回遊率とは?目安となる数値や確認方法、上げるための具体的な施策も解説!
回遊率とは、Webサイトに訪問したユーザーの1セッションあたりのPV数のことです。今回は「回遊率」に焦点を当て、その概要や重要性、計算方法、目安・目標値、確認方法、下げてしまう原因、改善すべきページ、上げるための具体的な施策などをご紹介します。気になるポイントを一挙確認しましょう。
回遊率とは?
回遊率とは、Webサイトに訪問したユーザーの1セッション(※)あたりのPV数のことです。検索や広告などから流入し、Webサイト内のさまざまなページを閲覧することでPV数が増え、回遊率が上がる仕組みです。
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※ある特定の期間内にWebサイトに訪問したユーザーの訪問回数
回遊率の重要性:SEOにも関係
直帰や離脱を少なくして、ユーザーにさまざまなページを閲覧してもらえてば、回遊率は上がります。回遊率が高いということは、ユーザーがサイト内のコンテンツに興味・関心をもっているということでもあります。その結果、資料請求や申し込みなどのCV(コンバージョン)の増加が期待できます。またサイトを気に入ってもらえれば、再訪問の促進に期待でき、広告価値の上昇やブランド認知も期待できるでしょう。さらに回遊率の高さは、検索エンジンからの評価にも関係し、SEOの観点から見ても重要な要因の1つです。
回遊率の計算方法
回遊率=PV数÷訪問回数(セッション数) |
たとえば、PV数が10000で、訪問回数が5000だった場合、回遊率は2.0となります。
直帰率との違い
直帰率とは、Webサイト全体のセッションのうち、最初のページだけを見て直帰してしまったセッションの割合を表す指標です。
【計算方法】
直帰率[%]=直帰数÷訪問回数(セッション数)×100 |
離脱率との違い
離脱率とは、Webサイト全体のセッションのうち、あるページがセッションの最後のページとなった割合を表す指標です。
【計算方法】
離脱率[%]=離脱数÷訪問回数(セッション数)×100 |
回遊率の目安・目標値
回遊率の目安は、運営するサイトの種類ごとに大きく異なります。
なお、弊社が考える目安は以下のとおりです。参考程度におさえておきましょう。
サイトの種類 | 目安の数値 |
---|---|
ECサイト | 9.00前後 |
ブログサイト | 1.00~1.45前後 |
企業サイト | 5.00前後 |
回遊率の確認方法:Googleアナリティクス
回遊率はGoogleアナリティクスにて、以下の方法で確認できます。
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回遊率を下げてしまう原因
ここでは回遊率を下げてしまう原因について3点解説します。
Webサイトのユーザビリティが低い
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上記の要因はユーザーの直帰や離脱の原因となり、回遊率を下げる原因につながるので注意が必要です。
コンテンツの品質が低い
ユーザーニーズが満たされていないコンテンツが多いWebサイトは興味を持ってもらいにくいです。ユーザーの検索意図を分析し、利用満足度を高められるようなコンテンツ作りが大切です。
適切な内部リンクが設定されていない
適切な内部リンクが設置されていないと、ユーザーはすぐに離脱して競合サイトへ遷移してしまう可能性が高いです。サイト内のページをたくさん閲覧してもらうためにも、内部リンクの設置を心がけましょう。
回遊率を上げるために改善すべきページは?
では、具体的にどのようなページを改善すれば、回遊率の向上につながるのでしょうか。ここでは3点解説します。
流入数が多いページ
もともと流入数(PV数)が多いページの直帰や離脱を減らせば、サイト全体の回遊率の向上が期待できます。適切な内部リンクを設置したり、コンテンツを改善したりして、ページの改善を図りましょう。
直帰率・離脱率の高いページ
サイト全体の回遊率を低下させる直帰率や離脱率が高いページは、ユーザビリティやコンテンツの中身に問題がある可能性があります。Googleアナリティクスなどでデータを分析し、改善を図りましょう。
回遊率が高すぎるページ
回遊率が高いページでも、滞在時間が極端に短い場合は、ユーザーがサイト内のさまざまなページを閲覧した結果、求めていた情報が見つからず、競合のページに遷移した可能性があります。ユーザーの検索意図やニーズに適したコンテンツ作りを意識しましょう。
回遊率を上げるために必要な具体的施策
ここでは、回遊率を上げるために必要な具体的施策について5点解説します。
ユーザビリティの改善
ページスピードの改善やCSSやJavaScriptなどの軽量化、画像の最適化、サーバーの高速化などを実施してユーザーの利便性を意識したサイト制作を心がけましょう。また内部リンクの最適化もユーザビリティの改善に効果的です。
コンテンツの改善
ユーザーの検索意図に合わせて、コンテンツも改善しましょう。画像や動画、表、グラフなどを活用しながらニーズに合った最新の有益コンテンツの提供を意識します。関連ページへの誘導なども効果的です。
画像や装飾を意識する
基本的に、Webに掲載された文章は読み飛ばされてしまうことが多いです。見出しや色付けされた強調文字だけを読んでも意味が通じるような工夫を凝らし、画像や装飾でユーザーの興味を惹きましょう。
レスポンシブデザインを考慮する
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でもページが読みやすいように、レスポンシブデザインを考慮したWebサイトに改善しましょう。
UI設計やサイトマップも改善する
例えば、ハイパーリンクの説明やアイキャッチ画像の設定、導線となるボタンの設置、サイト内検索やナビゲーションの設置、サイトマップの設置なども回遊率を上げる要因となります。
回遊率を改善して自社が求める成果の達成を目指そう!
このページでは、「回遊率」に焦点を当て、その概要や重要性、計算方法、目安・目標値、確認方法、下げてしまう原因、改善すべきページ、上げるための具体的な施策などについて解説しました。
回遊率の改善は、運営するWebサイトで成果を出すために必要不可欠な要素です。Webサイトに訪問したユーザーを満足させられるよう、コンテンツの質やUI/UXの見直しを図り、自社サイトの回遊率を上げましょう。
また、株式企業ipeではSEOでの大手クライアント実績も多数ありますので、SEOを検討する際にはぜひ一度ご相談ください。
SEOに関するご相談があれば、ぜひipe(アイプ)へご相談ください。