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オウンドメディアの成功事例10選|成功のための秘訣とは

オウンドメディアの成功事例10選|成功のための秘訣とは
DeepEditor

集客や認知度向上・ブランディングに役立つと、多くの企業が取り組んでいるオウンドメディア運用。導入を検討しているWeb担当者の方も多いのではないでしょうか。オウンドメディアは、正しく運用することで大きなメリットを企業にもたらします。本記事では、オウンドメディアの成功事例10選を紹介します。成功のための秘訣も、合わせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

オウンドメディアの成功事例とは

ここでは、オウンドメディアの成功事例についてご紹介します。

そもそもオウンドメディアとは

オウンドメディアとは、「自社で所有するメディア」の総称のことです。自社で運営するホームページやブログといったWebメディアや、SNS、YouTubeなどがオウンドメディアに当たります。オウンドメディアメディア運用においては、ユーザーのためになる良質なコンテンツを発信し続けることが重要です。

オウンドメディアは正しく運用することができれば、企業に大きな利益をもたらします。
中には、オウンドメディア運用によって、集客や認知度の向上、ブランディングの構築などの面で大きな成果が出た事例も。本記事では、そんなオウンドメディアの成功事例取り上げます。今後オウンドメディアの運用を検討している、オウンドメディアを運用しているが成果が出ていないという方はぜひ参考にしてみてください。

サイボウズ式

引用:サイボウズ式

課題 ・認知度の向上
施策 ・「製品PRにつなげない」という切り口で、新しい価値観や働き方を発信
効果 ・企業の認知度・ブランドイメージが向上
・採用ブランディングの強化

「サイボウズ式」は、株式会社サイボウズが運営するオウンドメディアです。企業の認知度の向上を目的として、2012年に立ち上げられました。サイボウズ式では、「製品PRにつなげない」という切り口で、売上目標やPV数などの数値目標を立てずに、新しい価値観や働き方を発信。その結果、コンテンツが多くの人の注目と共感を集め、企業の認知度・ブランドイメージが飛躍的に向上しました。現在では、「IT業界就職人気ランキング」「働きがいのある会社ランキング」の常連企業となるなど、採用ブランディングでも成功を収めていきます。

北欧、暮らしの道具店

引用:北欧、暮らしの道具店

課題 ・ECの売上向上
施策 ・北欧の暮らしやアイテムに興味がある人向けのコンテンツを発信
効果 ・年間売上45億円
・多数のファンを抱えるブランドへ成長

「北欧、暮らしの道具店」は、株式会社クラシコムが運営しているECサイトとオウンドメディアの一体型メディアです。サイト内では、北欧をイメージした様々なアイテムを販売しつつ、北欧の暮らしやアイテムに興味がある人向けのコラムを発信。SNSやYouTube、自社アプリでも、積極的にコンテンツマーケティングを展開しています。その結果、独自の世界観が構築され、年間売上45億円、サイトの月間PV数1600万、Instagramのフォロワー数110万人と、多数のファンを抱えるブランドとなりました。

ferret

引用:ferret

課題 ・自社サービスのリード獲得
施策 ・「マーケターのよりどころ」をコンセプトに、マーケター向けにノウハウや知識を発信
効果 ・月間PV数550万、月間2000件以上のリードを獲得
・求人や他社ツールの広告掲載によって、メディア自体の収益化にも成功

「ferret」は、Webマーケティングツールの開発・販売を行う株式会社ベーシックが、自社サービスのリード獲得を目的に、運営するWebメディアです。「マーケターのよりどころ」をコンセプトに、BtoBのマーケター向けに、質の高いマーケティングのノウハウや知見を発信。その結果、月間PV数は550万、月間に2000件以上のリードを獲得するようになりました。また、その発信力を生かして、求人や他社ツールの広告掲載によって、メディア自体の収益化にも成功しています。

メルカン

引用:メルカン

課題 ・自社にマッチする優秀な人材の採用
・採用後のミスマッチ減少
施策 ・「メルカリの人を伝える」をコンセプトに、メンバーや社内の出来事をコンテンツとして発信
効果 ・求職者とのマッチング精度向上
・採用ブランディングの強化
・メルカリのカルチャー作りに貢献

「メルカン」は、株式会社メルカリが、自社にマッチする優秀な人材を採用すること、また採用後のミスマッチを減らすことを目的に、運用している採用メディアです。メルカンでは、「メルカリの人を伝える」をコンセプトに、メンバーや社内の出来事を、記事や動画など、様々なコンテンツを通して発信。メルカンは社内外にメルカリの価値観や文化を伝えるツールとして重要な役割を果たし、求職者とのマッチング精度の向上や、採用ブランディングの構築、カルチャー作りに貢献している。

ジモコロ

引用:ジモコロ

課題 ・地域密着型求人サービスへの応募者を増やす
施策 ・地元×仕事をテーマにした面白いコラムを発信
効果 ・求人応募者の約10%がジモコロ来訪者に

「ジモコロ」は、地域密着型の求人サービスを提供する株式会社アイデムと、ゆるいコンテンツ作りが得意な株式会社バーグハンバーグバーグ、ローカルに強いライター&編集チーム 株式会社HuuuuによるWebメディアです。地域密着型求人サービスへの応募数増加を目的として、「おもしろい!」を入り口に、地元(地域)×仕事(働き方)をテーマにしたコラムを発信。その結果、求人サービスへの応募者の約10%がジモコロ来訪者となり、応募者の増加に貢献しています。

キャリアハック

引用:キャリアハック

課題 ・自社サービスの利用者増加
・企業・サービスのファン作り
施策 ・Web・IT業界で働く人向けに、役立つ情報やインタビュー記事などを発信
効果 ・自社サービスのリード獲得・育成に貢献
・サービスの認知度向上
・採用ブランディングの強化

「キャリアハック」は、求人情報メディア・人材紹介サービスを展開するエン・ジャパン・株式会社が運営しているWebメディアです。自社サービスの利用者増加と企業・サービスのファン作りを目的に立ち上げられました。キャリアハックでは、Web・IT業界で働く人向けに、役立つ情報や、業界内の先駆者や活躍者へのインタビュー記事などを発信。
月間PV数は80万以上となり、自社サービスのリード獲得・育成やサービスの認知度向上につながっています。また、高品質で、業界人の共感を呼ぶコンテンツは、採用ブランディングの強化にも貢献しているでしょう。

侍エンジニア塾ブログ

引用:侍エンジニア塾ブログ

課題 ・自社サービスへの集客
施策 ・プログラミングに役立つ情報を発信
効果 ・自社サービスのリード獲得・育成に貢献

「侍エンジニア塾ブログ」はプログラミング教育サービスなどを提供する、株式会社SAMURAIが運営するWebメディアです。侍エンジニア塾ブログでは、サービスへの集客を目的として、「プログラミング」「エンジニア」などのキーワードで、記事や、動画コンテンツ、スクールの卒業生へのインタビューなどを発信。月間PV数は300万以上となり、月間数百件のリード獲得と、良質なコンテンツによるリードの育成につながっています。

株式会社ipeが手掛けたオウンドメディアの成功事例

株式会社ipeでもオウンドメディア運営の支援を行っています。ここでは、弊社が手掛けたオウンドメディアの成功事例を紹介します。

株式会社KADOKAWA

課題 ・膨大な内部課題の分析・改善
・オーガニック流入の増加
施策 ・SEOコンサルティングを実施
効果 ・内部要素の最適化に成功、流入数も回復

株式会社KADOKAWAでは、運営する大規模Webメディアの、膨大な内部課題の分析・改善に対応しきれず、オーガニック流入が減少してきているという課題がありました。そこで、弊社のSEOコンサルティングを導入。SEO戦略設計の実施によって、内部要素の最適化に成功しました。減少しつつあった流入数も徐々に回復してきています。

SMSキャリア(エス・エム・エス キャリア)

課題 ・オーガニック流入の増加
施策 ・SEOコンサルティングを実施
効果 ・ビッグKW及びエリアKWの上位表示化を実現
・流入数の増加

株式会社エム・エム・エス・キャリアが運営する、国内最大級の看護師求人メディア「ナース専科求人ナビ」では、検索順位が低下し、オーガニック流入の増加が課題でした。
弊社のSEOコンサルティングを導入後は、多方面からSEOの情報、知見を共有させていただき、担当者様と共にSEO対策を推進。その結果、ビッグキーワード及び、エリアキーワードの上位表示化を実現、オーガニック流入の増加に成功しました。

オウンドメディアの運用目的

オウンドメディアは、企業が自らの手で情報をコントロールし、ブランディング、採用活動支援、リード獲得など多岐にわたる目的で運用されます。主な3つの運用目的としては、ブランドイメージの向上、コスト効率の良い人材採用、製品やサービスの迅速な情報発信と顧客誘導があります。

ブランディングの面では、自社の理念や文化を反映したコンテンツを通じて、ブランドイメージを確立し、顧客の信頼を得ることが目的です。継続的な情報発信により、ブランドの認知度を高め、ファンを増やすことが可能です。

人材採用の面では高額な求人広告やエージェント費用を削減しつつ、自社の文化や価値観に共感する人材を獲得することができます。オウンドメディアを通じて、企業文化や働く環境を具体的に紹介し、企業と価値観がマッチする人材を引き寄せます。

リード獲得の面では製品やサービスに関する情報を正確かつ迅速に提供し、購入や申し込みにつなげることが目的です。効果的なコンテンツマーケティングを通じて潜在顧客にリーチし、リードを獲得することができます。また、長期的な視点で見ると、広告の停止後も継続的なトラフィックが見込めるため、広告費用の削減も可能です。

各企業はこれらの目的を達成するために、オウンドメディアのコンテンツ戦略や運用に工夫を凝らしています。独自の視点で市場にアプローチすることで、ブランド認知の拡大やリード獲得、人材採用につなげましょう。

オウンドメディア成功のポイント

オウンドメディア成功のための秘訣
適切な戦略の策定
運営体制の確立
分析に基づく対策の実施

成功するオウンドメディアにはどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは、オウンドメディア成功のための3つの秘訣を解説します。

適切な戦略の策定

誰に対して、何を発信するのか明確にする

まずは、目的に合った適切な戦略の策定が重要です。売上向上なのか、認知度の向上なのか、目的を定め、誰に対して、何を発信していくのかを明確にしましょう。戦略が曖昧なまま、発信を始めても、せっかく作ったコンテンツが誰にも刺さらず、制作コストが無駄になってしまうからです。戦略策定の際には、市場や競合の調査をしたうえで、ターゲティングポジショニングをしていきましょう。

運営体制の確立

自社の状況に合わせて、運営体制を構築する

施策を実施していくためには、運営体制の確立が必須です。具体的には、「ディレクター」「ライター」「デザイナー」「エンジニア」「マーケター」などのポジションが必要になります。社内で人材をアサインするのか、一部を外注するのか、自社の状況に合わせて、オウンドメディアの運営体制を構築しましょう。

分析に基づく対策の実施

追う数字を決め、効果測定と対策を行う

オウンドメディアの運営においては、適切に分析を行いながら、対策を実施していくことが重要です。ただコンテンツを発信するだけではなく、PV数やCV率など、追う数字を決め、効果測定と対策を行いましょう。

粘り強く改善を継続していく

オウンドメディアは、成果が出始めるまでには短くとも半年から1年程度かかるとされています。成功事例に挙げられるオウンドメディアの多くは、3年以上の長期にわたる運用が行われています。このことから、オウンドメディアの成功は短期的な成果ではなく、長期的な視点と持続的な運用が重要といえるでしょう。

さらに、オウンドメディアの成功事例を見ると、ただ運営を続けるだけでなく、社会的な変動やユーザーのニーズの変化を踏まえた積極的な改善が求められることが明らかです。たとえば、Googleなどの検索エンジンの仕組みが日々変動する中で、オウンドメディアの内容を適時更新し、ユーザーの関心を引き続けることが求められます。

また、オウンドメディアの本来の運用目的を見据えながら、改善を繰り返し、長期に渡って継続できるかが成功と失敗を分ける要因です。成功しているオウンドメディアの事例では、ユーザーに価値ある情報を提供し、彼らの悩みを解決することで長期的な関係を築いています。

このように、オウンドメディアの成功には、継続的な改善と長期的な運用、ユーザーのニーズに対応したコンテンツの提供が不可欠です。

なお株式会社ipeでは、オウンドメディアの立ち上げ方と注意点をまとめた資料を公開しています。大手実績多数の株式会社ipeに在籍するアナリストたちの知見を凝縮。現場で使える生きた知識をご紹介します。

より効果的にオウンドメディアを立ち上げるためにも、弊社の知見をぜひご活用ください。

ポイントをしっかりと押さえて、オウンドメディアを運用することが成功への近道です!

オウンドメディア運用によって、集客や認知度の向上、採用ブランディングの強化に成功した企業はたくさんあります。オウンドメディア運用を成功に導くためには、ポイントをしっかり押さえて運用することが重要です。オウンドメディアを運用しているが成果がでない場合や、社内で運用体制の構築が難しい場合には、プロに外注することを検討するのもよいかもしれません。

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