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ディレクトリとは?意味や構造・フォルダとの違い、移動や削除などの操作まで解説

ディレクトリとは?意味や構造・フォルダとの違い、移動や削除などの操作まで解説
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ディレクトリは、ファイル(データ)を格納し、分類・管理しやすくするための入れ物のようなモノです。今回はディレクトリに焦点を当て、その概要や種類、メリット、フォルダ・ファイルとの違いなどをご紹介します。気になるポイントを一挙確認してしまいましょう。

ディレクトリとは?

ディレクトリは、ファイル(データ)を格納し、分類・管理しやすくするための入れ物のようなモノです。

コンピュータには、以下のようにさまざまなファイル(データ)があります。

  • テキストデータ
  • 音声データ
  • 画像・動画データ

たとえば、これらをひとつひとつデスクトップに表示したとします。

目視で数えられるデータ量であれば気にならないかもしれませんが、数百・数千とデータ量が増えるとどこに何があるか把握・管理しづらいです。

ディレクトリを活用すれば、性質ごとにデータをまとめることができ、管理しやすくなります。

ディレクトリとフォルダの違い

基本的に、ディレクトリとフォルダに違いはありません。

しかし、厳密にはOSごとに呼び方が異なります。

たとえば、WindowsやMacなどのGUI(Graphical User Interface)では「フォルダ」、LinuxやUnixなどのCUI(Character User Interface)ではディレクトリと呼ばれています。

呼び方が異なる理由は、CUIにフォルダという概念が存在しないためです。

ディレクトリとファイルの違い

ファイルはテキストや画像などのデータのことです。

ファイルは紙、ディレクトリは箱と考えるとイメージしやすいかと思います。

たとえば、パエリアのレシピが書かれた5枚の紙を「パエリアのレシピ」という名前の箱にまとめて入れておくイメージです。

ファイルはひとつひとつのデータ、ディレクトリはそのデータをまとめておく入れ物と考えておきましょう。

ディレクトリの種類

ここでは、パソコンとWebサイトのディレクトリについて解説します。

パソコンのディレクトリ

ディレクトリは、パソコン内のローカルディスクや外付けのHDDに保存されたファイルを管理するためのフォルダです。Windowsマシンでは、たとえばCドライブの中に複数のディレクトリが含まれる構造になっています。ユーザーは自身でディレクトリを作成し、その配下に新たなディレクトリを作成することができます。

このディレクトリの仕組みにより、パソコン内のファイルを整理し、管理しやすくすることが可能です。ディレクトリはファイルを分類して格納するため、特定のファイルを簡単に見つけられます。ディレクトリを適切に活用することで、作業効率の向上が見込めるでしょう。

Webサイトのディレクトリ

Webサイトのディレクトリは、Webサイト上のファイルを整理するためのフォルダです。Webサイトには、サイトページ、画像、音声ファイルなど、さまざまなデータが存在します。これらのデータを適切な場所に保存することで、Webサイトの構造が分かりやすくなり、管理もしやすくなるでしょう。

またWebサイトのディレクトリは、基本的にWebサイトをホスティングしているサーバー内に存在します。ユーザーはディレクトリを作成し、それぞれのファイルを適切なディレクトリに配置することで、Webサイトのコンテンツを整理します。

このようにディレクトリの活用により、Webサイトの管理・保守がしやすく、訪問者にとっても快適な閲覧体験の提供が可能になるでしょう。

ディレクトリの構造を最適化するメリット

ここでは、ディレクトリ構造を最適化するメリットについて2点解説します。

1.Webサイト管理・運用に役立つ

2.検索エンジンがクロールしやすい

1.Webサイト管理・運用に役立つ

基本的に、Webサイトはディレクトリ構造で制作されており、Webサイトを構成するあらゆるコンテンツデータもWebサーバーにディレクトリ構造で保存されています。

Webサイトの構造が最適化されていないと、サーバー側でデータが乱雑に保存されている状態になるため、Webサイト管理・運用がしづらいです。

たとえば、以前作成したコンテンツの修正や新コンテンツの追加・削除をしたい場合、ディレクトリ構造が最適化されていれば、対象のデータがどこに格納されているのか、またどこに格納すべきなのかが把握しやすくなります。

2.検索エンジンがクロールしやすい

Googleなどの検索エンジンは、ユーザーニーズを満たすために世界中のWebサイトを日々チェック・評価しています。

GoogleのWebサイトのチェックは「クローラー」と呼ばれる巡回ロボットによって行われますが、ディレクトリ構造が最適化されていると、ページの内容や重要性が把握しやすくなり、クローラーから評価されやすくなるメリットがあります。

良質なコンテンツであるほど、検索エンジンの検索順位上位に表示されやすくなる仕組みです。

Webサイトにおける最適なディレクトリ構造

できるだけ3階層までに抑える

Webサイトにおける最適なディレクトリ構造は、できるだけ3階層までに抑えることが望ましいです。

ディレクトリの階層が深いと、サイトの管理やメンテナンスが困難です。階層が深くなるほど、特定のファイルやページを見つけるのが難しくなります。

さらに、SEOの観点からも考えなければなりません。検索エンジンのクローラーは、階層が深くなるとクローリングが困難になる傾向があります。クローラーは階層を辿ってコンテンツを索引化するため、階層が深すぎるとコンテンツの発見が遅れる可能性があります。

最適なディレクトリ構造は、3階層までに収まるようにファイルやページを整理することで、サイトの管理性と検索エンジンへの対応を向上が見込めるでしょう。

ディレクトリ名でわかりやすくする

Webサイトにおける最適なディレクトリ構造では、ディレクトリ名をわかりやすくすることが重要です。

シンプルなディレクトリ名とファイル名を使用することで、URLを目にするユーザーが混乱することを避けられます。ディレクトリ名やファイル名は、ホームページ内のコンテンツに関連する単語を選ぶようにしましょう。

また、1つの単語よりも長い名前を設定する場合は、ハイフンやアンダーバーを使って区切ると見やすくなります。ディレクトリ名を見やすくすることで、ユーザーはURLからも内容を把握しやすくなり、サイトのナビゲーションもスムーズに行えるでしょう。

わかりやすいディレクトリ構造は、ユーザーエクスペリエンスを向上させるだけでなく、検索エンジンの理解しやすさにもつながります。

ページ数が多い場合はディレクトリマップも作成する

Webサイトのページ数が多い場合には、ディレクトリマップを作成することをおすすめします。なぜなら、大規模なWebサイトでは、ディレクトリ全体の把握が難しくなることがなるからです。

ディレクトリマップは、階層構造やリンク関係を視覚的に示すものであり、サイト内の各ディレクトリやページの配置や関係性を把握し、全体の構造がわかりやすくなります。これにより、訪問者は迷うことなく目的のページにアクセスできるでしょう。

ディレクトリマップとは?

ここでは、ディレクトリマップの概要と必要な項目について解説します。

ディレクトリマップの概要

ディレクトリマップは、Webサイト内の全ページのURLとタイトル、記事内容が一覧でまとめられた表のことです。主にWebサイトの制作管理や作業担当者間の情報共有のために作成されます。

ディレクトリマップは、サイトマップとは異なり、Webサイト上に掲載されることはありません。代わりに、内部向けのツールとして使用されます。ディレクトリマップは、Webサイトの階層構造やページ間の関係性を視覚的に把握することができるため、開発者や管理者にとって貴重なリソースと言えるでしょう。

ディレクトリマップに必要な項目

基本的には以下の項目を盛り込んで作成します。

  • ディレクトリ名
  • ファイル名
  • テストサイトと本番サイトのURL
  • ページタイトル
  • ページのディスクリプション
  • ワイヤーフレーム上の管理番号

ただし、ディレクトリ名やファイル名は一貫性を持ち、理解しやすくするために明確で統一されたルールを適用することが重要です。また、Webサイトのページやコンテンツは変更されることがありますので、ディレクトリマップは定期的に更新しなければなりません。

適切なディレクトリマップは正確かつ効果的なツールとなり、Webサイトの管理と開発プロセスをスムーズにするでしょう。

ディレクトリを操作するためのLinuxコマンド

  • 作成
  • 削除
  • コピー
  • 移動

作成

ディレクトリを作成するには、「mkdir」コマンドを使用します。

使い方は「mkdir +ディレクトリ名」で、「mkdir」の後に作製したいディレクトリの名前を指定するだけです。

例えば、「test」という名のディレクトリを作成する場合には、以下のような表記になります。

mkdir test

さらに、「-p」オプションを付けることで、一度のコマンドで複数のディレクトリを作成できます。

例えば、「test」下に「sub_test」ディレクトリを作成する場合には以下のような表記になります。

mkdir -p test/sub_test

削除

ディレクトリを削除するには、「rmdir」コマンドを利用するか、または「rm」コマンドにコマンドラインオプション「-r」を付けます。例えば、ディレクトリ「test」を削除したい場合、以下のコマンドを使用します。

rmdir test(コマンドラインオプションをつける必要はありません)
rm -r test(コマンドラインオプション「-r」を付けます)

ただし、削除操作には注意が必要です。ディレクトリを削除すると、それに含まれるファイルやサブディレクトリも全て削除され、復元することはできません。したがって、削除操作を行う際には慎重に行う必要があります。

削除するディレクトリやその内容について、確認を十分に行い、重要なデータの誤削除を避けるようにしましょう。

コピー

Linuxにおけるディレクトリのコピーには、「cp」コマンドとコマンドラインオプション「-r」が使用されます。例えば、ディレクトリ「test」を「plan」ディレクトリにコピーするには、以下のコマンドを使用します。

cp -r test plan

「-r」オプションは、再帰的にディレクトリをコピーするために必要です。これにより、ディレクトリ内のすべてのファイルとサブディレクトリも含めてコピーが行われます。

ディレクトリのコピー操作は、ディレクトリ内のデータや構造を保持しながら、別の場所に同じ内容のコピーを作成するために使用されます。

移動

ディレクトリ間の移動には、「cd」コマンドを使用します。例えば、ディレクトリ「test」に移動したい場合、以下のコマンドを使用します。

cd test

「cd」コマンドを実行することで、指定したディレクトリに移動します。また、「cd」コマンドを単独で実行すると、ホームディレクトリに移動します。

ディレクトリ間の移動は、作業ディレクトリの切り替えや、別のディレクトリ内のファイルやディレクトリにアクセスするために頻繁に使用されます。正しいディレクトリパスを指定することで、効率的な作業環境を構築できます。

ディレクトリの関連用語

OS内にあるディレクトリは、配置される場所や特徴ごとに名称が異なります。

ディレクトリは大きく分けて5種類あります。ここではそれぞれについて簡単に解説します。

  1. ホームディレクトリ
  2. 階層型ディレクトリ
  3. サブディレクトリ
  4. ルートディレクトリ
  5. カレントディレクトリ

1.ホームディレクトリ

ホームディレクトリは、OSにログインした直後に表示されるディレクトリです。

たとえば、Windows10の場合を考えると、「デスクトップ」画面がホームディレクトリに概要します。

2.階層型ディレクトリ

階層型ディレクトリとは、ファイルを階層的なグループに分けて管理するディレクトリです。

たとえば、「乗り物ディレクトリ→車ディレクトリ→フェラーリディレクトリ」のようなイメージです。

3.サブディレクトリ

サブディレクトリは、特定のディレクトリの下位にあるディレクトリです。

たとえば、Aディレクトリの中に、Bディレクトリがあるとします。

この場合、「BはAのサブディレクトリ」という言い方をします。

また、もしBの中にCディレクトリがある場合、「CはBのサブディレクトリ」という言い方もできます。

4.ルートディレクトリ

ルートディレクトリとは、最上位のディレクトリのことです。

つまり全てのデータを含んでいるディレクトリが「ルートディレクトリ」となります。

先程のABCの3つのディレクトリで考えた場合、BCを含んでいるAがルートディレクトリに該当します。

5.カレントディレクトリ

カレントディレクトリは、現在自分が操作・閲覧・表示しているディレクトリのことです。

「現在自分が操作・閲覧・表示しているディレクトリ」という感覚はわかりづらいかもしれません。

しかしターミナルやコマンドラインを利用するエンジニアにとっては重要な概念です。

エンジニアは、コマンドでファイルやディレクトリを操作する機会が多いです。

その際、ディレクトリが細かく設定されていると、今自分がどのディレクトリで作業をしているのかが把握しやすくなります。

ディレクトリに関するよくある質問

ディレクトリとはなにか?

ディレクトリは、ファイルを格納し、分類・管理しやすくするための入れ物です。コンピュータ内に存在するさまざまなデータやファイルを、ディレクトリを使って性質や目的に応じてまとめられます。

複数のディレクトリを作成することで、関連するファイルを一つのディレクトリにまとめることができ、ファイルの探索や管理がしやすくなります。ディレクトリはファイルの整理と効率的なアクセスを可能にし、コンピュータ上のデータをきれいに保つ重要な要素です。

ディレクトリとフォルダの違い

ディレクトリとフォルダは基本的に同じであり、ファイルを格納するためのコンテナです。ただし、厳密にはオペレーティングシステム(OS)によって呼び方が異なります。例えば、WindowsやMacなどのグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を持つOSでは「フォルダ」と呼ばれます。

一方、LinuxやUnixなどのキャラクターユーザーインターフェース(CUI)を持つOSでは「ディレクトリ」と呼ばれます。この呼び方の違いは、CUIにはフォルダという概念が存在しないためです。

実際の機能や目的は同じですが、OSによって呼び方が異なることに注意が必要です。

ディレクトリパスとは何ですか?

ディレクトリパスは、コンピュータ内の特定のディレクトリの場所を示すための文字列です。上位のディレクトリから順に区切り文字を挟んで並べて表記されます。

例えば、Linuxでは「/」が区切り文字となり、ルートディレクトリから始まるパスが示されます。またWindowsの場合、ドライブごとにディレクトリパスがあり、区切り文字として「¥」が使われます。

ディレクトリパスは、特定のファイルやディレクトリにアクセスするために使用され、正確な場所を指定する重要な要素です。

ディレクトリを活用し、SEOに有利なWebサイトを制作しよう!

このページでは、ディレクトリに焦点を当て、その概要や種類、メリット、フォルダ・ファイルとの違いなどについて解説しました。

Webサイトの管理者は、ディレクトリ構造が最適化されていれば、その後の管理・運用がしやすいです。またクローラーがWebサイトの構造を正確に理解できるかどうかはSEOを考える上で重要です。

ディレクトリ構造を最適化し、利便性の高いSEOに有利なWebサイト制作を心がけましょう。

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