空白文字とは?コピペ可能な特殊文字コード一覧や簡単なやり方を解説!
空白文字とは、文字と文字の間や行頭などに入力する余白のことです。姓名の間などの形式的なものから、文字配置を調節するデザイン的なものまで、さまざまな場面で用いられます。こちらでは、空白文字の概要やSEOとの関係、コピペ可能な特殊文字コード一覧などを紹介しますので、手軽に空白文字を活用するための参考にしてください。
空白文字とは?
空白文字は、文字と文字の間や行頭などに余白(スペース)を入れて、文章の整形や配置を調節するための重要な要素です。
一般的には、スペースキーやTabキーを使用したり、HTMLで特殊文字コードを使ったりすることで表示されます。
例えば、「鈴木 太郎」のような苗字と名前の間に使われる形式的なものから、文字の配置を調節するデザイン的なものまで、空白文字が使われるシーンはさまざまです。
しかし、空白文字を過度に使用すると、文章の読みやすさが損なわれるばかりか、検索エンジンの評価にも悪影響を及ぼす可能性があります。適切なバランスを保ちつつ、文章のデザインや可読性を考慮して空白文字を活用することが大切です。
空白文字とSEO関係性
Web業界では基本的に、「全角スペースはSEOに悪影響だ」と言われがちです。
理由は、Googleがコンテンツの内容を判断する際、文字列や単語を認識して判断するからです。
Googleは運営者がどのような意図でコンテンツを作成したかまでは判断できません。
例えば「東京 渋谷 おすすめ ラーメン」のように表現すると、「単語を羅列しただけの無意味なコンテンツ」と認識され、Googleペナルティの対象になる可能性があります。そのため、使用には十分注意しましょう。
なお空白文字を表現したい場合、「CSSのinline-block要素で調整する方法」が最もおすすめです。理由は、GoogleがCSSに対して「デザインを調整するもの」という認識をしているからです。
CSSで空白文字を表現することで、Googleペナルティの対象になるリスクを下げることができるでしょう。
コピペ可能!空白文字の一覧と打ち方
ここでは、コピペするだけで使用できる空白文字の一覧を紹介します。
文字実体参照
文字実体参照は、キーボードの入力では表示困難な特殊文字コードをHTMLで表現するための方法です。
文字実体参照を利用することで、特定の空白が検索エンジンに正しく解釈されないリスクや、文字化けの可能性を軽減させることができます。
空白を表現する特殊文字コードは以下の通りです。
→無視・改行されない空白文字(スペースキーの半角スペースと同じ広さ)
 →「 」より少し広い空白文字  →「 」より広い空白文字  →「 」より狭い空白文字 |
各特殊文字コードは組み合わせて使用できるため、異なる文字を組み合わせたり、同じ文字を調整したりすることで、好みの空白幅や視覚的な配置を調整することが可能です。文字実体参照はWebデザインやコンテンツ制作において特に有用であり、異なるブラウザや環境での一貫性を保つためにも重要といえるでしょう。
半角スペース
半角スペースは、文章内の単語を通常のスペースで区切るために使われますが、ページの表示幅によっては単語が途中で改行されたり、無視されたりすることがあります。
この問題を解決するために、HTMLでは「 」という特殊文字コードが利用されます。これは「non-breaking space」の略で、「改行しないスペース」を意味します。
通常のスペースとは異なり、テキスト内で「 」を使用することで、単語間のスペースが必ず改行されず、一貫性のあるレイアウトが実現されます。特に文章中の数値や固有の名前など、分割されて表示されると意味が変わる箇所で「 」を活用することで、読みやすさや正確性を確保できます。
また、連続で「 」を活用しても、打ち込んだ個数分だけ空白が作れます。
半角スペースの出し方と使用例は以下の通りです。
【半角スペースの出し方】
←<!–半角スペース1個分–> ←<!–半角スペース2個分–>
←<!–半角スペース3個分–> |
【使用例】
SEOでお悩みの場合は 株式会社ipeにご相談ください! |
全角スペースを入力
全角スペースは、日本語などの文字列において、文字と文字の間に入れる空白を表現するための方法です。例えば、「あ いうえお」といった風に、全角スペースを使うことで適切な間隔を持った表示ができます。ただし、これは空白を表現する簡便な手段ですが、注意が必要です。
全角スペースを過度に使用すると、検索エンジン最適化(SEO)に悪影響を及ぼしかねません。例えば、「Webサイ ト」といった形で単語を分断すると、検索エンジンが正しく認識せず、ページのランキングや検索結果に支障をきたす可能性が高まります。
そのため、ページのSEOに配慮する際には、全角スペースの適切な使用に気を付けなければなりません。単語が意味を保つために分断される場合や、ページ全体で過剰に空白文字を使用する場面を除いて、SEOの観点からは全角スペースの使用を控えることをおすすめします。
CSSのinline-block要素を活用する
CSSのinline-blockは、文字間の幅や高さを自由に制御し、空白の幅をデザインに合わせて調節できる要素です。空白の幅を自由に決められるため、デザインに合わせてレイアウトができます。
具体的には、文字と文字の間に、inline-blockで幅を指定します。
実際に使うCSSとHTMLの使用例は以下の通りです。
【使用例(CSS)】
.blank_space{ display:inline-block; width:15px; }
【使用例(HTML)】
株式会社<span class=”blank_space”></span>ipe |
上記のように入力することで「株式会社」と「ipe」の間に空白が生まれます。また、空白の幅は「width:px;」で調節可能です。
width:15px;とすると幅15ピクセルで、width:20px;なら幅が広くなり、width:10px;なら幅が狭くなります。
文字と文字の間に空白を入力しているわけではないため、単語が分断されず、SEOへの影響も抑えられる効果も期待できます。
CSSで文字を透明化する
テキスト間にダミー文字を挿入し、それをCSSで透明にすることで、空白を作る手法があります。
CSSとHTMLのコードの使用例は以下の通りです。
【使用例(CSS)】
.kuhaku{ color:transparent; }
【使用例(HTML)】
株式会社<span class=”kuhaku”>ダミー</span>ipe |
例えば、上記のように株式会社とipeの間に「ダミー」という文字を挿入し、その文字を透明化すると、視覚的には空白があるように見えます。しかし、検索エンジンはこのダミー文字を含んだテキストを「株式会社ダミーipe」と認識するため、SEOには適していません。
CSSで文字を透明化する手法は、視覚的なデザインに一時的な効果をもたらす一方、検索エンジンによるコンテンツの評価やクローリングの際に混乱を引き起こす可能性があります。そのため、SEO対策を優先する場合は、テキスト内のコンテンツを正確に反映させる方法を検討することが重要です。
透明化を活用する場合でも、その影響を良く理解した上で適切な選択をするようにしましょう。
ハングルフィラー
ハングルフィラーは、ハングル文字を表す特殊文字です。通常のハングルとは異なり、単独で使うと全角スペースのように空白が表示されます。この特性を利用して、ハングル文字を使用しない地域でも空白文字として活用されることがあります。
ハングルフィラーの空白文字は以下の通りです。(コピペして使用可能)
1個:「ㅤ」 2個:「ㅤㅤ」 3個:「ㅤㅤㅤ」 4個:「ㅤㅤㅤㅤ」 5個:「ㅤㅤㅤㅤㅤ」 |
ハングルフィラーを頻繁に使用する場合、都度コピペする手間を省くために、ユーザー辞書に登録しておくことがおすすめです。ただし、ハングルフィラーを文字の間に挿入すると、検索エンジンの評価に悪影響を与える可能性があるため、SEO対策の観点からは避ける方が良いでしょう。
空白文字に関するQ&A
ここから空白文字に関するよくある質問を紹介します。
空白文字の出し方は?
空白文字を出す方法はいくつかあります。まず、スペースキーを使って直接スペースを入れることができます。また、HTML内では文字実体参照( )を使用したり、CSSのinline-blockを活用することでも空白を作ることができます。最適な方法を選ぶことで、文章のレイアウトやデザインを調整し、適切な空白を実現することができるでしょう。
スマホでの空白文字の打ち方は?
【Android】
Androidスマホでの空白文字の入力方法は、キーボードの設定によって異なります。
キーボードが「12キー/ケータイ配列」の場合、「␣」をタップすると半角スペースが入力されます。
一方で、キーボードが「数字テンキー」や「QWERTY」の場合、「日本語」をタップすることで全角スペースが入力可能です。
いずれの方法も英数字入力時は半角スペース、日本語入力時は全角スペースが表示されます。
【iPhone】
iPhoneの場合、日本語入力中には「日本語かな」キーボードで「空白」をタップすることで全角スペースが入力されます。
また、半角スペースを入れたい場合は、英字または数字に切り替えてから「空白」をタップします。
これによって、iPhoneでも目的に合わせてスペースを正確に入力できます。
インスタのハイライトを空白にするには?
インスタのハイライトは、タイトルを空白で投稿しても「ハイライト」と表示されてしまうため、特殊な空白文字を活用しましょう。
以下の空白をコピペすれば、インスタのハイライトが空白になるので試してみましょう。
「ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ」←括弧の中をコピー
空白文字を活用してコンテンツの品質を高めよう!
このページでは、空白文字に焦点を当て、その概要やSEOとの関係性、コピペで使える表示方法などについて解説しました。
空白文字は、キーボードのスペースキーを用いて打ち込んでしまうと、SEOに悪影響を及ぼす可能性があります。
Googleペナルティのリスクを最小限に抑え、自社サイトの検索順位を下げないためにも、空白文字は基本的にCSSのinline-block要素で調整しながら表現するようにしましょう。
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