Google AdSenseとは?ログイン方法や審査の仕組み、やり方を解説!

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Google AdSense(グーグルアドセンス)とは、Googleが提供するWebサイト運営者向けの自動広告配信サービスです。
今回はGoogle AdSenseに焦点を当て、その概要や仕組み、利用メリット、広告の種類、始め方、成功事例、稼ぐためのポイントなどをご紹介します。気になるポイントを一挙確認してしまいましょう。
Google AdSenseとは?
Google AdSense(グーグルアドセンス)とは、Googleが提供するWebサイト運営者向けの自動広告配信サービスです。
Google AdSenseは、クリック報酬型広告のWeb広告で、自サイトに訪問したユーザーに最適な広告をGoogleが自動で表示し、その広告をユーザーがクリックした数に応じて報酬を受け取る広告収入形態です。
表示される広告ごとに1クリックあたりの広告単価(CPC)は異なりますが、一般的には20円〜90円程度と言われています。
Google AdSenseを利用するメリット
ここでは、Google AdSenseのメリットについて3点解説します。
①自動で関連性の高い広告が配信される
Google AdSenseで表示される広告は、自サイトのコンテンツ情報や訪問ユーザーの属性に基づいて自動で決定されます。
そのため、手動で広告を設定する手間や管理の必要がなく、効率的に関連性の高い広告を表示してくれます。
②広告を自由にカスタマイズできる
Google AdSenseでは、広告種類や配置、サイズを自由にカスタマイズできます。
例えば、ディスプレイ広告や記事内広告などの広告ユニットの配置変更やそれらの広告サイズなどを変更できます。
また配信を望まない広告をブロック(例えば、競合他社の広告を表示しない)することも可能です。
③初心者でも扱いやすい
Google AdSenseの課金システムは商品・サービスが購入された場合に報酬が発生する成果報酬型ではなく、クリック課金型です。
ユーザーから広告をクリックしてもらうだけで良いため、報酬獲得までのハードルが低く、初心者でも扱いやすい広告収入形態と言えるでしょう。
Google AdSenseとアフィリエイトの違い
Google AdSenseと似た広告収入形態に、アフィリエイトがあります。
アフィリエイトとは、自サイトに掲載された広告を訪問ユーザーがクリックし、遷移先のページにて商品やサービスを購入・契約した際に発生した利益を、広告主と分配する広告収入形態です。
2つは似て非なる広告収入形態のため、混同しないようにしましょう。
Google AdSense | アフィリエイト | |
概要 | 自サイトに訪問したユーザーに最適な広告をGoogleが自動で表示し、その広告をユーザーがクリックした数に応じて報酬を受け取る広告収入形態 | 自サイトに掲載された広告を訪問ユーザーがクリックし、遷移先のページにて商品やサービスを購入・契約した際に発生した利益を、広告主と分配する広告収入形態 |
広告の種類 | クリック報酬型広告 | 成果報酬型広告 |
Google AdSenseの広告ユニット
ここでは、Google AdSenseの広告ユニットについて解説します。Webサイトやブログの構造・特性に応じた場所に広告を配置にすることで、効果的な収益アップにつながります。
配置場所 | 概要 |
ディスプレイ広告 | どこにでも表示できる、万能で実用的な広告で、ページレイアウトやユーザーのデバイスに合わせてサイズを自動的に調整可能 |
インフィード広告 | コンテンツとコンテンツの間に通常のコンテンツと同じようなフォーマットで挿入される広告 |
記事内広告 | ページの段落と段落の間に溶け込む広告 |
Multiplex 広告 | 関連コンテンツの代わりに導入されたユニットで、複数の広告を1ユニットとして表示する広告 |
検索エンジン広告 | GoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジンの、検索結果画面に掲載されるクリック課金型の広告 |
Google AdSenseの申請方法
Google AdSenseの審査は、「広告を掲載するにふさわしいWebサイトかどうか?」を判断するために行われます。
【自サイトに広告が設置できるようになるまで手順】
①:Google アカウントの作成
②:必要事項の登録 ③:Webサイトの作成 ④:Google AdSenseの審査を受ける ⑤:審査合格 ⑥:自サイトに広告を設置 |
(参考:Google AdSenseの申請)
なお広告の設置方法については、Google AdSenseヘルプの「サイトで広告を設定する」をご確認ください。
Google AdSenseの審査
自サイトにアドセンス広告を掲載するには必ず、「広告を掲載するにふさわしいWebサイトか」というGoogle審査を受ける必要があります。なお審査期間は、数日〜2週間程度です。
【審査基準の例】
審査基準 | 具体的な内容 |
独自ドメインを取得しているかどうか | ・WordPressや独自CMSなど |
コンテンツのポリシー違反が無いか | ・法的権利侵害や違法行為のチェック
・個人または集団に対する差別及び誹謗中傷のチェック ・アダルトコンテンツの回避 |
ユーザーに価値のあるコンテンツかどうか | ・ユーザビリティが高いWebサイト |
お問い合わせ・プライバシーポリシーの設置があるかどうか | ・ユーザーが疑問を感じた時に対応できるフォームの設置 |
(参考:グーグルポリシーガイドブック)
審査基準を確認し、自サイトの体裁を整えた上で、Googleに申請を出します。
申請後、Google審査が実施され、合格すると、審査完了メールが届きます。
審査合格後は、自サイトに自動で広告が掲載され、ユーザーから広告が1クリックされるごとに、GoogleからWebサイトの運営者に報酬が分配されます(正確には、広告主からGoogleに広告費が支払われ、その広告費から報酬が分配されている)。
Googleアドセンスの審査に落ちた場合
もし審査に落ちてしまった場合でも再申請することができます。Googleのアドセンスポリシーを見直し、違反していないかを十分に確認し、サイトを修正して再審査を申請します。基本的に何度でも審査の受けなおしを申請できるので、サイトを改善して審査通過を目指すようにしましょう。
Googleアドセンス審査に通りやすくするポイント
Googleアドセンスの審査には一定の基準がありますが、審査に通りやすくなるポイントがいくつかあります。アドセンス審査に通りやすくなるポイントについて解説します。
ユーザーにとって独自性のある有益な内容にする
まず、独自性とコンテンツの内容が重要です。有益な内容としてわかりやすいのは、ユーザーの悩みや疑問を解決する内容であることです。また、有益であっても既に他で書かれている内容では意味がないので独自性も意識するようにしましょう。独自性を持たせるためには、実体験など自分オリジナルの要素を加味することが必要になってきます。
ある程度の記事数を揃える
申請時の記事数も審査結果に影響すると言われており、ある程度の記事数を揃えたほうが審査に通りやすい傾向があります。1つの目安が10記事ですが、実際にはそれ以下でも審査に通るケースもみられます。また、文字数については明確な規定はありませんが、読者に十分な内容が伝わるものを意識すると、結果的にそれなりの文字数になる場合が多いです。
視認性、操作性の高いページを作る
Googleはユーザーにとっての視認性や操作性などユーザーに配慮した内容になっているかを重視しています。文字だけの構成ですと読みづらいページになってしまうので、適度に画像や図表を入れて読みやすいページを作ることが大切です。また、メニューやカテゴリーの位置などを意識して、ページにアクセスしたユーザーにとって操作性の高いコンテンツ作成を心がけることが大切です。
お問い合わせ・プライバシーポリシーの作成
お問い合わせ・プライバシーポリシーについての項目も作成することがおすすめです。ブログの内容に問題があるとユーザーが気づいた場合に、管理者へ連絡が取れる手段があるとブログの信頼性が高まり、審査に通りやすくなります。まだ、アドセンスの広告配信には、プライバシーポリシーの記載が必須なので、あらかじめ準備しておくようにしましょう。
再審査に通るための対策
一度審査に落ちてしまった場合でも再申請をすることが可能です。再審査に通るための対策を紹介するので、これらの項目を実践して再審査に役立ててください。
審査に通らない理由をすべて対策する
審査基準や通りやすくするポイントにまとめている内容をモレなく実践しているか確認してください。これらは審査に通るために必要な内容なので、どれか一つでも対応がされていないと、他の原因かどうかが判別することができません。もし全てに対応していても審査に通らなかった場合は、別の可能性を考慮する必要があります。
Googleの審査メールから仮説を立てる
Googleからの不合格の通知の際に、文章内にヒントが記載されていることがあります。特に多いのが「有用性の低いコンテンツ」と記載がある場合です。この対策として、ユーザーの悩みを解決できているか確認し、記事数や文字数を増やして、コンテンツを充実させることが挙げられます。また、「ポリシー違反」と記載がある場合は、Googleパブリッシャー向けポリシーに違反がないか各記事をチェックするようにしてください。
アフィリエイト広告を外す
アフィリエイト広告を外す方法も挙げられます。アフェリエイト広告が必ずだめという訳ではありませんが、広告や外部リンクばかりのサイトだとGoogleから有益性のないコンテンツと見られてしまう可能性が高くなってしまいます。この問題は再審査の間だけでも外すことで回避することができるので、ぜひ行うようにしてください。
Google AdSenseへのログイン方法
審査に合格したらGoogle AdSenseへログインしましょう。
Google AdSenseは下記のリンクからログインできます。
Google AdSenseの成功事例
ここでは、Google AdSenseの成功事例について2つご紹介します。
①Japan Times
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日本の英字新聞として最も歴史の古い Japan Times は、一世紀以上にわたり日々ニュースを発行し続けています。紙媒体の新聞を提供し続けるうえで、Google AdSenseでの収益が役立っています。
【Japan Times:動画】
②BuildEazy
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手作りの楽しさを広めるWebサイトを運営しているLes Kennyさんは、Google AdSenseで生計を立てれるようになり、会社を辞め、趣味だった木工を本業とすることに成功しました。
【BuildEazy:動画】
Google AdSenseで収益を得るポイント
Google AdSenseで収益を得るポイントは、SEO対策や日々の効果検証を実施することで、PV数を増やすことです。
SEO対策の例 | 効果検証の例 |
・内部対策(XMLサイトマップの活用、サイトの階層構造の最適化、パンくずリストの設置、内部リンクの最適化、robots. txtによる不要なクロールの制限など)
・外部対策(被リンクの獲得、スパムリンクの排除) ・コンテンツSEO(対策キーワードの選定、コンテンツの質と情報量、E-A-T意識したコンテンツ作り) なおSEOに関する詳細はこちらの記事をご覧ください。 |
・Webサイトへの流入数(検索以外も含む)
・セッション数やPV・CV数などのアクセスデータの確認 ・Webサイト内でのユーザーの動向 ・トラフィック量やトラフィックの発生元の確認 |
Webサイトには対策・分析すべき観点は山ほどあります。細かく分析を積み重ねながら、配信の最適化を目指しましょう。
Google AdSenseの注意点
Google AdSenseは導入が簡単ではありますが、利用にあたってはいくつか注意点があります。ここから運用に関する注意点について解説していきます。
広告を目的にしない
例えば広告の表示だけを目的にしてしまうと、Webサイトのいたるところに広告を表示させるなどしかねません。そのようなサイトは結果的にWebページの質が落ち、読者のサイトからの離反を招き、広告効果も落ちてしまいます。あくまでも広告表示は副次的なもので、読者目線でサイトの価値を出すことを第一に考えることが重要です。
ポリシー違反に気をつける
手っ取り早くサイトビューを稼ごうとしないようにすることも注意してください。コピー記事を作ってしまうとGoogleのポリシー違反になるのはもちろん、意欲の高いユーザーを集めることができなくなってしまいます。またアダルト要素や伏せ字などで違反を回避しようとしてもNG判定をされてしまうリスクがあるので行わないようにしてください。
Google AdSenseのよくある質問
クリック単価はどれくらいですか?
一般的にクリック単価の平均は「20~30円」と言われています。ただし、あくまで平均の数値で、正確な金額はわかっていません。記事の「ジャンル」や「クリックの質」によってもクリック単価は大きく異なっているので、1つの目安と考えてください。
アドセンスの報酬はいつ振り込まれる?
アドセンスの報酬は翌月の21日~26日の間に振り込まれます。ただし、振込されるには収益の合計金額が8,000円を超えている必要があります。そのため、振込されていない場合には収益金額が足りていないケースが考えられるので、慌てずに収益の金額を確認するようにしましょう。
自分で広告をクリックしたらどうなるの?
自分で広告をクリックすることは規約上禁止されています。もし自分でクリックした場合にもGoogle側で把握していて、サイト運営者による広告のクリックを除外しています。しかし、悪質な状態が続くようだとアカウントが無効になる可能性があるので、自分での広告クリックは避けた方が賢明です。
Google AdSenseを活用して自社の売上を伸ばそう!
このページでは、Google AdSenseに焦点を当て、その概要や仕組み、利用メリット、広告の種類、始め方、成功事例、稼ぐためのポイントなどについて解説しました。
Google AdSenseは、独自のドメインで制作されたWebサイトであれば誰でも簡単に始めることができます。
ぜひ皆さんもGoogle AdSenseを活用した広告マーケティングで、自社の売上向上を目指してみてはいかがでしょうか。
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この記事の著者
監修者 土田悠真
早稲田大学卒業後、東京地方検察庁に入庁。その後、株式会社ipeに入社。9か月でコンサルティングチームのリーダーに就任。年商150億円超えの中古品マーケットプレイス、商品数500万品超えのファッションECサイトをはじめとし、様々なジャンルのサイトをコンサルティング、分析を行う。ツイッターはこちら。
@seotsuchida