インプレッションとは?Webマーケティングにおける重要性や効率的に増やす方法も解説!

ipeサービス資料や最新SEO情報、事例などお役立ち情報をご提供します
Webマーケティングにおけるインプレッションとは、SNSや広告、Webコンテンツなどが表示された回数を示す指標です。
今回は「インプレッション」に焦点を当て、その概要や重要性、カウントの仕組み、効率的に増やす方法、他のWeb用語との違いなどをご紹介します。気になるポイントを一挙確認しましょう。
インプレッションとは?
Webマーケティングにおけるインプレッションとは、SNSや広告、Webコンテンツなどが表示された回数を示す指標です。一般的にWeb広告の場合は広告の表示回数を、SNSの場合は投稿の表示回数を表します。
インプレッションの重要性・仕組み
Web広告の出稿料や配信料は出稿媒体ごとに異なりますが、基本的には「インプレッションの回数」で計算される傾向にあります。特にWeb広告の場合は、1000インプレッションあたりで計算する媒体が多いです。広告出稿の基本は、最小の予算で最大の成果を上げることにあります。インプレッション数は、その経過を把握できる大切な指標なので、マーケティングをする際に意識するべき指標のひとつと言えるでしょう。
CPM(インプレッション単価)とは?
CPMとは、「Cost Per Mille(※)」の略で、「インプレッション単価」と訳します。意味は「広告が1,000回表示されるごとの広告費」です。例えば、50万円の広告費で500万回のインプレッションがあった場合、CPMは以下の計算式で算出できます。
CPM = 広告費 ÷ インプレッション数 × 1,000 |
例:500,000 ÷ 5,000,000 × 1,000 = 50(円) |
ーー
※「Mille」は、ラテン語で「1,000」を意味します。
インプレッションを効率的に増やす方法:Web広告編
ここでは、Web広告のインプレッションを効率的に増やす方法について3点ご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
1.広告予算の増額・入札単価の見直し
Web広告を出稿する際は、出稿主が事前に広告予算を設定します。その後、予算の範囲内で広告費がおさまるよう、媒体が自動で配信数を調整します。つまり、広告予算を増やすことで広告の配信数も増える仕組みです。広告の配信数が増えれば、より多くのユーザーに広告を見てもらえる機会が増えるので、おのずとインプレッション数も伸びやすくなるでしょう。
またWeb広告の入札単価を見直すことも、インプレッション数の向上に効果的です。Web広告の入札単価とは、クリック単価の上限金額のことです。1クリックごとにかかる広告費は、基本的にオークションで決定されます。入札単価は自社で設定できますが、競合他社が多いと要求される入札単価は上がります。インプレッション数を向上させたい場合は、入札単価の増額も検討しましょう。
2.キーワード・マッチタイプの見直し
Web広告を出稿する際に指定のキーワードを設定されるかと思いますが、あまりにターゲットに絞りすぎると、見てくれるユーザーの数が少なくなってしまうため、インプレッション数は伸びにくいです。なので、ある程度ターゲットは絞りつつも、より広範囲のユーザーに配信されるようなキーワードの設定を心がけると良いでしょう。
3.広告の品質の見直し
Google広告の配信には、広告ランク(※)が影響します。広告ランクが上がると、配信数が増えたり、仮に入札単価を少し下げたとしても広告が上位表示されやすく、インプレッションやクリック率が上がりやすい傾向にあります。広告の品質に関する評価は、設定したキーワードと広告との関連性で判断されます。各自、広告に記載されたタイトルやテキストなどの見直しを検討しましょう。特にリスティング広告の場合、ユーザーは検索したキーワードに対する興味が強い傾向にあるので、クリックしたWebページとユーザーの興味が一致しているかどうかの「品質」は必ず確認しましょう。
ーー
※ページ上でどの広告をどの位置に表示するかを決定する数値・指標。広告はオークションにかけられ、競合やユーザーの検索背景、広告の品質などに応じてランクは日々変動します。
補足:インプレッションと他のWeb用語との違い
ここでは、インプレッションと他のWeb用語との違いについて5点解説します。
PV(ページビュー)
PVとは、「Page View」の略で、対象ページの閲覧数を表す指標です。ページの閲覧数と広告の表示回数は必ずしも同じ数値になるとは限りません。例えば、1ページに2つの広告が掲載されている場合、WebページのPVは1、広告のインプレッションは2と計算されます。また、ユーザーはすべての広告が表示される前に離脱する可能性もあります。表示された広告数のみをインプレッションとして計測する媒体もあるので、各自出稿先の定義も確認・把握しておくと良いでしょう。
リーチ
リーチとは、メディアや広告を見たユーザーの数を表す指標です。例えば、1人のユーザーが同じ広告を2回見た場合、インプレッションは2、リーチは1と数値にズレが生じます。広告を閲覧したユーザーの数を正確に把握するには、リーチ数も確認すると良いでしょう。
エンゲージメント
エンゲージメントとは、SNSのコンテンツや広告において「いいね・リツイート・コメント」などユーザーから受けたリアクションを表す指標です。広告が表示されるとインプレッションは1とカウントされますが、エンゲージメントは、ユーザーからのアクションがなければ0として処理されます。
CTR(クリック率)
CTRとは、「Click Through Rate」の略で、Web広告の表示回数から広告をクリックした割合を示す指標です。主にWebサイトへ誘導できる良質な広告かどうかを計る指標として活用できます。
なお計算方法は以下の通りです。
CTR(クリック率)= クリック数 ÷ インプレッション数 × 100 |
CVR(成約率)
CVRとは、「Conversion Rate」の略で、広告をクリックしてWebページに訪問したユーザーがどのくらいのCV(コンバージョン)に至ったかの割合を示す指標です。集客やサイトパフォーマンスを計る指標として活用できます。
なお計算方法は以下の通りです。
CVR(コンバージョン率)(%)= コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100 |
インプレッション数を伸ばし自社サイトのPV数やCV数を向上させよう!
このページでは、「インプレッション」に焦点を当て、その概要や重要性、カウントの仕組み、効率的に増やす方法、他のWeb用語との違いなどについて解説しました。
インプレッションはユーザーからのクリック率や成約率、自社の売上向上に関係する重要な指標です。ぜひ本記事を参考に、その重要性や仕組みを理解し、マーケティングにご活用いただけましたら幸いです。
なお、自社サイトのインプレッション数を増やす施策としてSEOが効果的です。弊社はSEOに関してのノウハウが豊富です。株式会社ipeではSEOでの大手クライアント実績も多数ありますので、SEOを検討する際にはぜひ一度ご相談ください。
SEOに関するご相談があれば、ぜひipe(アイプ)へご相談ください。
この記事の著者
監修者 土田悠真
早稲田大学卒業後、東京地方検察庁に入庁。その後、株式会社ipeに入社。9か月でコンサルティングチームのリーダーに就任。年商150億円超えの中古品マーケットプレイス、商品数500万品超えのファッションECサイトをはじめとし、様々なジャンルのサイトをコンサルティング、分析を行う。ツイッターはこちら。
@seotsuchida