2021年10月08日 -

SEOにおける「内部対策」とは?概要や目的、効果、具体的な施策、外部対策との違いも解説!

自社でWebサイトを運営する際、Webマーケティングの施策の1つとしてSEOがあります。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジンで特定のキーワードを検索した際、自社で運用するWebサイトが検索上位に表示されるようにする対策のことです。

今回はSEO対策の1つでもある「内部対策」に焦点を当て、その概要や目的、効果、具体的な施策、外部対策との違いなどをご紹介します。気になるポイントを一挙確認してしまいましょう。

「内部対策」とは?

「外部対策」とは、SEO対策の中でも、特にWebサイト以外の外部を対象に行う施策です。外部からの評価を高めることを目的にしており、広報的な意味合いの強い施策がメインになります。具体的にはプレスりリリースの発行やSNSでの告知、コンテンツの発信などで被リンクを獲得する施策などが当てはまります。

内部対策の一例

・導線設計の見直し(クローラビリティの改善)
・URL正規化
・技術的なネックの修正
・コンテンツの充実(コンテンツSEO)
・UI/UXの改善
など

「内部対策」と「外部対策」との違いは?

SEO対策の1つに「外部対策」があります。
ここでは、補足情報として「内部対策」と「外部対策」の違いについて簡単に解説します。

  内部対策 外部対策
概要 自社のWebサイト内部に施すSEO対策 自社のWebサイト以外に施すSEO対策
具体的な対策 ・クローラー対策
・インデックス対策
・ランキング対策
・被リンクの獲得
・SNS運用

内部対策の三つの種類

3つのSEO施策
テクニカルSEO サイト内部の構造を最適化する施策
コンテンツSEO SEOコンテンツを作成し、狙ったKWで上位表示を目指す施策
UI/UX サイトの利便性やデザインなど、「ユーザビリティ」を改善していく施策

テクニカルSEO

サイト内部の技術的なネックを探し出し、改善していくのがテクニカルSEOです。Googleに正確な評価をしてもらうことを目的としており、もしもクリティカルな問題を改善できたらサイト全体のパフォーマンス向上が期待できます。

コンテンツSEO

コンテンツSEOはKWに現れるユーザーニーズにマッチしたコンテンツを発信していく施策です。大きくの場合は記事コンテンツを発信し、狙ったキーワードでの上位表示を目指します。
記事コンテンツの作成がメインにはなりますが、必要とされるコンテンツはユーザーニーズによって異なります。記事の作成、動画や図表の提供、もしくはシステムの提供など、該当するコンテンツは様々なものが考えられます。

UI/UX施策

UI/UXはユーザーエクスペリエンスを高める施策を指します。例えば、「ユーザビリティ」も広義ではこのUI/UX施策に分類されます。Googleはユーザーの行動を分析し、それ次第でページの評価を判断します。そのため、直接的には関係がなくとも、UI/UXに優れたサイト作りは結果として上位表示に影響する可能性があります。

「内部対策」する目的とは?なぜ重要なのか?

内部対策はマイナス評価を無くし、100%過不足ない形で自社サイトの価値をGoogleに伝える為に行います。

サイト自体に何か欠陥があると、コンテンツの内容が良くても低評価を受けてしまう可能性が高まります。いくら良いコンテンツやサービスを提供していても、上手くSEO的な成功に繋がらない可能性もあります。

技術的な欠陥など、サービスとは関係のないところでのマイナス評価を無くすことで、初めてコンテンツの質やサービス内容を検討する意味も増します。

またマイナス要因をあぶりだし、サイト全体のパフォーマンスを上げることでインパクトの大きい改善効果も期待できます。もしも今、SEOの内部対策を意識したことがない場合は、ぜひ取り組んでみることをおすすめします。既存のコンテンツが再評価され、ビジネスの成長に直結することが少なくないためです。

Googleの検索順位決定の仕組み

「内部対策」がSEOに効果的な理由を知るには、まず検索順位がどう決定されているのか、その仕組み理解する必要があります。

今回はGoogleの検索順位がどのように決定されているのか、その仕組みについて解説します。

【Googleの検索順位決定の仕組み】

①クローラーがWebサイトの情報を収集する
⬇︎
②Webサイトがインデックスへ登録される
⬇︎
③ある基準に沿って検索順位が決定される

クローラーがWebサイトの情報を収集する

実は、自社のWebサイトをただ公開しただけでは、検索結果に表示されません。
Googleにおいて、公開したWebサイトが検索結果に表示されるためには、クローラーと呼ばれる情報収集ロボットに巡回しにきてもらう必要があります。

クローラーは以下のようなファイルが適正に使用されているかを確認します。

・オフィス文書ファイル(Word/Excel/PowerPoint)
・HTML/CSS/JavaScriptファイル
・画像ファイル(JPEG/PNG/WebP/SVGなど)
・動画ファイル(MP4など)

Webサイトの情報を読み込んでもらうことで初めて、検索エンジンは自社のWebサイトの存在に気づきます。

なお、クローラーが巡回しにきてくれやすいWebサイトの特徴については後述解説します。

Webサイトがインデックスへ登録される

クローラーの巡回が完了し、適正だと判断されたWebサイトは、Googleが管理するデータベースにインデックスされます。

この場合のインデックスとは、インターネット上にあるWebサイトや画像、ファイル、HTML文書などの情報がGoogleが管理するデータベースに保管されることを指します。

GoogleでWebサイトが検索結果に表示されるためには、必ずインデックスされる必要があります。

Google検索エンジンのアルゴリズムに沿って検索順位が決定される

インデックスされたWebサイトは、Google検索エンジンのアルゴリズムに沿ってランキング化されます。

検索エンジンのアルゴリズムとは、検索結果に表示されるWebサイトの順位を決めるプログラムのことです。

最も有用な情報を表示するため、検索アルゴリズムはさまざまな要因(検索クエリの単語、ページの関連性や有用性、ソースの専門性、ユーザーの位置情報や設定など)を検討します。

なお、検索アルゴリズムの仕組みや順位決定要因の詳しい詳細は以下のサイトをご確認ください。

検索アルゴリズムの仕組みに関する詳細ページはこちらから

「内部対策」を最適化する代表的な施策とは?

ここでは「内部対策」を最適化する具体的な施策について解説します。

結論、Googleでは検索順位を決める仕組みそれぞれに、具体的な施策を施すことが重要です。

①クローラーがWebサイトの情報を収集する⇒クローラー対策
②Webサイトがインデックスへ登録される⇒インデックス対策
③Google検索エンジンのアルゴリズムに沿って検索順位が決定される⇒ランキング対策

①クローラー対策

クローラー対策のポイントは、クローラーにWebサイトの情報を正確に読み取ってもらうための工夫をすることです。

クローラーは質が良いと判断したWebサイトに何度も巡回します。
この巡回の数が多いほど、より正確な情報をクローラーに読み取ってもらいやすいです。

目安としては、クローラーが1日平均で60〜80回程度、巡回すると内部対策の効果が現れていると言われています。

逆に、クローラーの巡回頻度が少ないと、仮にインデックスされても検索順位上位のWebサイトにはなりません。

検索順位を上位にするためには、例えば以下のような内部対策が考えられます。

・リンク構造やサイト構造の単純化
・パンくずリストの設定
・XMLサイトマップの送信
・robots.txtの設定
・Webサイトの定期的な更新

②インデックス対策

インデックス対策のポイントは、正確な情報や誤字脱字のない文章、良質なデザインなど、画像サイズの調整などを意識し、良質なWebサイトの制作を心がけることです。

具体的には、以下のような内部対策が効果的です。

・タイトルの最適化
・ディスクリプションの設定
・見出しタグの設定
・画像の説明を記述
・URLの正規化
・構造化マークアップ

③ランキング対策

近年のランキング対策のポイントは、モバイルフレンドリーを意識することです。すでにデスクトップでの検索よりも、スマートフォンなどモバイル端末からの検索の方が多く、モバイルでの利便性を高める重要性は高まっていました。それに加え、モバイルファーストインデックスへの移行が発表されるなど、モバイルフレンドリーなサイト作りを意識することは欠かせません。

モバイルファーストインデックスとは、Googleでインデックスする際、その基準をモバイルサイトの評価を主軸にするという考え方です。

つまり、どれだけ質の良いWebサイトを制作しても、モバイル対応になっていないWebサイトインデックスされにくく、検索順位上位にもなりにくいことになります。

ランキング対策には、以下のような内部対策が効果的です。

・Webサイトをモバイル対応にする
・ページの表示速度を改善する
・モバイル端末でも読みやすいように文章を短く区切る
・モバイル端末でも表示されるように画像サイズを調整する

「内部対策」に役立つツール

実際に「内部対策」をしたものの、目に見えた効果がわからなかったり、今後すべきことがわからないことがあります。

ここでは、「内部対策」に役立つツールについて3点解説します。
ぜひ活用してみてください。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)をチェック

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)とは、Googleが提供する無料解析ツールです。
Google Search Consoleは検索キーワードの順位やアクセス数など、コンテンツの検索順位を下げるような問題点を確認できます。

また、被リンクのURLが確認できるため、不自然なリンクと判断されたサイトの所有者にリンク削除の依頼することが可能です。
問い合わせ先が無い場合は、リンク否認ツールを使用して対象ドメインまたはURLを否認することもできます。

【公式サイト|Google Search Console

Google Analytics(グーグルアナリティクス)をチェック

Google Analytics(グーグルアナリティクス)も、Googleが提供する無料解析ツールで、ユーザーがWebサイトに訪問した後、どのような行動をしたかを把握できます。
例えば、直帰率・離脱率やページの滞在時間などの指標を確認できます。

【公式サイト|Google Analytics

PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)をチェック

PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)はGoogleが提供する無料ツールで、コンテンツの表示速度の最適化に重点を置いた監査ツールです。

PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)でWebサイトを診断すると、下記画像のようにGoogleから改善点を提示してくれます。

【公式サイト|PageSpeed Insights

【あるサイトの診断結果例】

内部対策のチェックリスト

SEO内部対策チェックリスト
  ユーザーとGoogleクローラーで同じようにページ参照できているか?
  各ページに固有の正確なタイトルが付いているか?
  検索結果に適したタイトルとディスクリプションがあるか?
  サイト階層は適切か?
  ウェブサイトのナビゲーションは適切か?
  パンくずリストを設置しているか?
  有益な404ページが設定されているか?
  URLはコンテンツを伝える分かりやすいものになっているか?
  URLのバージョンは一つに絞られているか?
  コンテンツはユーザーニーズをくみ取れているか?
  ユーザーの信頼を得られるサイトを構築できているか?
  専門性と権威性は明確になっているか?
  適切な量のコンテンツが存在するか?
  過剰な広告が設置されていないか?
  リンクテキストは適切に記述されているか?
  画像は最適化されているか?
  モバイルフレンドリーになっているか?

参考:Google検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

「内部対策」を心がけ、自社サイトの検索順位を上げよう!

このページでは、SEO対策の1つでもある「内部対策」に焦点を当て、その概要や目的、効果、具体的な施策、外部対策との違いなどについて解説しました。

「内部対策」では、クローラーに認識されやすいような質の良いWebサイトを制作することやモバイルファーストインデックスを意識することが重要です。

皆さんも「内部対策」を行い、自社のWebサイトで検索順位上位を目指しましょう。

もし「内部対策」やSEOに関して何か気になることがあれば、いつでも弊社へご相談ください。
「内部対策」やSEOについて最適解をご提示いたします。