテンツを制作する場合は、検索エンジンで上位表示されている記事を確認してください。
検索エンジンで上位表示されている記事は、ユーザーのニーズに合った記事である可能性が高いからです。ただし、他サイトの文言をコピーアンドペーストしたり無断引用したりしないように気をつけましょう。
5.拡散・運用する
コンテンツを公開したら、より多くの人に届けるための施策を実行します。SNSやメールマガジンを通じてコンテンツの存在を知らせたり、他のウェブサイトからリンクを貼ってもらったりするなど、積極的に拡散しましょう。
メディアを立ち上げてすぐの時期に、検索結果の上位を獲得することは簡単ではありません。自社のSNSやメールマガジンでリンクを貼る、プレスリリースを配信するなどして流入数が稼げるようになると、Googleの評価につながります。
また、公開したコンテンツも、情報が古くならないように定期的に更新したり、新しい情報を追加したりすることが大切です。
6.効果測定をする
「オウンドメディアはつくって終わり」にはなりません。オウンドメディアの成果をさらに高めるためには、効果測定と改善のサイクルを回すことが不可欠です。オウンドメディアの検証に役立つのがGoogle Analyticsです。これを活用すると、訪問者数やページの閲覧数、ECサイトへの流入数定などを把握でき、施策の効果を確認できます。
どのコンテンツが読まれているか、どの流入経路が効果的かを把握することで、今後のコンテンツ戦略をより効果的に調整できるでしょう。
オウンドメディアを成功させるための戦略
オウンドメディアを成功させるための戦略 |
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オウンドメディアの成功は、単に情報を発信するだけでなく、「ユーザーに寄り添うこと」と「継続的な努力」によって実現します。読者の悩みを解決する質の高いコンテンツを、SEOやSNSも活用して届け、その効果を分析しながら改善を続けることが不可欠です。
この一連のサイクルを粘り強く回すことで、メディアは企業の強力な資産となり、読者との間に強固な信頼関係を築けるでしょう。
株式会社ipeでは、コンテンツSEOやテクニカルSEO、UI/UX設計といった幅広い領域でオウンドメディア支援を行っています。「深い知見のもと、オウンドメディア運営支援を行ってほしい」、「一気通貫でオウンドメディアの支援を依頼したい」という場合には、ぜひ一度弊社の無料サイト分析を活用してみてください。
株式会社ipeが手掛けたオウンドメディアの成功事例
ここでは、弊社が手掛けたオウンドメディアの成功事例を紹介します。これからオウンドメディア運営を始めようと考えている方は、確認してみてください。
株式会社メガスポーツ
課題 | ・サイトリニューアルによるオーガニック流入減少 |
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施策 | ・テクニカルSEO ・コンテンツ戦略・企画 |
効果 | ・セッションの減少を下げ止め ・毎月オーガニック流入数が向上 |
オリジナルブランドも展開する大手スポーツ用品店である株式会社メガスポーツでは、サイトリニューアルによりオウンドメディアの流入減少に悩んでいました。
テクニカルSEO、コンテンツSEOに注力することにより、セッションの減少は下げ止まり、毎月オーガニック流入数を伸ばし続けています。現在はWEB MAGAZINEにてランニングシューズの選び方などスポーツ用品に関するさまざまな情報発信をして、webマーケティングに注力することで、ビジネス成長に貢献しています。
株式会社コナカ
課題 | ・ブランドの認知拡大/サイトへの流入数拡大 |
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施策 | ・コンテンツマーケティング |
効果 | ・サイト流入数の継続的増 ・ ブランドの認知拡大 |
オーダースーツの「DIFFERENCE」はアプリ・webを活用することから、webプロモーションの活用が特に重要視されてきたブランドです。プロモーションの一環として立ち上げられたブランドサイトではコンテンツSEOの実施により、「ブランドの認知拡大」に大きく貢献しています。
株式会社LIXIL
課題 | ・サービスの認知拡大 ・広告依存からの脱却 |
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施策 | ・コンテンツSEOの戦略設計・企画 |
効果 | ・新規流入の継続的獲得 |
LIXILの短時間リフォームサービス「リクシルPATTOリフォーム」では新規流入・顧客の獲得を広告に依存している状態が続いていました。安定した新規流入獲得のために、コンテンツSEOを実施。新規流入の継続的獲得を実現しています。
株式会社KADOKAWA
課題 | ・流入数拡大 |
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施策 | ・ テクニカルSEO/UIUXコンサルティング |
効果 | ・ 新規流入の継続的獲得 |
伝統的な出版社様ではありますが、ニコニコ動画で有名なドワンゴとの経営統合を基盤としたデジタルカンパニーでもあり、日本、世界に向けてコンテンツを発信し続けています。オウンドメディアを通じて、コンテンツを発信するための基盤として、テクニカルSEOに着手。より強固な新規流入の基盤を築きあげています。
株式会社イマジカデジタルスケープ
課題 | ・潜在ニーズの獲得 |
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施策 | ・テクニカルSEO/コンテンツマーケティング |
効果 | ・潜在ニーズへのアプローチ |
イマジカデジタルエスケープでは、デジタルクリエイターに特化した人材ビジネスを主軸にした事業を展開しています。テクニカルSEOとコンテンツマーケティングを両輪で実施することにより、潜在ニーズの獲得にオウンドメディアを有効活用している事例です。
株式会社イマジカデジタルスケープの事例についてさらに詳しく見てみる
オウンドメディアに関するよくある質問
ipeには企業から、オウンドメディアに関するさまざまな質問が寄せられています。その一部を紹介するとともに、その質問に回答します。
Q.オウンドメディアとはなんですか?
A.企業が自社で保有・運営するメディアのことです。
一般的にホームページやブログ、ウェブマガジンがこれに該当します。また、パンフレットや広報誌をオウンドメディアに数える企業もあります。新聞やテレビなどの一般的なメディアは他者のことを報じますが、オウンドメディアは自社のことを発信していきます。
Q.オウンドメディアを成功させるポイントはなんですか?
A.顧客、消費者、ユーザーにとって有益な情報を継続して発信していくことに尽きます。
オウンドメディアもメディアである以上、発信された情報の受け手であるユーザー、顧客、消費者のためになるコンテンツを提供しなければなりません。多くの企業にとってメディアをつくることは初めての経験となるはずなので、立ち上げから軌道に乗るまではWebサービス会社のサポートを受けてみてはいかがでしょうか。
Q.オウンドメディアで売り上げは上がりますか?
A.「絶対に売り上げが上がる」と約束することはできませんが、「オウンドメディアをやらないよりは売り上げが上がる確率が高くなる」ことは断言できます。
ただオウンドメディアの売り上げ効果はすぐに現れるものではありません。長期的なビジョンを持って取り組む必要があります。自社や自社製品・サービスのブランディングや顧客のロイヤリティ向上、潜在的顧客の獲得などに成功すれば、目にみえる形で売り上げが上がっていくはずです。
Q.BtoB企業がオウンドメディアを導入するメリットはありますか?
A.BtoB企業はBtoC商材に比べれば競合が少ないため見てもらえるチャンスがあります。
また商材の性質上、検討期間が長いからこそ顧客もじっくり検討するため、見てもらいやすい傾向にあるでしょう。また、制作したコンテンツは資料として営業活動に活用できるなど、投資を回収しやすいのもメリットの一つです。
オウンドメディアは商品と企業の魅力を発信する
オウンドメディアは、質の高いコンテンツを作れば、見込み客の獲得やブランディング、採用活動の強化といった効果が期待できます。また、高品質のコンテンツにより検索順位が上位になれば、広告宣伝費の削減も可能です。
ただし、即時的な効果は出にくく、ユーザー目線のコンテンツが必要なために時間と手間が必要になります。オウンドメディアの運営に際し社内で理解が得られるよう、運営の目的をはっきりさせておきましょう。
株式会社ipeでは、テクニカルSEOはもちろん、コンテンツマーケティングやUI・UX設計までオウンドメディアのSEO対策を一気通貫でおまかせいただけます。貴社サイトを無料で分析するサービスも実施中ですので、自社サイトについて「悩みを抱えている」「不安がある」という方は、お気軽にご相談ください。
SEOに関するご相談があれば、ぜひipe(アイプ)へご相談ください。