ペットボトル式ウォーターサーバー10選を徹底比較！おすすめはコレだ！

ペットボトル式とその他のウォーターサーバーの違い

ウォーターサーバーには大きく分けて3つのタイプがあり、それぞれ特徴や利用方法が異なります。ご自身に合うウォーターサーバーがどれに当てはまるのか検討してみてください。

ペットボトル式ウォーターサーバー

ペットボトル式ウォーターサーバーは、市販のペットボトルを取り付けて使用するウォーターサーバーです。コンパクトで場所を取らないので、キッチンカウンターなどの上にも置けます。メーカーによって価格も様々ですが、10,000円以下で購入できるものも多く、ウォーターサーバーの中ではリーズナブルな価格で販売されています。

機能は最小限に抑えられており、その他のウォーターサーバーと比較すると簡単なつくりのものが多いですが、市販のペットボトルを取り付けるだけで温水・冷水がすぐに使えるので家に一台あると重宝します。

また、指定のメーカーから、毎月一定数ウォーターボトルを購入しなければいけないなどのノルマに縛られることもなく、自分の好きな水を好きなタイミングで消費することができます。

ボトルタイプウォーターサーバー

ボトルタイプウォーターサーバーは、現在普及しているウォーターサーバーの中で一番多いタイプです。12リットルなどの大きなウォーターボトルを取り付けて使用するもので、レンタルもしくは購入してオフィスや家庭で使用できます。

月々のサーバーレンタル料が無料の場合もありますが、専用のウォーターボトルを契約する必要があるので定期的に水代が発生します。

サーバーをレンタルしているメーカーごとに水を販売しているため、サーバーを選んだ時点で利用可能な水の種類が決まります。

水道水ウォーターサーバー

水道水ウォーターサーバーは、家庭の水道水を使用するウォーターサーバーです。水道水を浄水して利用するので、ペットボトルやウォーターボトルを購入する必要はありません。水道水ウォーターサーバーの中には、「タンク式」と「直結型」の2つのタイプがあります。

タンク式は、ウォーターサーバー内のタンクの中に、水道から汲んだ水を直接注いで使用します。水道水はウォーターサーバー内で浄水されるので、新鮮で美味しい水が出てきます。

直結型は水道とウォーターサーバーを直接繋げて使用するタイプで、水道管を分岐させることで使用可能となります。タンク式と比較して、毎回水を注ぎ足す手間がない反面、導入時には水道管周りの工事が必要になります。

水道水ウォーターサーバーについてもっと詳しく見る

ペットボトル式ウォーターサーバーの選び方

ペットボトル式ウォーターサーバーの選び方を4つの観点から解説します。いずれも重要ポイントなので、購入する際には公式サイトでしっかり確認しましょう。

費用の確認

ペットボトル式ウォーターサーバーは、レンタルではなく、購入する場合が多いです。本体価格は10,000円以下のリーズナブルなものから、20,000円以上するものまで様々です。レンタルと違って、定期的に発生する月額費用などはないので、まずはウォーターサーバーにどれくらいの金額がかけられるか、上限を決めてから商品選びをするとよいでしょう。

サポート内容の確認

ペットボトル式ウォーターサーバーは、通販サイトや家電量販店で購入できます。サポートは基本的に、購入した店舗かメーカーとのやり取りになります。故障などのトラブルが起こった際に、「保証期間内は無料で修理可能」などのサポートがあれば、安心して購入することができます。

機能面の確認

機能面も、ウォーターサーバー選びには重要ポイントといえます。基本的にペットボトル式ウォーターサーバーの機能面はシンプルであることが多いです。

例えば、子どもがいたずらしたり、誤って操作したりするのを防ぐ「チャイルドロック機能」や、サーバー内を清潔に保つための「クリーン機能」などは、ペットボトル式ウォーターサーバーにはついていないことがあるため、必要な場合はきちんと確認しましょう。

ウォーターサーバーとしての基本的な機能にプラスαで、自分の生活にとって便利となる機能がどのくらい備わっているかを確認することが大切です。

デザインの選択

ペットボトル式ウォーターサーバーにも様々なデザインがあるので、自分好みのものを選びましょう。

ペットボトル式ウォーターサーバーのデザインは、他のタイプに比べて豊富というわけではありませんが、それぞれのメーカーで大きさやカラーなどに違いがあります。

お好みのデザインで、置き場所にも合うサイズの製品を探してみましょう。

ペットボトル式ウォーターサーバーのメリット

ペットボトル式ウォーターサーバーのメリットは大きく分けて4点あります。他のタイプのウォーターサーバーと迷っている方は参考にしてみてください。

低価格で購入できる

ペットボトル式ウォーターサーバーは、リーズナブルな商品だと10,000円前後で本体を購入することができるので、手軽に導入できます。

その他のウォーターサーバーは契約してレンタルするものが多く、月額費用が発生している場合は定期的に使用しなければレンタル料を無駄にしてしまうこともあります。一方、ペットボトル式ウォーターサーバーは、本体を導入した後は自分で購入するペットボトルの費用と電気代以外かかりません。

ノルマに悩まされることがない

「定期的に決まった本数のボトルを購入しなければいけない」などの、ノルマがないこともペットボトル式ウォーターサーバーを使うメリットです。ボトルタイプウォーターサーバーを扱うメーカーでは本体レンタル料を無料にする代わりに、ウォーターボトルを定期的に購入しなければいけないというノルマがある場合があります。

もちろん、水を消費し切れる場合は問題ありませんが、消費量が少なかった月は水が余ってしまうことになります。また、定期的に水代が発生するので、お財布がピンチのときでも水代を支払わなければいけません。

一方、ペットボトル式ウォーターサーバーは必要なときに必要な分だけ、市販のペットボトルを購入すればよいのでノルマに悩まされることはありません。

好きな銘柄の水が飲める

ペットボトル式ウォーターサーバーは指定のメーカーから水を購入する必要がないので、自分の好みで水を選ぶことができます。

普段から飲み慣れている水を使用することや、気分によって水を変えること、また、費用を抑えたいときには低価格の水を購入するなど、その時々によって使いたい銘柄の水を使うことができます。

様々な銘柄の水を試せる点は、他のウォーターサーバーにはない、ペットボトル式ウォーターサーバーならではのメリットといえます。

契約もないので違約金や保証金が発生しない

ペットボトル式ウォーターサーバーは大半が買い切りで、ネット通販や家電量販店で購入することができます。メーカーと契約を結んでレンタルするわけではないので、違約金や保証金の支払いが発生することはありません。

レンタルするタイプのウォーターサーバーは、契約期間を1～3年で設けていることが多く、契約期間未満で解約する際には違約金が発生することもあります。

ペットボトル式ウォーターサーバーのデメリット

ペットボトル式ウォーターサーバーを購入する際には注意したいポイントもあります。導入する前に確認しておきましょう。

自分で水を買う必要がある

水道水ウォーターサーバーは水道水をそのまま利用でき、ボトルタイプウォーターサーバーはメーカーが自宅にボトルを配送してくれますが、ペットボトル式ウォーターサーバーは、スーパーや通販などで、自分でペットボトルの水を購入する必要があります。

特に、スーパーなどで２ℓのペットボトルを購入すると荷物が重くなり、負担に感じる人もいるでしょう。

空のペットボトルの処理が必要

ペットボトル式ウォーターサーバーを使用して出た空のペットボトルは、住んでいる自治体の指示に従って処分する必要があります。

水道水ウォーターサーバーは水道水を使用するだけなので空のボトルが出ることがありません。また、ボトルタイプウォーターサーバーは、メーカーが使用済みのボトルを回収してくれるなど、空のボトルの処理に困らないシステムがあります。

ボトルタイプウォーターサーバーの中でもペットボトルと同じ素材でできたウォーターボトルを使っている場合、自分で破棄しなければいけないケースもありますが、使用するウォーターボトルは市販のペットボトルよりも大容量なので、空きボトルが出る頻度が圧倒的に少ないです。

ボトル交換回数が多い

使用頻度によってはボトルの交換回数が多くなります。市販のペットボトルで、ペットボトル式ウォーターサーバーに対応しているのは最大で２ℓです。２ℓくらいであれば、水をよく飲む人は1日で消費してしまいます。その場合、1日1回ボトルの交換が必要になるなど、ボトルの交換回数が多くなります。

ペットボトル式ウォーターサーバーがおすすめの人

メリット・デメリットを考慮した上で、ペットボトル式ウォーターサーバーをおすすめしたい人の特徴を紹介します。

コンパクトなウォーターサーバーを求めている人

ペットボトル式ウォーターサーバーは、その他のウォーターサーバーと比較して、とてもコンパクトです。とにかくコンパクトなウォーターサーバーを求めている人にはペットボトル式ウォーターサーバーがおすすめです。

ペットボトル式ウォーターサーバーは幅や奥行きがコンパクトなことはもちろん、高さも低いのでキッチンカウンターやテーブルの上などに気軽に置くことができます。また、持ち運びも簡単にできるため、状況によって置く場所を変えることも可能です。

シンプルな機能でも十分な人

温水・冷水が出るのみ、といったシンプルな機能で十分な方は、ペットボトル式ウォーターサーバーがおすすめです。

その他のウォーターサーバーには様々な機能が備わっています。「クリーン機能」や「再加熱機能」、「エコモード」や「スリープ機能」などの便利機能が備わったものや、コーヒーの抽出もできるワンランク上のウォーターサーバーなど、ウォーターサーバー業界は機能面で差別化を図っています。

そんな中、ペットボトル式ウォーターサーバーはシンプルな機能のみの場合が多いです。その分、コンパクトでコストが抑えられるので、基本的な機能で十分な方にはペットボトル式ウォーターサーバーがおすすめです。

色々な味の水が飲みたい人

色々な種類の水や好みの水など、水の味を楽しみたい方は、ペットボトル式ウォーターサーバーがおすすめです。

ボトルタイプウォーターサーバーはメーカー指定の水を購入する必要がありますが、ペットボトル式ウォーターサーバーはスーパーなどで購入可能なペットボトルの水を使用するので、自分の好きなものを選ぶことができます。そのときの気分で水を変えることもできるので、好みの水を楽しみたい方におすすめです。

ペットボトル以外のウォーターサーバーがおすすめの人

ペットボトル式ウォーターサーバーよりも、他のタイプのウォーターサーバーが向いている人の特徴を紹介します。普段の生活を振り返りつつ、検討してみてください。

一ヶ月の水の消費量が多い人

水の消費量が多い人は、ペットボトル式以外のウォーターサーバーを使用したほうがいいかもしれません。市販のペットボトルは大きいものでも2リットルです。1日2リットル前後消費するほど、水の消費量が多い方はそのたびにボトル交換が発生します。

ボトルタイプウォーターサーバーに付けるウォーターボトルは12リットル前後のものが多いので、ペットボトル式ウォーターサーバーと比べてボトルの交換頻度が少なくて済みます。

また、水道水ウォーターサーバーはボトル交換の必要がなく、水道の水が無制限で使用できるので、水の消費量が多い方はペットボトル式ウォーターサーバー以外のウォーターサーバーがおすすめです。

水を買いに行く暇がない人

水を買いに行く時間がない方には、ペットボトル式ウォーターサーバーはあまりおすすめできません。ペットボトル式ウォーターサーバーで使用する水は自分で用意する必要があります。そのため、水がなくなった場合、家に在庫がないとペットボトル式ウォーターサーバーは使用できません。

そのため、定期的に水を補充できる環境にない方は、ペットボトル式ウォーターサーバーは使い勝手が悪いと感じる可能性があります。ボトルタイプウォーターサーバーはメーカーが定期的に水を届けてくれるので、水を買いに行く暇がない人でも問題ないでしょう。

水道料金定額（または無料）物件に住んでいる人

水道料金定額・無料の物件に住んでいる人は、ペットボトル式ウォーターサーバーではなく水道水ウォーターサーバーがおすすめです。

水道料金定額・無料であれば、水道料金を気にする必要もありません。無制限で水道水を利用できるため、水道水ウォーターサーバーを利用するのが、圧倒的にコスパが良いでしょう。

コストを少しでも抑えたい場合は、水代をプラスして支払うことになるペットボトル式ウォーターサーバーはマッチしません。