リスティング広告とは?初心者向けに仕組み・費用・メリットを解説

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「『リスティング広告』よく聞くけど、何なのかよくわからない…」
あなたは、集客や売上拡大を行うために「リスティング広告」の有用性について、知りたいと思っているのかもしれませんね。
最終的には「自社がリスティング広告を出稿すべきか」判断したいのではないでしょうか。
リスティング広告とは、以下のような特徴の広告のことをいいます。
<リスティング広告の定義>
- 検索ユーザーが検索エンジンで検索した「検索結果」に連動して表示される「テキスト広告」のこと。冒頭に「広告」という表記がある。
- 検索ユーザーに1回クリックされるごとに費用が発生する(=クリック課金)。
- 国内のリスティング広告では「Google広告」と「Yahoo!広告」が主流。
本記事では、リスティング広告を出稿すべきか判断したい方に向けて「あなたがリスティング広告を活用すべきか」に関するヒントをご提示します。
マーケティングの専門家が、どの記事よりも詳しく解説するので、参考になるはずです。
<本記事を読むとわかること>
- リスティング広告とは?
- リスティング広告で得られる「3つのメリット」
- リスティング広告が向いている「商品・サービス」の特徴2つ
- 集客効果を最大化するために押さえたいリスティング広告の配信ポイント「4鉄則」
「リスティング広告とは何か、理解したい」
「リスティング広告を実施するか判断したい」
「リスティング広告の運用で失敗したくない!」
といった思いがある方にとって、参考になる記事です。
それでは早速、みていきましょう。
1.リスティング広告とは
リスティング広告の定義は、冒頭でご説明した通りです
(厳密には「検索連動型広告」が正式名称の広告手法となります)。
<リスティング広告の特徴> |
|
定義 | 検索ユーザーが検索エンジンで検索した「検索結果」に連動して表示される「テキスト広告」のこと。冒頭に「広告」という表記がある。 |
上位表示
される 仕組み |
掲載箇所は検索結果の上部と下部。
「Webサイトの質(=キーワードと親和性がある良質な記事か)」 「より高い価格での入札を行う」 の2点を満たせば、検索結果の1ページ目の上部に表示できる可能性が高い |
プロバイダー | 国内のリスティング広告では「Google広告」と「Yahoo!広告」が主流。 |
課金体系 |
検索ユーザーに1回クリックされるごとに費用が発生する(=クリック課金)。
1クリック当たりの単価は、キーワードや広告の位置、大きさなどによって異なる。 「100円~1000円」程度と、かなり幅が広い。 どれだけ、頻繁に検索されている『人気のキーワードなのか』が、クリック単価を大きく左右する |
広告主は、特定のキーワードを検索したユーザーに対して、検索画面の上部や下部に、商品やサービスを宣伝する「テキスト広告」を表示させることができます。
とりわけ、リスティング広告の遷移先の「Webサイトの質(=キーワードと親和性がある良質な記事か)」「より高い価格での入札を行う」の2点を満たせば、検索結果の1ページ目に表示できる可能性が高いです。
その結果、商品やサービスに関心が高い「見込み顧客」に、効率的にアプローチすることが可能となります。
これが、リスティング広告を出稿すべき最大の理由となります。
自然検索(オーガニック検索)の場合、検索エンジンのアルゴリズムを理解したSEO記事を作成しなければなりません。
必ずしも「上位表示」されるとは限らないため、効率的なアプローチとは言い難いものです。
「効率的かつスピーディに、見込み顧客を集客したい」という場合には、リスティング広告がよいでしょう。
2.リスティング広告の成功事例
「リスティング広告」を効果的に運用すると、以下のような成果が得られる場合があります。
<リスティング広告の定義> ・あるクリニックの場合 リスティング広告の「予算30万円」で「70件」の問い合わせが得られた 顧客獲得単価(CPA)は「4285円」(1件の問い合わせを得るのに発生した費用) |
もちろん、上記のような成果が得られないこともあります。
その場合は、キャッチコピーや遷移先のランディングページ(LP)などに問題があることが多いです。
リスティング広告で成功するためには、出稿後の「改善・持続的な運用」が必要だといえるでしょう。
3.リスティング広告は「コスパ」がいい広告手法なのか?
とはいえ「コストパフォーマンス(費用対効果)」の観点で、リスティング広告はとても優れた広告手法だといえます。
先ほどのクリニックの事例の場合、1件の問い合わせを得るために「4285円」ほどしかかかっていないからです。
非常に割のいい広告だといえるのではないでしょうか。
マスメディアと比較すると、その差は歴然です。
例えば、商品やサービスを宣伝するために、見込みターゲットがよく読む雑誌に「タイアップ」記事を出す場合。1ページあたりの定価は「80~120万円」にもなります。
雑誌タイアップで、問い合わせがくることはありますが、反響は「未知数」です(ほとんど効果が得られないこともあります)。
「少ない予算で、ある程度確実に『集客』が見込める」リスティング広告は『コスパの高い魅力的な広告手法』だといえるでしょう。
4.リスティング広告で得られる「3つののメリット」
「リスティング広告とは何か?」や「成功事例」「費用対効果」については、理解が深まりましたでしょうか。
続きまして「リスティング広告を出稿するのメリット」について詳しく解説します。
ポイントは、主におもに以下の3つです。
<リスティング広告で得られる「3つののメリット」> ・購買意欲の高い顧客にアプローチ可能 ・すぐに配信をスタートできる ・リアルタイムに改善できる |
4-1.購買意欲の高い顧客にアプローチ可能
1つ目のメリットは「、購買意欲の高い見込み客に直接アプローチできる」ことです。
大前提として、リスティング広告は、特定のキーワードを検索したユーザーに対して表示させる広告手法です。
そのため、られることから、そのキーワード検索によって「解決したい課題」や「満たしたい願望(=ニーズ)」を持った「見込み顧客」、」一番見込みの高いユーザーを狙い撃ちできます。
「見込み顧客(リード)を獲得したい」「素早く問い合わせに結び付けたい」といった場合には、リスティング広告が適しているでしょう。
4-2.すぐに配信をスタートでき始められる
2つ目のメリットは「すぐに配信を始められる」のも、リスティング広告ならではのメリットことです。
リスティング広告は、広告からの遷移流入先であるランディングページ(Webページ(LP))さえあれば、即日、で配信をスタートさせることができます。
Google広告やYahoo!!広告の管理画面から、画面の案内に従って沿って、必要な情報を入力していくだけなので、誰でも簡単です。
手軽かつにスピード感を持って広告を出稿でき出せます。
広告の配信を停止させるときことも、ボタン一つなのでとっても簡単です。ですぐにできるので、気軽に試せます。
4-3.リアルタイムにで改善できる可能
3つ目のメリットはリスティング広告は「リアルタイムで改善できる」点でも評価できます。可能であることです。
リスティング広告は、管理画面から、リアルタイムで「どれだけクリックがあったか」などの成果をチェックできるのです可能。
最初始めは、キーワードや、広告文などを複数パターン設定し、リアルタイムで成果を見ながら臨機応変に調整するのがポイントです。していくことで、より効果の高い広告が出せるようになります。
このひと手間によって、持続的に反響を高めることができます。
5.リスティング広告にかかる費用
リスティング広告が魅力的な広告手法であることについて、ご理解いただけたのではないでしょうか。
ただし「実際にどれくらいの費用で実施できるのか」は、とても気になるところですよね。
本章では「自社で運用する場合」と「広告代理店に運用を依頼する場合」とで「予算の目安」をご紹介したいと思います。
・自社で運用する場合
自社で運用する場合の最低設定金額は「1000円」です。
実はリスティング広告は、出稿ハードルがとても低い広告手法なのです。
ただし、ポイントを押さえずに運用してしまうと、広告費を無駄に消費してしまうことがあるため、注意が必要です。
適切な運用方法を学べば、自社で運用していくことも可能です。
・広告代理店に運用を依頼する場合
一方、広告代理店に依頼して、運用を任せる場合には「30万円前後」が、最低価格であるケースがほとんどです。
さらに、広告代理店に支払う「運用代行手数料」として、広告費の20%程度が引かれる場合が多いです。
価格的には、自社運用よりもハードルが高く感じられるかもしれません。
しかし、リスティング広告の運用をプロに任せることで、自社の人的リソースを省きつつ、成果の出やすい適切な広告運用ができるようになります。
数万円規模の少額の予算で広告運用を行う場合には不向きですが、数十万円以上の予算をかけて本格的に行う場合には、費用対効果が大きくなるでしょう。
リスティング広告を使うと、どんな顧客を獲得できる?リスティング広告が得意としているのは「ニーズが顕在化」している見込み顧客の獲得です。 ニーズが顕在化している状態というのは、ユーザー自身が欲しいモノ・サービスを自覚していて、ニーズを満たすために情報収集をしているような状態のことを指します。 例えば、「SEO対策をしたい」とユーザー自身がニーズを自覚している場合。 「SEO対策 ツール」といったキーワードで、リスティング広告を出稿することで、リードの獲得につながりやすいです。 一方、欲しい商品やサービスが不明確な顧客の刈り込みはむずかしいです。 例えば「集客したいな」と漠然としているだけ人に対して「SEO対策ツール」の問い合わせに結び付けるのはむずかしいです。 リスティング広告の遷移先のランディングページ(LP)で、「なぜSEO対策を行わなければならないのか?」といったところから、丁寧に説明しなければならないからです。 集客といっても、さまざまな手法があるため、その人が「SEO対策ツール」に興味があるとは限らないため「離脱」してしまう可能性もあるでしょう。 リスティング広告の場合には「ニーズが明確になっている人」をターゲットに、彼らが「問い合わせしたい」と思えるようなコピーを考えることが大切です。 |
6.リスティング広告が向いている「商品・サービス」の特徴2つ
リスティング広告を出稿するメリットについても、理解が深まったのではないでしょうか。
さて、結局のところ「自社はリスティング広告を出稿すべきか」判断したいですよね。
本章では、リスティング広告の出稿が「向いている商品」の特徴をまとめました。以下の一覧をご覧ください。
向いている商品 | ・商品単価が高い
・リピートが見込める |
詳しくみていきましょう。
6-1.商品単価が高い
貴社が「商品単価が高い、商品・サービス」を取り扱っている場合、リスティング広告の利用が向いています。
なぜならば、リスティング広告で成果を得るためには、数万円~数十万円の出稿を行うのがスタンダードだからです。
不動産やコンサルティングサービスなど、商品単価が高い商品・サービスの場合、これくらいの広告費がかかっても、ペイできる可能性があります。
もし仮に、単価が300円くらいのお菓子があったらどうでしょう。
リスティング広告経由で商品を購入する人がいるかもしれませんが、得られる利益よりも、広告費の方が高くなってしまう可能性がありますよね。
売りたい単価の価格に応じて、リスティング広告を打つか否か判断してみてください。
6-2.リピートが見込める商品・サービス
商品単価が低くても「リピートが見込める商品・サービス」であれば、リスティング広告の出稿で、売上アップにつながる可能性があります。
なぜならば、1回目は赤字でも、リピートしてもらえるのなら2回目以降は広告費用をかけずとも売上が上がるからです。
その結果、中長期的には、費用対効果が高くなる場合があります。
例えば、1ヵ月3000円のサプリメントや健康食品など、継続することで効果を発揮するような商品や、サブスクリプション形式のサービスは、リスティング広告と相性がいいといえるでしょう。
7.リスティング広告の配信
「リスティング広告を出稿したい!」と思った場合「具体的な配信方法」が気になりますよね。
リスティング広告は誰でも手軽に、すぐに配信できます。
リスティング広告は以下の通り「3STEP」です。
<リスティング広告の配信方法「3STEP」> 【STEP1】広告アカウントを作成する 【STEP2】配信条件を設定する 【STEP3】広告を作成して配信する |
一つずつ、みていきましょう。
【STEP1】広告アカウントを作成する
まずは、Google広告の広告アカウントを作成しましょう。
右上の「今すぐ開始」から、画面の案内に沿って登録作業を進めます。
【STEP2】配信条件を設定する
広画面から、「配信開始日」「終了日」「配信地域」「1日あたりの予算」などの条件を設定します。
【STEP3】広告を作成して配信する
配信条件が設定できたら、「広告見出し」「リンク先URL」「説明文」などを入力して、広告を作成します。
その後、配信設定を行えば、Googleの審査が終わり次第、即日で配信がスタートします。
8.集客効果を最大化するために押さえたいリスティング広告の配信ポイント「4鉄則」
リスティング広告で「集客効果」を高めるためには「4つの鉄則」を守ってください。
8-1.自社独自のキーワードを見つける
1つ目のポイントは「自社独自のキーワードを見つけること」です。
リスティング広告は、特定のキーワードに対して広告を表示させるので、どうしても競合他社と、狙うキーワードが被りやすくなります。
他社と差別化して成果につなげるためには、ターゲットのニーズを突いた「自社だけが気付いている検索キーワード」を見つけだすことが重要です。
その際、1点注意点があります。
キーワードによっては「商標登録」されており、商標を持つ企業から広告の取り下げを要求されることがあることです。
少しでも不安を感じる場合は、使えるキーワードかどうかを事前に確認しましょう
8-2.ユーザーの興味を惹く広告文を作る
2つ目のポイントは「ユーザーの興味を引く広告文にすること」です。
リスティング広告で効果を得るためには、限られたテキスト数の中で、ユーザーがクリックしたくなるように仕向ける必要があります。
また、複数の広告文を作成して、効果をテストしながら調整していくことも重要です。
8-3.分析・改善のサイクルをスピーディに回す
3つ目のポイントは「分析・改善のサイクルを分析・改善のサイクルをスピーディに回す」ことです。
適切に効果検証を行い、改善を繰り返すことで、リスティング広告の成果が出やすくなります。
この時、分析と改善をなるべく早く行うことでムダな出費を最小限に抑えることができます。
8-4.ツールを利用する
広告運用ツールを利用することで、広告運用を部分的に自動化することができます。
ツールによってサポート範囲は異なりますが、
・データの集計・レポーティング
・予算の提案・調整
・キーワードの提案
などの機能があります。
自社のニーズにあったツールをうまく活用することで、効果的な広告運用ができるようになります。
ただし、ツールを利用して運用するにしても、成果を出すためには、担当者は基本的な広告運用に関するノウハウを身に付けている必要があります。
ツール活用は、中上級者向けのノウハウですが、うまくつかえば広告予算を抑えられる魅力的な手法だといえるでしょう。
【まとめ】リスティング広告の活用でスピーディに「売上アップ」を目指しましょう!
いかがでしたか。
「リスティング広告とは何か」について、理解が深まったでしょうか。
リスティング広告の効果を最大化するためには、自社の商品・サービスとの相性や、広告運用のポイントをしっかりと確認することが大切です。
リスティング広告を活用して、売上アップを目指しましょう!
株式会社ipeでは、リスティング広告運用を一気通貫でサポートしています。貴社サイトを無料で分析するサービスも実施中ですので、お気軽にご相談ください。
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この記事の著者
監修者 土田悠真
早稲田大学卒業後、東京地方検察庁に入庁。その後、株式会社ipeに入社。9か月でコンサルティングチームのリーダーに就任。年商150億円超えの中古品マーケットプレイス、商品数500万品超えのファッションECサイトをはじめとし、様々なジャンルのサイトをコンサルティング、分析を行う。ツイッターはこちら。
@seotsuchida