SEOを海外向けに対策するには?ポイントや進め方を解説

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海外のSEO対策を始めて、日本以外で商品・サービスの販路を広げたいと考えている企業は多いでしょう。しかし、具体的に何を始めればよいのか、どのようにサイトを運用していけば良いのか分からない企業も多いのではないでしょうか。本記事では、海外のSEO対策を始めるメリットやポイント、具体的な手順について解説します。
海外のSEO対策を行うべき理由
なぜ、海外のSEO対策を行う必要があるのでしょうか。海外に向けたSEO対策を行う理由を見ていきましょう。
海外の販路を拡大できる
海外のSEO対策を行うことで、販路を拡大して売上が増やせる可能性を上げられます。
①販路が日本だけに限定されているサイト
②販路が日本・海外向けに作られているサイト
仮に上記の2つのサイトがある場合、②のサイトの方が確実に顧客数は多いため、売上が増やせる可能性は高いです。
国内の市場では、満足できる売上を確保できない場合、SEO対策を通じて海外へ販路を広げるのも選択肢の1つでしょう。
集客が安定しやすい
海外向けにSEO対策をすることで顧客の幅を大きく広げられるため、集客が安定しやすくなります。
日本では既にSEO対策をしている企業が多く、自社の商品・サービスを売るのが難しいと悩んでいる企業は多いでしょう。
海外ではSEO対策をしている企業が少ない国もあるため、そのような国に対してSEO対策を行うと大きな集客効果を期待できます。
自社が取り扱っている商品・サービスのライバルが日本に多いのであれば、海外で販売してみるのもおすすめです。
ブランディングが強くなる
SEO対策で海外からの認知が広がることにより、自社のブランディング力を高められます。
①日本で靴を1万個販売した
②日本で靴を1万個販売して、海外でも1万個販売した
上記の場合、②の企業の方が日本だけでなく海外での販売実績もあるため、ユーザーへ権威性や安心感を与えられます。
もちろん、国内で多く商品・サービスを販売してブランディング力を上げられるのであればよいですが、既に日本にはライバルが多いため、市場の取り合いで販売できる量に限界があると悩んでいる企業も多いでしょう。
自社のブランディング力を上げたいのであれば、国内だけでなく海外の販路も広げて認知拡大や販売数の増加を目指すのも良いでしょう。
海外のSEO対策を行う際のポイント
それでは、海外のSEO対策を行う際のポイントについて解説していきます。
・言語ごとに独自のURLを設定する
・母国語が堪能な人にコンテンツ制作を依頼する
・対象国のサーバーを利用する
・対象国の検索エンジンを調べる
それぞれ具体的に見ていきましょう。
言語ごとに独自のURLを設定する
海外SEOを始めるのであれば、言語ごとに独自のURLを設定しておきましょう。
URLを同じにして海外SEOを行うと、読者は自国の言語のコンテンツを見つけにくくなるため、離脱される可能性が高くなります。
日本用のURLと海外用のURLに分けることで、読者は自国の言語でコンテンツを読めます。
母国語が堪能な人にコンテンツ制作を依頼する
海外のSEO対策を行うのであれば、コンテンツ制作は対策する国の言葉が堪能な人に依頼したほうが良いでしょう。
ネットの翻訳機能で日本語を外国語に変換するのも選択肢の1つですが、文法が正しくなく海外の読者に伝わらない可能性があります。
正しい文法で正確にコンテンツの内容を読者に伝えるためにも、海外のSEO対策を行う際は、対策する国の言葉が堪能な人にコンテンツ制作を依頼しましょう。
対象国のサーバーを利用する
海外のSEO対策を行う場合は、対象国で利用されているサーバーを利用しましょう。
SEO上では自国のサーバーを利用しているサイトの方が信頼性は高いため、良い評価が得られる傾向があります。
AWSなど多くの国で利用されているサーバーは、海外のSEO対策を行ううえでも、問題なく利用しやすいためおすすめです。
対象国の検索エンジンを調べる
日本ではYahoo!やGoogleなどの検索エンジンが一般的ですが、国によって利用されている検索エンジンは違うため注意が必要です。
例えばGoogleでは良い評価を得られるコンテンツでも、違う検索エンジンでは評価されない可能性もあります。
これから海外に向けてSEO対策を始めるのであれば、対策する国の検索エンジンがどのようなアルゴリズムになっているのか、どのようなコンテンツが評価されるのか調べておきましょう。
海外のSEO対策の進め方
海外のSEO対策の進め方は、基本的に日本で行われるSEO対策と同じ流れで行われます。
海外SEO対策の進め方について見ていきましょう。
コンテンツの企画
まずはサイトにどのようなコンテンツを掲載するのか、企画を立てていきましょう。
コンテンツの企画をするためには、発信する内容に対してユーザーがどのような悩み・疑問を抱えているのか把握する必要があります。
例えばスニーカーのECサイトを作るのであれば、ユーザーが抱えているスニーカーの悩み・疑問を解決できるコンテンツを制作することで、検索エンジンからの流入を期待できます。
誰も抱えていない悩み・疑問のコンテンツを制作しても、読者に調べられることがないためSEO対策しても大きな効果を期待できません。
サイトが大きな成果を出せるのかは制作前の企画段階で決まるため、海外のユーザーのリサーチをしましょう。日本とはニーズが異なる可能性があるため、入念にチェックする必要があります。
コンテンツ制作
企画が決まれば、コンテンツ制作を始めていきましょう。
企画段階で決まったキーワードに対して、ユーザーの悩み・疑問を解決できるコンテンツを制作することで、SEOで評価が上がる可能性を高められます。
コンテンツの作成段階では、対策するキーワードに対してユーザーが抱えている悩み・疑問を具体的に把握しなければいけません。
検索順位が高い記事やその他の媒体などで調べ、ユーザーが抱えている悩み・疑問を把握しましょう。
効果測定
コンテンツを掲載して一定期間が経てば、効果測定をして成果が上がっているのか確認しましょう。
注意点としては、基本的にSEO対策はすぐに成果が出ることは少ないため、長期的に効果測定する必要があります。
例えば、どれだけ良いコンテンツだとしても、検索エンジンに反映されるまで数カ月は必要になるため、すぐに効果測定して結果が出ていなくても気にする必要はありません。
まずは、コンテンツを掲載していって、半年程度が経ってから効果測定することをおすすめします。
コンテンツ改善
コンテンツの効果測定が終わり、検索順位が上がらない場合は改善が必要になります。
対策しているキーワードで上位に掲載されているコンテンツを調べて、何が足りていないのか調査しましょう。
また、他のコンテンツにない付加価値をどのように作るのかについても検討してみた方が良いでしょう。
コンテンツに問題がない場合は、ドメインパワーなど他の要素で検索順位が上がらない可能性があるため、競合サイトに対して足りていないポイントを埋めて改善していくことで順位が上がりやすくなります。
まとめ
本記事では、海外SEOのメリットや手順について解説しました。
・海外の販路を拡大できる
・集客が安定しやすい
・ブランディングが強くなる
上記のメリットが良いと感じる場合は、海外のSEO対策を行うと良いでしょう。
海外SEOを始めるのであれば、ドメイン・サーバーやコンテンツ作成などで注意しなければいけない点があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
SEOに関するご相談があれば、ぜひipe(アイプ)へご相談ください。
この記事の著者
監修者 土田悠真
早稲田大学卒業後、東京地方検察庁に入庁。その後、株式会社ipeに入社。9か月でコンサルティングチームのリーダーに就任。年商150億円超えの中古品マーケットプレイス、商品数500万品超えのファッションECサイトをはじめとし、様々なジャンルのサイトをコンサルティング、分析を行う。ツイッターはこちら。
@seotsuchida