トラフィックとは?マーケティングやSEOでの意味、分析・増加させる方法
Webサイトを運営していると、トラフィックとSEOの関連性について気になる方は多いのではないでしょうか?トラフィックは、Web集客をする上で非常に重要な指標です。今回はトラフィックに焦点を当て、その概要やSEOとの関係性、流入元、増やす方法、確認方法などをご紹介します。気になるポイントを一挙確認しましょう。
トラフィックとは?Webマーケティングでの意味
トラフィックとは、Webマーケティングにおいて、ユーザーがWebサイトに訪問した回数・セッション数などのWebサイトに生じたアクセス数のことです。
また、トラフィックユーザーがどのページを経由して自社サイトにアクセスしてきたのかや、どの検索サイトからの流入が多いのかなども確認・分析できるため、Webサイトを改善する際の手助けになります。
トラフィックとSEOとの関連性
Webサイトへのトラフィックは、SEO対策として重要な指標です。
Googleはアクセス数が多いWebサイトほど、ユーザーにとって価値のあるサイトだと評価する傾向にあるので、自社サイトの検索順位を上位にするには、トラフィックを増やす必要があると言えます。
しかし、Googleのアルゴリズムの傾向から、同じユーザーに何度もアクセスしてもらう方法では、Webサイトの検索順位に影響がありません。最悪の場合、Googleペナルティの対象になる可能性すらあります。
そこで、近年のSEO対策では、トラフィックと同じくらい「サイト滞在時間」や「セッション数」が重要指標として注目され始めました。
Webサイトを運営する際は、トラフィックの発生元を分析し、現状どのようなコンテンツがユーザーニーズが高いのかを分析する必要があると言えるでしょう。
トラフィックの流入元
トラフィックは、流入元ごとに、以下の3つに分類できます。
|
1.検索
検索とは文字通り、自然検索によって発生したトラフィックです。
これは、自然検索の「オーガニックサーチ」と有料の「リスティング広告」の2つに分類できます。
オーガニックサーチ(自然検索)
オーガニックサーチとは、検索結果のうち、広告からのアクセスを除いたものです。
自社サイトを検索順位上位に表示できれば、不特定多数のトラフィックを獲得できるでしょう。
【オーガニックサーチの例】
|
リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果に連動して表示される広告です。
検索連動型広告とも呼ばれ、広告主は特定のキーワードを検索したユーザーに対して、検索画面の上部や下部に商品・サービスの広告を表示させることができます。
リスティング広告によるトラフィックは、1クリックごとに課金額が発生するため、継続的にコストがかかります。しかし、検索キーワードに対してターゲットや広告文を設定して配信できるため、顧客の見込みが高いユーザーのトラフィックを獲得しやすいというメリットがあります。
2.参照サイト
参照サイトとは、Webサイトのリンクをクリックし、別サイトに移動したときの、流入元となったWebサイトのことです。 別名「リファラー」や「参照トラフィック」とも呼ばれます。
主な参照トラフィックは、検索エンジン以外からのアクセス(記事内のリンクやブログ、メルマガ内のURLからの流入)が一般的です。
参照サイトのトラフィックでは、自社が集客用に設置したリンクで効果的に集客できているかを確認できます。また、流入元の情報を分析すれば、ユーザーの興味・関心が把握・分析できるだけでなく、それに伴う問題点や改善点も分析可能です。
3.ノーリファラー
ノーリファラーとは、流入経路が不明のアクセスです。
流入元が特定できないアクセスとは、たとえば以下が該当します。
|
ノーリファラーのトラフィックは、何らかの形でWebサイトの存在を知っている顧客からのアクセスを確認できます。たとえば、自社が保有する顧客リストにメルマガを配信し、メルマガに掲載されたURLからの流入はノーリファラーとしてトラフィック処理されます。
トラフィックを増やす方法
ここでは、トラフィックを増やす方法について4点解説します。
1.対策キーワードを見直す
Googleの検索アルゴリズムは、ユーザビリティが高いWebサイトを検索順位上位へ表示させる仕組みです。そのため、対策キーワードの選定は重要な役割を担っており、対策キーワードを検討し直すだけで、トラフィックの増加が期待できます。
検索キーワードを決定する際は、ターゲットへの訴求やユーザビリティを意識したものを選択しましょう。
2.コンテンツの品質を改善
対策キーワードを意識したテキストばかりのコンテンツでは、ユーザビリティが低くなり、離脱率も高くなりがちです。
そのため、デザインやCTAの設置箇所などコンテンツの品質を意識することも大切です。
サイト設計がターゲットやユーザーの興味を惹くデザインになっているかやテキストのフォント・サイズ、配色加減などが見やすいかなど、さまざまな観点からコンテンツの品質を確認し、改善を図りましょう。
3.更新頻度を上げる
新しくページを追加したり、古いコンテンツを更新したりなど定期的にWebサイトの更新を行うことも重要です。
掲載情報を常に「最新」にすることで、ユーザーからのサイトへの信頼性が向上し、トラフィックの増加が期待できます。
その結果、Googleからもユーザビリティが高い、高品質サイトと認識され、検索順位向上が期待できるでしょう。
4.レスポンシブデザインを意識する
レスポンシブデザインが意識されたコンテンツ作りも、トラフィックの増加が期待できます。
レスポンシブデザインとは、閲覧ユーザーの画面サイズに合わせてページレイアウトを自動で最適化してくれるデザインのことです。
特に近年では、スマートフォンやタブレットの普及に伴い、モバイル媒体でインターネットを利用する機会が増えました。そのため、モバイル媒体で閲覧することが考慮されたページ制作が要求されてます。
モバイルユーザーからの流入を増やせれば、トラフィックの増加が期待でき、自社サイトの検索順位上昇にも期待できるでしょう。
トラフィックの確認方法
ここでは、トラフィックの確認方法についてご紹介します。
Webサイトのトラフィック計測には解析ツールを用いることが一般的です。
今回は以下の2点をご紹介します。
|
1.Google Analytics(グーグルアナリティクス)
Google Analyticsとは、Googleが提供する無料解析ツールです。
ユーザーがWebサイトに訪問した際、どのように行動したかを把握できます。
また、トラフィック量やトラフィックの発生元も確認可能です。
「集客」の「チャネル」の項目から、流入元を確認できるため、今自社サイトに必要なアプローチは何かを分析するためにも、まずは解析を行い、現状を把握してみましょう。
2.Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefsとは、全世界で約60万人が導入している有料SEO分析ツールです。
自社だけでなく、競合サイトの被リンク分析や検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワード、SNSでの反応などを分析・把握できます。
【Ahrefsの特徴】
|
Ahrefsはサイト全体だけでなく、ページ単体でのトラフィックも計測できるため、より詳細に分析したい場合におすすめのツールです。
ただし、Ahrefsは有料版しかリリースされていないので、初めてトラフィック分析を行う場合は、無料で利用できるGoogle Analyticsをおすすめします。
トラフィックを増やすために自社サイトのSEO対策を始めよう!
このページでは、トラフィックに焦点を当て、そのSEOとの関係性、流入元、増やす方法、確認方法などについて解説しました。
トラフィックは、SEO対策を行う最終目標でもあり、WebサイトやWeb広告を運営する上で重要な指標です。
トラフィックを増やすためには、自社に必要な最適なアプローチを分析することが重要です。
まずはトラフィックの流入元を解析し、様々な課題点を抽出・対応していくところから始めてみましょう。
弊社ではトラフィックやSEOに関して知識やノウハウを持っています。株式会社ipeではSEOでの大手クライアント実績も多数ありますので、SEOを検討する際にはぜひ一度ご相談ください。
SEOに関するご相談があれば、ぜひipe(アイプ)へご相談ください。