Consensusとは?AIの論文検索機能の使い方や意味、特徴や注意点
Consensusとは、AIを活用した論文検索エンジンです。検索バーに調べたいことを入力するだけで、さまざまな論文の中からユーザーが求める情報を抽出してくれます。本記事では、Consensusの使い方やメリットなどについて解説するので、参考にしてみてください。
Consensusとは
Consensusとは、AIを搭載した論文検索エンジンです。一般に公開されている科学研究系の論文の中から、調べたい情報にマッチした論文を探し出してくれます。
また、論文の内容から質問に対する回答を抽出してくれるのも大きな特徴です。研究者による評価・訂正が行われた論文のみを参照しているため、精度の高い検索結果を期待できます。
英単語Consensusの日本語訳
Consensusを日本語に訳すと「一致した意見」「総意」「民意」といった意味になります。さまざまな論文の中からからユーザーが求める情報に一致する意見を抽出し、学術的な総意を提示するサービスであることから、このような名称が付けられたと考えられるでしょう。
Consensusの主な機能
Consensusで利用できる機能は、以下の通りです。
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このように、Consensusには論文検索を効率化する便利な機能が備わっています。
Consensusの特徴・メリット
Consensusでは、研究者による査読を経て発表された論文のみを対象としているため、信頼性の高い検索結果を得られます。また、広告掲載を行わないことによって、偏りのない研究結果の表示が可能になっている点もメリットです。
さらに、無料でサービスを使えるのに加え、ツールをダウンロードすることなくブラウザから簡単に利用できる点も評価されています。専門的な論文は、一般の人が探したり読んだりするのが難しい場合が多いですが、Consensusを活用すれば精度の高い情報を得られるようになるでしょう。
Consensusの基本的な使い方
Consensusは、サイトの検索バーに調べたいことを入力するだけで利用できます。
入力後、検索結果とサマリーに参考論文が表示されるので、確認してみましょう。
参考論文には、幾つかのパターンに分けて論文の信頼性が表示されます。
表事例
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他に、特定の年代のみに検索対象を絞ることも可能です。また、YesかNoで答えられる質問であれば、上位論文から「Yes/No」の割合を表示する機能も備えています。ただし、こうした機能を使用したい場合はアカウントの作成が必要なので、事前に準備しておきましょう。
Consensus使用上の注意点
Consensusを使う時は、いくつか気をつけておきたいことがあります。ここからはConsensusを使用する上での注意点を紹介するので、参考にしてみてください。
日本語は非対応
原則として、Consensusは日本語に対応しておらず、英語のみに対応しています。検索バーに日本語を入力することはできますが、検索結果に不適切な論文が表示されたり、要約・集計機能が使えなかったりといった不具合が発生する場合があるため注意してください。
Consensusに質問を出す際は、翻訳サイトで日本語を英訳してから検索バーに入力するとよいでしょう。検索結果についても、ブラウザの翻訳機能などを活用すれば、大体の内容を日本語で把握できます。
回答が必ずしも正解ではない
前述の通り、Consensusは査読が行われた論文が検索対象となるため、信頼性は高いと考えられています。しかし、必ずしも正しい検索結果が表示されるわけではありません。
検索結果を100%信頼するのではなく、あくまでもAIによる意見の1つとして利用することが大切です。なお、回答に使われている論文の内容まで読み込むようにすると、検索結果に対する理解をより深められるでしょう。
Consensusの料金プラン
プラン名 | 料金 | 特徴 |
---|---|---|
Free | $0/月 |
・無制限の検索 ・論文の要約:3回/月 ・結果の集計:3回/月 |
Premium | $6.99/月(月契約) |
・Freeの全ての機能 ・論文の要約:無制限 ・結果の集計:無制限 |
Enterprise | 価格相談 |
・Premiumの全ての機能 ・組織アカウントの管理機能 ・情報共有機能 ・研究ライブラリとの統合機能 |
論文検索は、無料版でも回数制限なく利用できます。有料版との大きな違いは、論文を要約する機能と検索結果の集計機能に回数制限が設けられている点です。
有料版は、今後もさまざまな機能が追加される予定なので、まずは無料版で使い勝手を試してから有料版の導入を検討すると良いでしょう。
Consensusに関するよくある質問
Consensusの対象ユーザーは?
Consensusが対象とするユーザーは、効率的に研究結果を確認したい研究者や、論文や勉強のために正しい情報を求めている学生、特定の分野を学びたい人などが挙げられます。ただし、誰でも無料で気軽に利用できるため、通常の検索より深い情報を確認したい場合にも使えるでしょう。
Consensusは無料でも使える?
Consensusには無料版があり、論文検索機能であれば回数制限が設けられていないため、何回でも利用できます。ただし、論文を要約する機能と結果の集計機能は月3回までしか使えません。回数制限なく全ての機能を使いたい場合は、有料版の導入も考えてみてください。
レポートや調べ物に必須
Consensusは、調べたいことを検索バーに入力するだけで簡単に論文を抽出できる便利なサービスです。論文の要約機能や結果の集計機能も備え、必要な情報に素早くアクセスできます。また、無料版があり、ツールのダウンロードも不要なので、気軽に活用できる点も嬉しいポイントです。
このように、近年はAIを活用したサービスやツールが続々と登場しています。不明な点がある場合は、専門家へお気軽にご相談ください。
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