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GIFとは?JPEG・PNGとの違いや作り方、作成・変換ツール

GIFとは?JPEG・PNGとの違いや作り方、作成・変換ツール

GIFとは、「Graphics Interchange Format」の略称で、可逆圧縮方式の画像フォーマットの一種です。 今回はGIFに焦点を当て、その概要や特徴、メリット・デメリット、画像変換ツールなどをご紹介します。気になるポイントを一挙確認してしまいましょう。

GIFとは?

GIFとは「Graphics Interchange Format」の略称で、読み方は「ジフ」です。可逆圧縮方式の画像フォーマットの一種で画像データを圧縮した状態で保存することができます。GIHはランディングページや動画関連ファイルへの埋め込みなど、できるだけデータの読み込み容量を抑えたい時に適しています。また、簡易的なアニメーションや画像の連続表示でも使用できます。

【GIFの基礎情報】

MIME タイプ image/gif
ファイル拡張子 .gif
仕様書 https://www.tohoho-web.com/wwwgif.htm

GIFの歴史

GIFは、1987年に米コンピュサーブ社で開発・誕生しました。現在主に使用されているのは1990年にリリースされた改訂版となっています。誕生当時に特許問題が発生し、一部サービスではGIFの使用を停止するなどの混乱が起きてしまいました。そこで、特許不要の拡張子「PNG」がGIFの代替として生まれたという経緯があります。現在は特許が失効しているため、誰でも自由にGIFを使うことができます。

GIFの種類

GIFにはいくつかの種類があります。用途に応じて使い分けることができるように、GIFの種類について理解していきましょう。

透過GIF

透過GIFとは画像内で使われている特定の1色を透過色に指定することで、背景を透明に表示させるGIFです。透過色の画素があるところには、背景色の画素や背景にある別の画像がそのまま表示されるのが特徴です。

インターレースGIF

画素データの順番を入れ替えることで、一部のデータを受信するだけで全体を見られるようになるGIFです。低速の通信回線で画像データを受信した場合、最初にぼんやりとしたモザイク状の全体像が出現し、受信データが大きくなるにつれて鮮明になっていく場合、インターレスGIFが使用されています。

GIFのブラウザの対応状況

以下は2022年2月現在、GIFに対応しているブラウザです。

Chrome Firefox Safari 新Edge 旧Edge IE11
GIF

(参考:https://tamoc.com/browsers-supported-image-format/)

GIFのメリット

ここでは、GIFの特徴・メリットについて3点解説します。

画像でアニメーションが作れる

GIFは、静止画を連続再生させることで短いアニメーションを制作できます。

あくまで静止画のため、多くの情報は挿入できませんが、画像ではなくあえて動画として視聴者に伝えたいことがあれば、有用性が高い画像形式です。

ファイル容量が軽い

GIFで制作されたアニメーションは、画像で構成されているため、ファイル容量が軽く、動画に比べて読み込みや再生速度が速いです。
そのため、サーバーへのデータ通信量が少なく、通信環境を選ばず閲覧できるメリットがあります。

また、GIFのアニメーションは自動再生式です。
動画はループ式になっているため、動画の視聴回数を戦略的に増加させることができます。

背景透過ができる

GIFは、画像の背景を透過させることができます。

そのため、背景の不要な部分をカットできるだけでなく、他の画像に背景透過させた画像を重ねると透明部分に画像が差し替わり、簡易的なグラデーション表現ができたりもします。

自動的に再生される

GIFアニメーションは再生ボタンをクリックする必要がなく、画面に表示された時点で再生されます。SNSなどでGIFアニメーションを含めて投稿すれば、ユーザーの目に止まりやすいので興味を引くことができます。アニメーションのループ再生も可能なため、見ている人の印象に残りやすくなります。

GIFのデメリット

ここでは、GIFのデメリットについて3点解説します。

細かな色の違いを表現できない

GIFは、最大256色までしか表現できません。

そのため、多くの色数を必要とする複雑なグラデーション表現や実写風景などは、画像として再現性が低いです。

音声が入れられない

GIFは、アニメーション画像として有名ですが、その実態はあくまで画像です。

そのため、制作した画像・動画に音声を挿入できません。

長尺には向いていない

GIFは、あくまで画像拡張子の1つです。

大量の画像データを組み合わせた長尺のGIFアニメは、一般的に動画制作を行うよりも、画ファイル容量が大きくなってしまうため、データの読み込みやアニメの再生速度が遅くなるというデメリットがあります。

データの読み込みやアニメの再生速度が遅いということは、ユーザーストレスに繋がり、SEO的にもマイナス要因となるため、注意が必要です。

よって、GIFアニメは、最長でも30秒程度に抑えるのがベターでしょう。

GIFとJPEG、PNGの違い

GIFと似たような画像形式にJPEGやPNGがあります。
似ている画像形式が複数ある場合、どれを使用したら良いか迷いますよね。

ここでは、それぞれの違いについて比較します。

PNG JPEG GIF
表現可能色数 フルカラー(約1677万色) フルカラー(約1677万色) 256色まで
圧縮形式 可逆 非可逆 可逆
透過処理 ×
アニメーション対応 × ×
ファイル容量 ファイルサイズが重くなりやすい ファイルサイズを小さく調整できる ファイルサイズが比較的軽い
適している画像 文字や図が含まれる画像など修正が複数回要する画像向き 細かい色彩を表現したい画像・写真向き アニメーションを用いた動的画像向き

GIFとJPEGとの違い

JPEGは「Joint Photographic Experts Group」の略称で、読み方は「ジェイペグ」です。JPEGは約1677万色に対応しているため、色数の多い鮮明な画像や複雑なグラデーションのついた画像も綺麗に表示することができます。しかし、一度圧縮すると元の品質に戻らず、保存を繰り返すと画像が劣化する非可逆圧縮方式を採用している点がGIFと異なります。

GIFとPNGとの違い

PNGは「Portable Network Graphics」の略称で読み方は「ピング」です。PNGは約1677万色に対応し、綺麗な画像を表示させたい時に役立ちます。透過できるところはGIFと同様ですが、アニメーションは作成することができません。また、可逆圧縮方式なので保存を繰り返しても画像が劣化しませんが、フルカラーで使用するとファイル容量が大きくなりすぎることがあります。

GIFの作り方(Photoshop編)

GIFの特徴、利点について把握した後は作り方について解説していきます。GIF作成の参考としてご覧になってください。

①Photoshopで画像を読み込む

Photoshopを開き、「スクリプト」から 「ファイルをレイヤーとして読み込み」を選びます。使用した画像を選択します。

②タイムラインパネルに画像を表示する

「ウィンドウ」から「タイムライン」を選び、タイムラインパネルを開きます。画面下にタイムラインのウィンドウが表示されるため「フレームアニメーションを作成」を選択します。

③フレームアニメーションへ変換

タイムラインパネル右上のメニューアイコンから「レイヤーからフレームを作成」を選びます。タイムラインにレイヤーの各画像が横一列で並んでいることを確認します。

④表示時間とループを設定

各画像の下に表示されている秒数を選択し、表示時間を設定します。「ループオプションメニュー」で「無限」を選択すれば、ループ再生も可能です。

⑤GIFに書き出して保存

「ファイル」から「書き出し」を選択し「Web用に保存」をクリックします。保存画面右上でGIF形式を選択します。必要に応じてファイルサイズや色数を調節し、保存すれば完了です。

【PC向け】GIF作成・編集ツール3選

Photoshop以外にもGIF作成ツールはいくつかあります。それぞれの特徴について見ていきましょう。

①gifs

YouTubeなどで公開されている動画からGIFアニメーションを作れるツールです。アカウント登録が不要でロゴや文字の挿入、余白設定、指定範囲の切り抜きといった編集が可能です。また、GIFのURLを生成してSNSやブログに埋め込むことができます。

【gifsを使用するメリット】

・簡単に利用できるので、初めての人にもおすすめ。
・作成したファイルがURLでも表示される。
・無料で作成できる。

【公式サイト:gifs

②VideoProc

GIFアニメーション作成のみならず、動画作成機能も搭載したダウンロード型動画編集ソフトです。PC画面のキャプチャ録画やYouTubeの動画ダウンロードなど多彩な機能を備えている点が特徴で、初心者でも扱いやすいインターフェースで使いやすい仕様です。また、利用時間制限付きですが、無料版もあります。

【VideoProcを使用するメリット】

・動画変換、編集などの多彩な機能を有しています。
・動作が軽量で、インターフェースがわかりやすい仕様です。
・無料版でも高機能なスペックを持っています。

【公式サイト:VideoProc

③GIMP

GIF作成に加え、CG作成、画像加工、写真レタッチなどが可能なオープンソースソフトです。無料ながらも豊富な機能を備えており、世界中にユーザーがいます。しかし、印刷に必要な色彩に対応しておらず、拡大・縮小に弱いので印刷には向いていないというデメリットがあります。

【GIMPを使用するメリット】

・CG作成までできる多機能性があります。
・微細な調整も可能です。
・無料で多くの機能が使用可能です。

【公式サイト:GIMP

【スマホ向け】GIF作成・編集アプリ3選

次にスマホ向けのGIF作成アプリについて解説します。スマホでGIFを作成したい方は是非参考にしてみてください。

①GIFトースター

動画や画像からGIFを作成できるアプリです。無料版でも再生速度の変更やフレームの入れ替えなどの機能を使用することが可能です。しかし、選択できる再生速度や解像度には限りがあるため、より充実した機能を求める場合は有料版もあります。

【GIFトースターを使用するメリット】

・直感的な操作で使用できるので、初めての方にもおすすめです。
・無料でフレーム入れ替えや再生速度の変更の機能が使用できます。
・作成したGIFはカメラロールに保存することでSNSなどに投稿できます。

【公式サイト:iPhone版Android版

②FlipaClip

イラストをGIFアニメーションに変換できるアプリです。アプリ内でイラスト作成〜GIF変換まで可能です。また、ボイスレコーディング機能があり、MP4など音声付き動画の作成をすることもできます。無料版はレイヤー3枚まで使用できるので、複雑なアニメーションを作成したい場合は有料版がおすすめです。

【FlipaClipを使用するメリット】

・イラストの作成からGIFアニメーションの変換まで可能です。
・操作性が高く、初めての人にも利用しやすいアプリです。
・ボイスレコーディング機能により、MP4など音声付き動画も作成できます。

【公式サイト:iPhone版Android版

③ImgPlay

動画や画像からGIFアニメーションを作成できるアプリです。テキスト挿入や色調変更、SNS共有など、さまざまな機能を搭載しています。無料版にはImgPlayの透かしマークが入ってしまうので、マークが気になる方は有料版を使用する必要があります。

【ImgPlayを使用するメリット】

・シンプルな操作でアニメーションが作成できるため、操作しやすいです。
・色調補正や画像へのテキスト挿入など、多彩な機能がついています。
・アプリから直接SNSへ投稿することができます。

【公式サイト:iPhone版Android版

GIFファイルへの変換フリーソフト3選

ここではGIFファイルの作成ツールについて解説します。
GIFファイルへの変換は、XnConvertやImage Tunerなどの画像編集ソフトがおすすめです。

①XnConvert

XnConvertは、複数の画像ファイルを一括変換できる無料画像変換ソフトです。

リサイズや回転、コントラスト調整、透かしの追加など多数の機能を備えており、それら全てを一括処理できます。

【XnConvertを使用するメリット】

・500種類以上の画像形式に対応(JPEG/PNG/GIF/WebPなど)
・MacもWindowsもLinuxなど様々なOSに対応
・複数画像の一括変換が可能

【公式サイト:XnConvert

②Image Tuner

Image Tunerは、先程のXnConvert同様、複数の画像ファイルを一括変換できる無料画像変換ソフトです。

フォーマット変換、サイズ変更、名前変更、反転、回転、ウォーターマークの追加などの処理を複数の画像ファイルに対して一括処理を行うことができます。

デメリットとしては、Macユーザーしか使用できないという点です。
そのため、Windowsを使用している方は、XnConvertを使用しましょう。

【Image Tunerを使用するメリット】

・画像変換機能が豊富
・画像処理エンジンが高速なので、処理速度が速い
・画像だけでなく、テキストの合成も可能

【公式サイト:Image Tuner

③VEED.IO

動画変換・編集・録画・圧縮といった機能を搭載した無料オンラインツールです。MP4、AVI、WMAといったビデオ形式に対応しています。シンプルなインターフェースであり、オンライン上で簡単に変換できることが特徴です。また、動画編集専用画面で動画の編集も可能です。
【VEED.IOを使用するメリット】

・動画変換・編集・録画・圧縮といった機能が揃っています。
・圧縮率、フレームレート、解像度などを調整することが可能です。
・圧縮後のファイルサイズの範囲を事前に把握できます。

【公式サイト:VEED.IO

GIFに関するQ&A

GIFに関する質問について回答していきます。ここまでで生じた疑問を解消していきましょう。

GIFと動画の違いは?

GIFは音声を入れられないところが動画との違いです。また、GIFは表現できる色数が限られるため、動画と比べて画像がやや粗くなってしまいます。そのため、動画は映像の質にこだわりたい時、GIFは簡易的なアニメーションを作りたい時に使うなど用途に応じて使い分けると良いでしょう。

GIFはどのような時に使う?

GIFは簡易的なアニメーション、イラスト、図形などをWebサイトやSNSにアップロードする際によく使われます。データを圧縮して保存することができるため、データ容量を抑えたい時に重宝します。

TwitterのGIFをスマホに保存するには?

iPhoneでは「GIF Viewer」、Androidでは「Tweet2gif」などのアプリで保存することができます。アプリをダウンロードした後、Twitterの投稿画面右下の「共有」をタップします。その後、共有先としてダウンロードしたアプリを選択することで保存することができます。

SEOに効果的な画像形式は?

GIFはアニメーションも作成できるため、多くのサイトで使用されていますが、SEO対策をしている方は「AVIF形式」がおすすめです。
AVIFは、JPEGやPNG、GIFと同様の品質でありながら、ファイルサイズが非常に軽いです。

SEOでは、画像のファイルサイズが重いと、ページの読み込み速度が遅くなるため、評価がマイナスになります。
また、ファイルサイズが軽くても低品質だとユーザビリティが悪くなり、SEOにとってマイナスです。
そのため、ファイルサイズが軽く高品質なAVIFのような画像形式が好まれます。
気になる方は、以下の記事をご覧ください。

GIFを活用し、短いアニメーションを制作しよう!

このページではGIFの概要や特徴、メリット・デメリット、画像変換ツールなどについて解説しました。

GIFは、可逆圧縮方式の画像フォーマットで、画像だけで短いアニメーションを作れるにも関わらず、ファイルサイズが軽量というメリットがあります。

しかし、対応色数が256色以下と少ないため、細かな色の違いを表現できないというデメリットがあります。

また単純で簡易的なアニメーション制作には適していますが、音声を入れたり、長尺になるようなアニメーションには不向きだということを覚えておきましょう。

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