エンゲージメントとは?SNSや従業員における定義や重要性、高めるポイントも解説!

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エンゲージメントとは、「つながり」「約束」などの意味を持つ単語です。使用シーンごとに意味合いは異なりますが、主に「深いつながり」を表現する言葉として用いられます。ビジネスにおいては職場と従業員との関係性、SNSにおいてはユーザーとの関係性を表現するケースが多いでしょう。
今回は「SNS上でのエンゲージメントと従業員エンゲージメント」に焦点を当て、その概要や重要性、高めるメリット、高めるためのポイントなどをご紹介します。気になるポイントを一挙確認しましょう。
エンゲージメントとは?:SNS上での定義
SNS上でのエンゲージメントとは、「いいね・RT・コメント」など、ユーザーからのリアクションを表します。またユーザーとの深い関係性と言い換えることもできます。企業はSNSを通じてユーザーとのエンゲージメントを高めることが可能です。なおエンゲージメントを投稿が表示された数(インプレッション数)で割った数字をエンゲージメント率と言います。
SNS運用におけるエンゲージメントの重要性
SNS運用においてエンゲージメントは重要な指標です。エンゲージメント率は投稿を見てくれた人のうち、実際にアクションを起こしてくれた割合を表す指標です。なので、エンゲージメント率は、現状顧客からどのくらいの支持が得られているかの判断材料になりえます。エンゲージメント率を高めることでファンの増加や売上の拡大に直結しやすくなるという観点から、マーケティングにおいては重要な指標として活用されています。
各SNSのエンゲージメント
実は各SNSごとにエンゲージメントとしてカウントされるユーザーアクションは異なります。ここでは代表的なSNSとして「Twitter」や「Instagram」を例に挙げ、それぞれ見ていきましょう。
Twitterでは主に以下のアクションがエンゲージメントにカウントされます。
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確認方法
投稿したツイートの「ツイートアクティビティを表示」から確認できます。
エンゲージメント率の算出方法
Twitterのエンゲージメント率を計算する方法は以下です。
(エンゲージメントの総数)÷(インプレッション数)= エンゲージメント率 |
Instagramでは、主に以下のアクションがエンゲージメントにカウントされます。
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確認方法
プロフィールのオプションから「ビジネスプロフィールに切り替える」をクリックしましょう。「インサイト」からエンゲージメントを確認できます。
エンゲージメント率の算出方法
Instagramのエンゲージメント率を計算する方法は以下です。
(エンゲージメントの総数)÷(インプレッション数)= エンゲージメント率 |
また、「投稿のシェア」もエンゲージメントに含めた場合の計算方法は以下です。
(エンゲージメントの総数 + シェア数)÷(フォロワー数)= エンゲージメント率 |
SNS上でのエンゲージメントを高めるポイント5選
ここでは、SNS上でのエンゲージメントを高めるポイントについて5点解説します。ぜひ参考にしてみてください。
1.ペルソナを設定する
ペルソナとは、年齢や性別、所在地、年収、趣味、休日の過ごし方など、自社がターゲットにしたいユーザー像を詳細に設定したものです。効率的にエンゲージメントを高めるには万人受けではなく、ターゲットを絞った情報発信が効果的です。
2.過去の投稿を分析する
各SNSのエンゲージメントを確認し、過去の投稿を分析してみましょう。エンゲージメント率が高かった投稿の特徴を理解することで、ユーザーの流行や思考を掴みやすくなります。新規の投稿に取り入れれば、効果的にエンゲージメント率を高めることができるでしょう。
3.投稿日時を意識する
投稿は、できるだけ多くのユーザーが閲覧しやすい時間帯に行いましょう。またペルソナごとに閲覧しやすい時間帯は異なります。ペルソナの生活リズムを把握・分析し、どのタイミングの投稿がベストかを考えてみると良いでしょう。
なお一般的にSNSのアクティブ率が高いのは、以下の時間帯です。
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4.ハッシュタグを活用する
投稿にハッシュタグを盛り込むことも効果的です。ハッシュタグから検索してくるユーザーは、検索キーワードに対してある程度興味を持っていることが多い傾向にあります。なお人気のキーワードや過去の投稿は「トレンドリサーチツール」などで把握・確認できます。積極的に活用していきましょう。
【おすすめのトレンドリサーチツール】
名称 | 概要 |
---|---|
BuzzFinder | ・Twitter投稿全量をほぼリアルタイムで収集・分析できる
・キーワードへの言及状況を毎日手軽に確認できる ・指定キーワードに関するアラート設定が可能 |
Boom Research | ・最大3年2ヶ月前のデータを確認可能
・最大規模の口コミデータベースを保有 ・80種類以上の分析メニューを搭載 |
Social Insight | ・複数のSNSを横断的に調査・分析できる
・複数メディアを一括管理できる ・競合・ベンチマーク企業との比較が容易 |
5.積極的にコミュニケーションをとる
SNSは、ユーザーとコミュニケーションがとりやすいサービスです。反応が返ってくるとわかると、ユーザーは積極的にアクションしてくれる傾向にあります。エンゲージメントを高めるためにも、ユーザーがした投稿への「いいね」やコメント返しなど積極的にユーザーと交流してみると良いでしょう。
エンゲージメントとは?:従業員エンゲージメントの定義
従業員エンゲージメントとは、企業と従業員との信頼関係を意味する指標です。
従業員エンゲージメントを高める主な要素は、主に以下の3点です。
要素 | 概要 |
---|---|
1.働きやすさ | 周囲の人との関係性が良好に保たれ、職場が自分に適していると感じられているか |
2.やりがい | 従業員が「こうありたい」と感じる願望が達成されているか |
3.指針への共感 | 企業の目指すビジョンや職場の社風などに共感できているか |
従業員エンゲージメントの重要性・高めるメリット
従業員エンゲージメントの重要性・高めるメリットは、主に以下の4点が考えられます。
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従業員エンゲージメントを高めると、会社全体のモチベーションが向上しやすいです。主体的に動く従業員が増え、会社全体からポジティブな雰囲気が出始めるでしょう。業務の効率化や今までにない斬新なアイデアの創出が期待できます。
また同時に従業員の離職率低下も期待できます。従業員が長期的に働いてくれれば、継続的かつ高品質な商材の提供が可能です。売上向上にもつながり、会社のさらなる発展や企業競争力の向上も期待できるでしょう。
さらに会社への愛着が湧き始めると、従業員は身内や知人に「自分の職場を紹介したい」と考え始めるかもしれません。従業員エンゲージメントの向上は人材確保にも効果的なのです。
従業員エンゲージメントを高めるポイント5選
ここでは、従業員エンゲージメントを高めるポイントについて5点解説します。
1.従業員エンゲージメントの現状を把握する
まずは、会社内の現状を把握する必要があります。現状把握には社内アンケート調査が効果的です。従業員が会社にどのような印象を持っているのか、現状どのような意識を持って仕事をしているのかなどアンケートを通じて大まかに把握しましょう。アンケート結果を見て現状を分析し、改善策を練りましょう。
【社内アンケート調査の流れ】
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2.企業の理念や今後のビジョンを発信する
企業の理念や今後のビジョンの共有も大切です。将来性が見えないと、従業員は不安を感じやすく、仕事に対するモチベーションが低下しがちです。社内報や社内SNS、ブランドブックなどを積極的に活用し、従業員エンゲージメントを高めていきましょう。
3.働きやすい環境づくりを意識する
各従業員を適材適所へ配置し、すべての従業員が健全に働けているかの確認も大切です。従業員が現状の労働環境などに疑問や不安を感じている場合は、ワーク・ライフ・バランスの実現を図りながら環境の整備を行いましょう。
4.社内コミュニケーションの活発化を検討する
社内でコミュニケーションが取れていないと、業務の連携が上手くいかなかったり、従業員が孤独感を感じたりなどさまざまなデメリットが生じます。例えば、社内SNSやビジネスチャットなどのコミュニケーションツールを活用し、気軽にコミュニケーションが取れる環境づくりに努めると、従業員エンゲージメントが高まりやすいでしょう。
5.教育・研修を実施する
従業員に対する教育や研修の実施は、職場における業務やマナーの習得、スキルアップに欠かせません。従業員は仕事やスキルが身につき、指導者は自身の業務や立ち位置を再確認できるでしょう。
各エンゲージメントを高めて自社の成長を促進させよう!
このページでは、「SNS上でのエンゲージメントと従業員エンゲージメント」に焦点を当て、その概要や重要性や高めるメリット、高めるためのポイントなどについて解説しました。
エンゲージメント率を高めることで、会社全体のモチベーションアップや離職率の低下、売上・利益の増加、人材確保、ファンの獲得などにつながりやすいです。本記事を参考にまずはSNSの投稿をブラッシュアップしたり、従業員の声に耳を傾けたりなど具体的な施策を実施することで、エンゲージメント率が高い組織作りを進めてみてはいかがでしょうか。
なおエンゲージメントについてもっと詳しく知りたいという方はぜひ弊社にご相談ください。弊社はエンゲージメントに関してのノウハウが豊富です。また株式会社ipeではSEOでの大手クライアント実績も多数ありますので、SEOを検討する際にもぜひ一度ご相談ください。
SEOに関するご相談があれば、ぜひipe(アイプ)へご相談ください。
この記事の著者
監修者 土田悠真
早稲田大学卒業後、東京地方検察庁に入庁。その後、株式会社ipeに入社。9か月でコンサルティングチームのリーダーに就任。年商150億円超えの中古品マーケットプレイス、商品数500万品超えのファッションECサイトをはじめとし、様々なジャンルのサイトをコンサルティング、分析を行う。ツイッターはこちら。
@seotsuchida