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AutoMLとは?無料でも使えるおすすめツール7選を徹底比較!

AutoMLとは?無料でも使えるおすすめツール7選を徹底比較!
DeepEditor

AutoMLとは、機械学習のプロセスを自動化したツールのことです。データサイエンスの初心者でも扱いやすく、作業効率を上げられることから注目を集めています。本記事では、無料でも使えるAutoMLのおすすめツールを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

AutoMLとは、自動機械学習のこと

AutoMLとは、Automated Machine Learning(自動機械学習)の略語であり、機械学習のプロセスを自動化できるツールのことです。ここでは、AutoMLの概要について詳しく紹介します。

そもそも機械学習とは?

機械学習とは、コンピューターが自動的にデータを学習し、パターンやルールを分析するシステムのことを指します。近年注目を集めているディープラーニングも、機械学習の1つです。また、AI(人工知能)は機械学習の技術をもとに作られています。

機械学習のプロセスと課題

機械学習を正しく利用するためには、複雑な作業が必要です。機械学習の基本的なプロセスを確認しましょう。

  • 問題・仮説の定義
  • データ収集
  • データ加工準備
  • 特徴量エンジニアリング
  • 分析・予測
  • モデルの生成・評価
  • モデルの運用

上記のプロセスではデータサイエンスの知識が必要なため、専門家でなければ機械学習を扱うのは難しいと考えられてきました。また、手作業が多く、最終モデルが完成するまでに時間がかかることも問題視されています。このように機械学習にはさまざまな課題があり、AIを活用する際の弊害となっていました。

機械学習の課題解決に繋がる!AutoMLの仕組み

AutoMLは、機械学習に必要なプロセスのうち、データ収集からモデルの生成までを自動化できるのが特徴です。問題の定義や一部のデータ収集は人が行う必要がありますが、AutoMLなら専門知識に乏しい初心者でも機械学習を扱えるようになります。また、プログラミング作業を必要とせず、設定が簡単なところもAutoMLが注目される理由です。

AutoMLを導入するメリット

AutoMLのメリットは、人の手で行っていた作業を自動化することで、機械学習プロセスにかかる時間を大幅に短縮できる点です。複雑な作業や反復作業から解放される分、他のタスクに集中できるようになります。

また、効率化だけでなく、ヒューマンエラーのリスクを抑えられるのもAutoMLの魅力です。さらに、データサイエンスの詳細な知識がなくても機械学習を活用できるため、専門家の人材不足や人材コストの問題も解決できます。

無料版も!AutoMLのおすすめツール7選を比較

AutoMLは、さまざまなIT企業から多種多様なツールがリリースされています。ここからはおすすめ7選を紹介するので、ツールを比較するのに役立ててください。

①【Google】AutoML Tables

AutoML Tablesの中心機能は、データの自動処理です。主に、文字列や数値などを自動で整形できます。例えば、ツールに表データを入れると、自動的に種類を判別するだけでなく、各数値に分類したグラフも作成できるのが特徴です。また、エラー抽出の自動化にも対応できます。

他のツールと比較してアップデートの頻度が高く、最新の技術を活用できる点も魅力です。分かりやすいマニュアルが揃っており、初心者でも使いやすいでしょう。

基本料金は無料ですが、データ量や使用時間ごとに規定されたメモリとコンピューティングの使用料が発生します。ただし、初回だけ6時間分無料でモデルのトレーニングやパッチ予測が可能です。

初回以降は、モデルトレーニングで1時間あたり約2,800円(19.36ドル)、パッチ予測で1時間あたり約170円(1.16ドル)が加算されます。

②【IBM】AutoAI

AutoAIは、IBMのクラウドサービス「Watson Studio」で提供されているツールです。主に、データの自動抽出や整形を行えます。

自動で用意されたデータにアルゴリズムを適用し、適切な機械学習モデルを生成できるところがAutoAIならではの特徴です。具体的には、機械学習に用いるアルゴリズムタイプの選択や、アルゴリズムをベースとした分析モデルの構築などを任せられます。

IBM Cloudのライトアカウントなら「Watson Studio」を含めたサービスを期間無制限で無料利用できます。ただし、月ごとに10 キャパシティーユニットの制限があるため注意してください。

有料のプロフェッショナルアカウントは従量課金制で、1キャパシティーユニットあたり約141円の利用料が発生します。なお、キャパシティーユニットの制限はないため、より幅広くAutoMLを活用したい時に検討してみると良いでしょう。

③【Microsoft】Automated ML

Microsoftのクラウドサービス「Azure Machine Learning」で提供されているツールです。データ整形を中心に、機械学習モデルの構築を自動化できます。

具体的には、データの分類予測、連続値を始めとした数値の予測、顧客需要・販売・在庫などの予測、画像分類などが可能です。ただし、公式サイトのマニュアルが少ないので、ある程度の機械学習の知識がないと使いこなすのは難しいでしょう。

なお、Automated MLはユーザーが多いため、インターネットで検索すれば使い方などを解説した日本語ページを見つけられます。マニュアルでは分からない部分を理解するために役立ててみてください。

Automated MLを含んだ「Azure Machine Learning」のサービスは、仮想マシンの料金だけで利用できます。最も低いスペックの仮想マシン(メモリ:4GiB/CPU:2)なら〜3,400円/月が目安です。

④【Sony】Prediction One

Prediction Oneは、データからさまざまな予測を立てられるGUIのソフトウェアです。GUIとは、画面上での直感的な操作が可能なインターフェースのことを指します。

プログラミングの専門知識が必要な部分を自動化しているため、プログラミング初心者でも扱いやすいでしょう。機械学習の分野では、予測の他にモデルの学習と評価が可能です。

無料体験版にはデータ容量や学習計算時間、モデル数の上限がありますが、気軽に操作性などを確認できます。個人やスモールビジネス向けのスタンダードプランは、クラウド版とデスクトップ版ともに217,800円~/年です。法人プランは、問い合わせと見積もりの上で料金が決まります。

⑤【DataRobot】Automated Machine Learning

機械学習によって、分類や連続値の予測モデルを自動的に作成できるAutoMLです。複数作成したモデルの中から、より精度の高いものを推奨してくれます。アップデートの頻度が高く、さまざまな新機能が追加されるのも嬉しいポイントです。

機能の具体例としては、画像を使ったモデルの生成が可能な「Visual AI」、時系列もしくは非時系列モデリングが可能な「Auto DL」などが挙げられます。DataRobotは、アメリカの企業ながらも日立製作所やDocomoなど日本の大手企業での導入実績があるので、信頼性も高いでしょう。

また、お試し期間として14日間の無料トライアルを提供しています。有料版は企業ごとの見積もりとなり、年間ライセンスで数百万〜数千万円が目安です。NTTデータなど、日本の販売代理店から購入することになります。

⑥Nanonets

手作業で行っていたデータ入力をAIで自動化できるツールです。主に、対象オブジェクトの抽出を始めとした視覚認識機能に特化しています。

例えば、ドキュメントやPDFのデジタル化ができるので、請求書や注文書、患者記録の処理などに役立てられるでしょう。文章のみ、画像のみだけでなく、文章と画像が組み合わさったデータにも対応可能です。

STARTERプランの場合、最初の500ページは無料ですが、それ以降は1ページごとに約43円(0.3ドル)の追加料金が発生します。PROプランは約72,000円(499ドル)/月で、5,000ページ以降は1ページごとに約14円(0.1ドル)が加算されます。

⑦MatrixFlow

MatrixFlowは、複数のAutoMLを取り扱っている会社です。例えば、時系列解析機能を搭載し、未来予測が可能な「TrendFlow」、データをもとに予測対象への影響を可視化できる「要因説明機能」などがあります。

時系列解析はデータサイエンスの専門家でも難しい作業ですが、TrendFlowならデータを入力だけで簡単に予測できるところが魅力です。要因説明機能は、予測値を算出した根拠も確認できるため、数値に対する説得力が増すでしょう。

また、使用容量などの制限があるものの無料のフリープランを提供しており、ツールの操作性を確かめたい時に役立ちます。有料プランは目的や機能によって料金が変わるので、まずは見積もりを取るのが基本です。

AutoMLツールでAIを活用してみよう

AutoMLは、専門知識や複雑な作業を必要としてきた機械学習をより簡単に扱えるようにしたツールです。無料版も揃っているため、AutoMLでAIを導入する第一歩として利用してみてはいかがでしょうか。

しかし、簡単とは言ってもAutoMLを使うには機械学習の基礎知識が必要となります。AIの活用にハードルの高さを感じている場合は、ぜひ専門家への相談もご検討ください。

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