PV(ページビュー)数とは?セッションとの違いやページ別訪問数を解説
PVとは、ユーザーがWebサイトの閲覧回数を表示する指標です。Google Analyticsを活用することで、ブログやビジネスのPV数をチェックできます。PV数をもとにSEO観点のサイト制作、SNSやWeb広告の活用に取り組むことで、Webサイトの拡散や良質なコンテンツ制作を実現できます。
PV(ページビュー)とは?
PVとは「Page View(ページビュー)」の略称です。あるWebサイトで特定のページが開かれた回数を表し、Webサイトがユーザーからどのくらい閲覧されているかを測る指標のことをいいます。
PVは、Webサイトにアクセスしたユーザーがサイト内のページを表示するたびに、1PVとカウントされます。例えば、5ページ見た場合は5PVです。また前ページへ戻ったり、ページの更新をしたりした際も、1PVとしてカウントされます。
PV数を増やすメリット
PV数の増加は、ウェブサイトの成功に重要な指標です。PV数が増えると、サイトのコンテンツやページが多くのユーザーに見られ、その結果、コンバージョン率が高まる可能性があります。例えば、企業への問い合わせやサービスの成約など、サイト運営の主要目標の達成に直接的に貢献することが期待されます。
さらに、PV数の増加は、ユーザーの興味や関心があるコンテンツを特定するための貴重なデータとなり、より詳細な分析を実現する点も見逃せません。これにより、どのコンテンツが人気があるか、またどのページが最もエンゲージメントを促しているかを理解し、その情報をもとにサイトの改善やマーケティング戦略の最適化を行うことができます。
ただし、PV数だけでなく、他の重要な指標とともにサイトのパフォーマンスを総合的に評価し、バランスの取れたSEO戦略を実施することが重要です。
PV(ページビュー)数の確認方法
PVの確認にはGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)の活用が一般的です。Google Analytics(グーグルアナリティクス)とは、Googleが提供する無料解析ツールで、ユーザーがWebサイトに訪問した際、どのような行動をしたかを把握できます。
Google Analytics(グーグルアナリティクス)で解析可能なPVは、Webサイト全体やページごとに分析できます。それぞれのWebサイトに埋め込まれたトラッキングタグがWebサイト全体やページごとのPVをカウントし、データを収集できる仕組みです。
【公式サイト|Google Analytics(グーグルアナリティクス)】
GA4のPV(ページビュー)数の確認方法
GA4 (Googleアナリティクス4)は、以前のバージョンと比べて確認方法が大きく変わっています。例えば、前バージョンで「ページビュー数」と名付けられていた指標は「表示回数」に変更されているため間違えないよう注意しましょう。
GA4でPVを確認する際には「レポート」「エンゲージメント」「概要」の順で選択してください。「表示回数」で、大体の数値を把握できます。各ページの詳細は「レポート」「エンゲージメント」「ページとスクリーン」の順で選択すると表示されます。もしくは、探索画面での確認も可能です。
PV(ページビュー)の目安
PVの目安は、運営するWebサイトがどのようなジャンル・コンセプト・ターゲットに基づいて制作されているのかによって異なります。そのため、一般的なPVの目安はありません。
またPVごとの収益もWebサイトによって異なります。理由は、商品・サービスの申し込みや購入などを表すCV(コンバージョン)やCVR(コンバージョン率)、CV単価がWebサイトごとで異なるためです。
具体的なPVの目安は、運営するWebサイトのジャンル/コンセプト/ターゲットに応じて、他社の競合サイトのPVを参考にすると良いでしょう。
PV(ページビュー)の目安は?得られる収益について
PVの目安は、運営するWebサイトがどのようなジャンル/コンセプト/ターゲットに基づいて制作されているのかによって様々です。
そのため、一般的なPVの目安はありません。
またPVごとの収益もWebサイトによって異なります。
理由は商品・サービスの申し込みや購入などを表すCV(コンバージョン)やCVR(コンバージョン率)、CV単価がWebサイトごとで異なるためです。
具体的なPVの目安は、運営するWebサイトのジャンル/コンセプト/ターゲットに応じて、他社の競合サイトのPVを参考にすると良いでしょう。
あくまで目安にはなりますが、
本サイトが設けたPVと得られる収益を参考にしてみてください。
PV | 収益 |
---|---|
3,000PV以上 | 1,000円 |
3万PV以上 | 1万円 |
30万PV以上 | 10万円 |
300万PV以上 | 100万円 |
仮にPVが多くても、Webサイトの本来の目的を達成できない場合があることに注意が必要です。たとえば、ユーザーに商品を購入してもらうことが目的のWebサイトにも関わらず、商品が全然購入されなかったら意味がありません。また、資料請求や様々なイベントに来てもらうことが目的のWebサイトにも関わらず、その効果がないとWebサイトの目的を果たせているとは言えないでしょう。
しかしPVが多いほど、ユーザーが求めている情報を提供できているという解釈もでき、Webサイト本来の目的を達成しやすいことも事実です。つまり、Webサイトの本来の目的を達成するためには、まずはWebサイトやページのPVをできるだけ多く獲得することが重要です。
訪問別PV数とは
訪問別PV数とは、1訪問ごとの平均PV数のことを指します。算出方法は、以下の通りです。
サイト全体のPV数÷総訪問者数 |
訪問別PV数は、訪問者のページ閲覧状況を表す指標であるため、PV数だけでは分かりづらい実際のサイト利用状況を確認するのに役立ちます。
また、訪問別PV数が多ければ優良なサイトと思われがちですが、サイトの目的によっては異なるため注意しましょう。例えばサポートサイトの場合、最低限のクリック数で問題を解決してもらうことが目的のため、訪問別PV数が少ないほど優良なサイトだと言えます。
日本のPVランキング
以下は、Webサイト「Alexa」によるランキングです。過去1ヶ月間の1日あたりの平均訪問者数とPV数を組み合わせ、高評価を得たサイトがランキングに入りました。主に、検索サイトや動画サイト、ECサイト、SNSが主流だということが分かります。
順位 | サイト |
---|---|
1位 | Google.co.jp |
2位 | Youtube.com |
3位 | Google.com |
4位 | Yahoo.co.jp |
5位 | Amazon.co.jp |
6位 | Facebook.com |
7位 | Twitter.com |
8位 | Nicovideo.jp |
9位 | Wikipedia.org |
10位 | Rakuten.co.jp |
PV(ページビュー)を増やす方法
PV数を増やす方法として、SEO観点からサイト制作を実施しましょう。
また、SNSやWeb広告の活用、内部リンクの最適化に取り組むことで、Webサイトの拡散や良質なコンテンツ制作にもつながります。
SEOを実施する
PV数を増やすには、SEOが有効です。SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジンで特定のキーワードを検索した際、自社で運用するWebサイトが検索上位に表示されるようにする対策のことです。
SEOを行い、Webサイトが検索順位上位に表示されれば、Webサイトがユーザーの目に留まりやすくなり、自然検索による流入を増やすことができます。
SEOの具体的な対策として、記事のタイトルや本文に特定のキーワードを入れたり、デザインを見やすくしたりして、ユーザーの利便性を高めることなどが挙げられます。また別サイトの被リンクから流入を促したり、Webサイトに内部リンクを設置したりしてPVを増やすことも可能です。
本サイトには、SEOの具体的な対策について書かれた記事もありますので、気になる方はそちらも合わせてご確認ください。
SNSを活用する
PVを増やすには、SNSの活用も有効です。運営するWebサイトの目的に合ったSNSを選択し、Webサイトの拡散やユーザーの流入を図りましょう。
ユーザー数の観点からTwitterは拡散性に優れおり、Facebookは属性がわかりやすいといった特徴があります。他にも動画を活かしたTik TokやInstagramを活用する方も多いです。それぞれのSNSの特性に応じた拡散方法を検討してみましょう。
Web広告を活用する
PVを増やすには、Web広告の活用も有効です。キャッチーでわかりやすい広告文やインパクトのある画像・デザインなどで、ユーザーの興味・関心を引きつけることが重要になります。
Web広告を活用する際の注意点として、リンク先のコンテンツ内容と広告の掲載内容に齟齬がないように心がけましょう。間違った内容や誇張した内容になっていると、Webサイト全体の信用度が落ちてしまい、逆効果になる場合もあります。
内部リンクを最適化し回遊率を上げる
PVを増やすには、Webサイトの回遊性の改善も有効です。「回遊性」とは、主にユーザーがWebサイトをどのくらい閲覧したかを測る指標です。閲覧時間が多いということは、それだけWebサイトが充実した内容になっているということでもあります。
ユーザーに多くの時間閲覧してもらうため、トップページのデザインを充実させたり、関連性のあるコンテンツ同士を相互リンクしたりといった工夫を行いましょう。
PV(ページビュー)と混同しやすい指標
ここでは、PVと混同しやすい指標についていくつか解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
指標名 | 詳細 |
---|---|
SS(セッション) | ユーザーがWebサイトに訪問した回数 (ページ単体ではない) |
UU(ユニークユーザー) | ある1ページに訪問したユーザー数 |
AU(アクティブユーザー) | UU(ユニークユーザー)と同じ意味。 ただし、スマートフォンアプリの場合は、「実際に利用したユーザー」を指す。 |
UB(ユニークブラウザ) | Webサイトの訪問者数をブラウザ単位で計測する指標 |
リーチ | 到達率のことで、自社が掲示・投稿したインターネット上の広告やSNSでの投稿を見たユーザー数 (ユーザーが直接Webサイトやページに訪問したわけではない) |
インプレッション数 | ある1ページ内で広告が表示された回数 |
アクセス数 | PV数やセッション数と似た意味。 PVやセッションだと専門的な印象があるため、一般的に馴染みやすい「アクセス数」を使用することがある。 |
ページ別訪問数 | 特定のページがセッション内で閲覧された数のこと。 同一セッションで複数回同じページにアクセスしても、ページ別訪問数は「1」とカウントされる。 |
スクリーンビュー | スクリーンとはアプリ内でユーザーが閲覧するコンテンツのことであり、スクリーンビューはWebサイト向けアナリティクスにおけるPVと同様の意味を指す。 |
PVを分析しているコンテンツ制作に役立てましょう
PV数は、ユーザーがWebサイトを閲覧している回数を表示する指標です。Google Analyticsを活用することで、日々のPV数を簡単にチェックできます。
また、「SEO観点からサイト制作」「SNSやWeb広告の活用」「内部リンクの最適化」に取り組み、PV数の増加が促進できます。そして、SS(セッション)UU(ユニークユーザー)など、PV数と混同しやすい指標を理解することで、サイト訪問者を詳細まで分析可能です。
ブログやビジネスにおけるPV数を参照し、良質なコンテンツ制作を実現しましょう。
株式会社ipeではSEO無料相談を実施しております。PV数の増加に悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。
SEOに関するご相談があれば、ぜひipe(アイプ)へご相談ください。