All in One SEOとは?設定や使い方まで解説!
All in One SEOとは、WordPressでホームページを管理する際のSEO対策が簡単にできるプラグインツールです。今回はAll in One SEOに焦点を当て、その概要や機能、メリット、導入・設定方法などをご紹介します。気になるポイントを一挙確認してしまいましょう。
All in One SEOとは?
All in One SEOとは、WordPressでホームページを管理する際のSEO対策が簡単にできるプラグインツールです。
基本的なSEO対策の約90%をカバーできると言われており、SEOに関する特別な専門スキル/知識がない初心者でも簡単に設定を行うことができます。
All in One SEOで扱える機能
All in One SEOには、主に以下のような機能があります。
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1.タイトル・対策キーワード・ディスクリプションの設定
All in One SEOでは、検索エンジンに表示される、タイトル・対策キーワード・ディスクリプションの設定が可能です。各々の好みに合わせて、設定を最適化しましょう。
【株式会社ipe|ディスクリプション(description)とは?SEO効果や文字数の目安・書き方について解説】
2.noindexの設定
「noindex」とは、あるページをGoogle検索エンジンにインデックスされないようにするため、HTMLコードに記述するメタタグの一種です。
noindexについての詳細は以下の記事をご覧ください。
【株式会社ipe|「noindex」とは?概要やSEOとの関連性、使用目的、注意点、設定・確認方法なども解説!】
3.Google Analyticsとの連携
Google Analyticsとは、Googleが提供する無料解析ツールで、ユーザーがWebサイトに訪問した際、どのような行動をしたかを把握できます。
Google Analyticsについての詳細は以下の記事をご覧ください。
【株式会社ipe|GA4(Googleアナリティクス4)とは|設定方法や特徴を解説】
4.Google Search Consoleとの連携
Google search consoleとは、Webサイトの運営者がインデックスのステータスを確認し、Webサイトの可視性を最適化するために使用する無料解析ツールです。
Google Search Consoleについての詳細は以下の記事をご覧ください。
【株式会社ipe|「Google search console(グーグルサーチコンソール)」とは?概要や重要性、機能、使用方法なども解説!】
5.サイトマップの生成・登録
サイトマップは、サイト全体を構成するページの一覧を記載した樹形図のような資料です。ユーザーや検索エンジンにサイトの内容を伝える役割があり、ユーザビリティとクローラビリティの向上を目的としています。
サイトマップについての詳細は以下の記事をご覧ください。
【株式会社ipe|サイトマップとは?XML、HTMLなどの種類やSEOへの効果、作り方を解説】
6.各SNSのOGP設定
OGPとは、「Open Graph Protocol」の略で、主にWebサイトのコンテンツをSNSで伝える際に使用する仕組みです。
OGPの具体的な設定方法や、適正サイズ、表示確認方法などは以下の記事をご覧ください。
【株式会社ipe|OGP画像とは?設定方法や、適正サイズ、表示確認方法なども解説!】
All in One SEOの利用料金
プラン | 料金 |
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通常利用 | 無料 |
Basic | $99/年 |
Plus | $199/年 |
Pro | $399/年 |
Elite | $599/年 |
All in One SEOは、WordPressで利用できるSEO対策プラグインで、基本的には無料で提供されていますが、より高度な機能を求める場合は有料版の利用を検討すると良いでしょう。
有償版の主な機能は以下のようなものがあります。
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有料版には「Basic」($99/年)、「Plus」($199/年)、「Pro」($399/年)、「Elite」($599/年)の4種類のライセンスがあります。無料版で基本的なSEO設定は可能ですが、本格的なSEO対策を行いたい場合は、これらの有料ライセンスが提供する追加機能が非常に役立つでしょう。
例えば、サイトの分析や改善提案、より詳細な設定が可能になるため、サイトの検索エンジンでの可視性を高めることが期待できます。
All in One SEOを導入するメリット
ここでは、All in One SEOを導入するメリットについて解説します。
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1.専門知識がない初心者でも簡単にSEO対策ができる
All in One SEOを導入すれば、SEOやHTMLに関するスキル/知識がない方でも、基本的なSEO対策が可能です。
たとえば、noinexの設定やWebページのアクセスをカウントする機能を、チェックボックスで切り替えることができます。
2.無料でSEO対策できる
All in One SEOは、基礎的なSEO対策で用いる機能が無料で利用できます。
有料版もありますが、上級者向けのコンテンツなので、基本的に必要ありません。
高度なSEOを実施したいという方は、有料版の利用も検討してみましょう。
3.情報が流通している(利用者数が多いため)
All in One SEOは、300万回超のインストール数(2022年12月現在)を誇っており、「Yoast SEO」に次ぐ2番目にユーザーが多い有名なプラグインです。
ユーザーが多いということは、流通する情報量が多いということでもあります。
つまり、SNSやインターネットでリサーチすれば、All in One SEOを利用する際に必要な情報を得ることができるということです。
4.時間をかけずにSEO対策できる
「All in One SEO」を利用することで、SEO対策にかかる時間を大幅に削減できます。このプラグインは、メタディスクリプションのタグ設定を含む多くのSEO対策を簡単に行えるよう設計されているためです。具体的には、HTML編集なしで直感的な画面上で設定可能であり、特に初心者にとっても分かりやすくなっています。
All in One SEOはSEOの内部対策にも有効であり、検索エンジンでの上位表示をサポートも可能です。総合的に、このプラグインを使用することで、SEO対策を簡単かつ迅速に行うことができ、一般的なWebサイトと比較してSEO対策にかける時間を大幅に削減できるでしょう。
All in One SEOを導入するデメリット
All in One SEOはWordPressサイトのSEO対策を強化するためのプラグインですが、導入にはいくつかのデメリットが存在します。
まず、プラグインを導入することでサイトの表示速度が遅くなる可能性があります。これは、プラグインが追加する機能やコードがサイトの読み込み時間に影響を与えるためです。特に、多くのプラグインを同時に使用している場合、この影響は顕著になります。
また、最新のWordPressテーマには既にSEO対策が施されているものが多く、All in One SEOとの相性が悪い場合があります。テーマによっては、All in One SEOの導入がSEO対策に逆効果となることも考えられます。具体的には、検索結果に表示されるタイトルやメタデータが意図しない形で表示される、URLの正規化がうまく機能しないなどの問題が発生する可能性があるでしょう。
これらのデメリットを避けるためには、All in One SEOを導入する前に、使用しているテーマとの相性を確認し、必要に応じてプラグインの設定を調整することが重要です。また、サイトの表示速度に影響を与えないよう、不要なプラグインは削除し、サイトの最適化に努めることが望まれます。
All in One SEOを有効に活用するためには、これらの点に注意しながら慎重に導入を検討することが推奨されます。
All In One SEOの導入・設定方法
では、ここからはAll In One SEOの導入・設定方法について4ステップに分けて解説します。
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1.プラグインをインストール
ます始めに、All In One SEOを、使用中のWordPressにインストールしましょう。
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2.セットアップ
プラグインのインストール後、中身のセットアップを始めましょう。
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3.記事投稿時の設定
記事を書き終えた後、必要に応じて独自の設定を行います。
主な編集項目 | 概要 |
投稿タイトル | 対策キーワードを入れつつ、自然な文章を意識する |
ディスクリプション | 記事の冒頭「160文字程度」が自動設定される。必要に応じて編集が可能 |
フォーカスキーワード | 対策キーワードを入力すると、そのキーワードがタイトルや本文に適切に挿入されているかを判定してくれる |
4.XMLサイトマップの設定
XMLサイトマップを設定すれば、Googleクローラーが、自社サイトのホームページや記事を巡回しやすく、インデックススピードの向上に繋がります。
特に自分で変更などしていなければ、セットアップ段階で設定が完了しているはずなので、何か特別な設定を行う必要はありません。なお有効化・無効化の設定は、サイドバーの「サイトマップ」の項目から変更できます。
【株式会社ipe|「インデックス」とは?概要や重要性、確認方法インデックスポイントなども解説!】
さらにAll in one SEOを活用する方法
All in One SEOを導入したあとはさらに使いこなすための設定や方法を把握するとよいでしょう。ここでは特におすすめの応用方法を紹介します。
Google Analyticsの設定
Google Analyticsのトラッキングコードを取得し、All in One SEOの一般設定からウェブマスターツールに進んで「Google Analytics」を選択し、トラッキングコードを貼り付けます。これにより、サイトの訪問者情報や行動パターンを分析できるようになります。
Google Search Consoleの設定
Google Search Consoleとの連携も重要です。サイトマップの設定を行い、URLの後半に「sitemap.xml」を追加することで、サイトマップがサーバーに生成され、Google Search Consoleからクロールされるように設定します。これにより、サイトのインデックス作成を効率化し、SEO効果を高めます。
ソーシャルネットワークの設定
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア設定も可能です。特に、オープングラフマークアップを有効にし、デフォルト画像を設定することで、SNS上でのシェア時に適切なイメージ画像と紹介文が表示されるようになります。
投稿画面での個別設定
All in One SEOでは、全体設定だけでなく、投稿ごとにタイトルタグやメタディスクリプションなどの個別設定を行うことができます。これにより、各記事が検索結果で目立ちやすくなり、クリック率の向上が期待できるでしょう。
評価チェック
All in One SEOをインストールすると、投稿した記事のSEO評価をチェックする機能が利用できます。タイトルの設定、テキスト量、読みやすさなど、多岐にわたる項目が評価され、SEOの改善点を見つけるのに役立つでしょう。
All in One SEOで満足できない場合
All in One SEOは非常に手軽に行えるSEO対策だといえます。一方で、無料で誰でも使えるツールである以上、その効果には限界があります。もしAll in One SEOを使ってみて、使い勝手や機能、効果に満足できない場合はどうすればよいのでしょうか。
1つの手段としては、有料のSEOサービスを使うことが考えられます。有料サービスはより機能が充実していて、サポートなどが手厚い場合があるでしょう。
また別の手段として、プロのSEO支援サービスを受けてみることも有効な選択肢の1つです。その場合、事前にサイトの診断を受けて、具体的な対応を提案してもらうとよいでしょう。
株式会社ipeではWebサイトのSEO対策無料診断を行っています。300社のコンサルティングノウハウを基に「テクニカルSEO」「コンテンツSEO」の両面から貴社サイトの課題を洗い出します。課題の原因を特定し、きちんと実行できる施策を立案させていただきます。
まずは無料診断を受けて、どのような改善が行えるか、確認してみてはいかがでしょうか。
All In One SEOに関するQ&A
All in One SEOのXMLサイトマップを無効にするには?
All in One SEOでXMLサイトマップを無効にするには、WordPressの管理画面から「All in One SEO」→「サイトマップ」を選択し、「サイトマップ有効化」のチェックを外します。これでサイトマップの生成が停止されます。
All in One SEOで非公開にするには?
All in One SEOで特定の列を非表示にするには、「一般設定」の「高度な設定」から「全投稿タイプを含める」と「投稿」のチェックを外し、「変更を保存」をクリックします。
All in One SEOでTwitterカードが表示されないのはなぜ?
Twitterカードが正しく表示されない場合は、Card validatorにURLを入力し「Preview Card」でキャッシュをクリアします。プレビューとログが正常に表示されれば問題解決です。
All in One SEOを導入し、SEOを簡単かつ的確に進めよう!
このページでは、All in One SEOに焦点を当て、その概要や機能、メリット、導入・設定方法などについて解説しました。
All in One SEOは、WordPressにインストールするだけで、さまざまなSEO対策ができる便利なプラグインです。
ユーザー数が多いという観点から、流通する情報量も多いです。また無料でSEO対策ができる点もプラグインとして優秀と言えるでしょう。まだ導入していない方は、ぜひ本記事を参考に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
弊社はAll in One SEOやSEOに関しての知識やノウハウが豊富です。株式会社ipeではSEOでの大手クライアント実績も多数ありますのでSEOを検討する際にはぜひ一度ご相談ください。
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