2021年10月13日 -

パンくずリストとは?設置のメリットやSEO効果、作成時の注意点を解説

パンくずリストとは、ユーザーがサイト内のどの位置にいるかを表すリストです。ページの最上部に設置されていることが多く、そのページが属する階層構造がリスト化されています。この記事では、パンくずリストを設置するメリットやSEO対策としての効果、作成時に気をつけるべきことをご紹介します。

パンくずリストとは

「パンくずリストとは、ユーザーが現在サイト内のどの位置にいるのかをわかりやすく示した表示のことです。階層構造の順にページのリンクを並べます。Webページの最上部に設置されていることが多いですが、サイトによっては下部に設置されていることもあります。

パンくずリストの一例

パンくずリストの名前の由来

パンくずリストという名前は、童話「ヘンゼルとグレーテル」が由来となっています。主人公である兄妹が森へ入っていくとき、どこを通ったかがわかるように来た道にパンくずを置いていきました。このエピソードから、ユーザーが辿ったルートと現在地を示すリストを「パンくずリスト」と呼ぶようになったのです。

パンくずリストの3つの種類

パンくずリストは主に現在地を示すものですが、属性(カテゴリー)や経路を示すものもあります。パンくずリストの3つの種類について紹介します。

・位置型パンくずリスト
・属性型パンくずリスト
・パス型パンくずリスト

位置型パンくずリスト

ユーザーが現在閲覧しているページが階層構造のどの位置にあるかを示し、最も多く利用されるパンくずリストです。ページそのものが同じであれば、経路が違っても表示されるリストは同じになります。位置型パンくずリストの設置に向くのは、豊富なコンテンツを保有し、多くの階層があるサイトです。

属性型パンくずリスト

閲覧しているページがサイト上のどの属性(カテゴリー)に分類されているかを表すパンくずリストです。検索フィルターのような役割をしており、ユーザーの操作によってリストが変化していきます。複数の選択肢を選びながら商品購入画面などに進んでいくようなサイトに用いられることが多いです。

パス型パンくずリスト

現在地を表すのではなく、どのようなページを経て現在地に辿り着いたかを表します。つまり、ユーザーの辿った経路によって変化する動的なリストです。ブラウザの戻るボタンや検索履歴と同様の役割をすることから、履歴型パンくずリストとも呼ばれています。現在では使われることが少なくなっています。

パンくずリストを設置する3つのメリット

多くのサイトでパンくずリストが設置されているのは、パンくずリストがユーザーやサイトに対して3つのメリットをもたらすためです。ここでは、パンくずリスト設置のメリットをご紹介します。

・ユーザビリティの向上
・SEO対策
・クリック率の上昇

ユーザビリティの向上

ユーザビリティとは、利便性や快適性のことです。パンくずリストを設置すれば、ユーザー自身が今サイトのどこにいるのかがわかりやすくなり、使いやすいサイトになります。また、ユーザーが最初から下層のページを閲覧することもあります。パンくずリストからユーザーが訪れたページよりも上位階層にあるページに移動することも可能なため、同じカテゴリーの別のページを閲覧してもらえる可能性が上がります。

また、ページへ移動する経路が複数ある場合は、1つのページの中に複数のパンくずリストを指定できます。複数の経路を設置すると、ユーザーは自分が辿った経路ではない別の経路を確認できるようになります。すると他カテゴリーへの移動が可能になり、さらにユーザビリティを向上させることができるのです。

SEO対策

パンくずリストを設置すると、クローラーが巡回しやすくなります。クローラーとは、検索エンジンが利用している自動的にサイトの情報を収集するロボットのようなもののことです。クローラーがサイトを巡回しやすくなると、サイトを適切に評価してもらえるようになり、SEO対策として効果が見込めます。新しいコンテンツを作成したときも、パンくずリストを通してクローラーに認識してもらいやすくなります。

クリック率の上昇

適切に設置されたパンくずリストは、ページタイトルとディスクリプションとともに検索結果に表示させることができます。掲載されるパンくずリストはタイトルの上部に表示されます。パンくずリストがあるとページの内容がわかりやすくなり、検索結果の段階でユーザーの求めている情報が掲載されているかどうかを判断できます。ユーザーが欲しい情報が掲載されていることが分かれば、クリック率も上昇するでしょう。

パンくずリスト作成にあたって注意すべきポイント

パンくずリストをただ作って設置するだけでは、パンくずリストのメリットを生かしきれない可能性があります。パンくずリストを作成するときに注意しておくべき5つのポイントを紹介します。

・わかりやすい階層構造にする
・パンくずリストをサイト内の全ページに設置する
・パンくずリストにSEO対策キーワードを含ませる
・スマートフォン用サイトにもパンくずリストを設置する
・URLのパス部分をそのまま使用しない

わかりやすい階層構造にする

サイトはページ数が多くなるほど複雑になり、パンくずリストを最適に保つことが難しくなります。しかし、ページ数が多くても階層構造がわかりやすければ、パンくずリストもわかりやすくなり、ユーザーにも使いやすいサイトになるのです。関連のあるコンテンツをカテゴライズして整理するなど、わかりやすい構造設計を心がけましょう。

パンくずリストをサイト内の全ページに設置する

パンくずリストは、トップページ以外の全てのページに設置しましょう。キャンペーンページなどのカテゴリーに分類できないページには無理矢理設置しなくてもよいです。なお、WordPressを利用しているサイトはプラグインやテーマで簡単にパンくずリストの表示設定ができます。

パンくずリストにSEO対策キーワードを含ませる

パンくずリストに検索される頻度の高いキーワードを含ませると、上位表示されやすくなります。ただし、キーワードを含ませすぎるとGoogleから「キーワードの乱用」とみなされ、手動での対策を受けかねません。ユーザーの混乱を招く恐れもあるため、無理にキーワードを含めずユーザビリティを意識したパンくずリストを設定しましょう。

スマートフォン用サイトにもパンくずリストを設置する

Googleはモバイルファーストインデックスを重視し、スマホサイトをページ評価の基準としています。したがって、スマホサイトにもパンくずリストを設置しましょう。しかし、ページ上部のパンくずリストはページが下層になるほど長くなり、邪魔になることがあります。途中の階層を省略して表示したり、横スクロールでパンくずリストを表示したりするなどの工夫が必要です。

URLのパス部分をそのまま使用しない

URLのパス部分をそのままパンくずリストに利用しているものを時折見かけますが、このようなパンくずリストではユーザーが現在地を把握しにくくなってしまいます。ユーザビリティを上げるためにもURLの一部をパンくずリストに反映することはせず、SEOキーワードやカテゴリー名を使ってパンくずリストを作成しましょう。

パンくずリストはサイトのナビゲーター

パンくずリストは、ユーザーがその時点で訪れているページの位置を示すものです。適切に設置すれば、ユーザビリティの向上やクリック率の向上が見込めます。また、わかりやすいパンくずリストを有するサイトは階層構造もわかりやすく、Googleからの評価も期待できます。設置時には5つの注意すべきポイントに気をつけながら、ユーザーからも検索エンジンからも評価の高いサイトを作っていきましょう。