2021年08月17日 -

モバイルファーストインデックス(MFI)とは?SEOへの影響や対応方法

スマートフォンの普及により、ユーザーの検索行動はモバイルへ移行。その流れに合わせて、GoogleはSEO評価の基準をPCサイトからスマホサイトへと変更しました。これを「モバイルファーストインデックス(MFI)」と言います。
今回はモバイルファーストインデックス(MFI)について、SEOへの影響や対応方法をお伝えします。

モバイルファーストインデックス(MFI)とは

モバイルファーストインデックス(Mobile First Index)、通称「MFI」はスマートフォン用のサイトを基準にSEO評価する仕組みです。これまではPCサイトがSEOの評価基準となり、スマホサイトの検索順位もPCサイトの評価に則って決定していました。しかし、モバイルファーストインデックス(MFI)によりSEO評価の基準が逆転。つまり、スマホサイトのSEO評価がメインとなり、それに準じてPCサイトの検索順位が決定します。

モバイルファーストインデックス(MFI)が導入された背景

検索行動のほとんどがスマートフォンから行われていることが、モバイルファーストインデックス(MFI)の導入背景です。総務省「平成30年度版 情報通信白書」によると、20〜30代のインターネット接続端末は、90%以上がスマートフォン、70%がPCです。

スマホからのインターネット接続が多い中、SEOの評価基準がPC用サイトのままでは、検索結果にモバイルユーザーの検索意図とギャップが生じてしまいます。つまりモバイルファーストインデックス(MFI)は、モバイルユーザーの検索ニーズを優先するための仕組みなのです。Googleが掲げている「ユーザーの利便性を第一に考える」という理念のもと、検索スタイルの変化に適応するためにモバイルファーストインデックス(MFI)が登場しました。

モバイルファーストインデックス(MFI)の適用時期

モバイルファーストインデックス(MFI)については2016年から言及があり、2018年3月にGoogleのウェブマスター向け公式ブログで開始を発表されました。その時点では全ウェブサイトではなく、段階的に適用が始まっていました。全ウェブサイトへの本格的な適用は2020年9月を予定していましたが、新型コロナウイルスの拡大もあり延期。そして2021年3月末には、モバイルファーストインデックス(MFI)への強制移行が決定していました。しかし現時点で、モバイルファーストインデックス(MFI)の自動移行は停止中です。

自社サイトがモバイルファーストインデックスになっているかをチェックするには

自社サイトにモバイルファーストインデックス(MFI)が適用されているかどうかは、Googleサーチコンソールから確認できます。設定内にある概要の「インデックスクローラー」が「パソコン用Googlebot」になっている場合は、まだ適用されていません。

モバイルファーストインデックス(MFI)で影響を受けるサイト

モバイルファーストインデックス(MFI)が適用される中、企業やサイト運営者がもっとも気になるポイントはSEOへの影響でしょう。結論、以下のようなサイトはモバイルファーストインデックス(MFI)で影響を受ける可能性があります。

・スマホに適用していないPCサイト
・一部しかスマホ用ページとして機能していない
・PCサイトとスマホサイトでコンテンツが大きく異なる

PCサイトで検索順位が上位であった場合でも、上記のようなサイトはモバイルファーストインデックス(MFI)により検索順位に大きく影響が出ます。これまではスマホページを用意していない、メインページしかスマホ対応にしてない場合でも、PCサイトのSEO評価が良ければモバイルでも同様の評価が得られていました。モバイルファーストインデックス(MFI)ではその考えが逆転するため、モバイルに対応していない、スマホサイトとPCサイトでコンテンツ内容が大きく異なる場合は、検索順位が降下する可能性が高まるのです。

PCから閲覧が多いサイトはどうするべきか

なかには、PCからの閲覧が多いサイトもあるでしょう。PCからの閲覧者が多くとも、SEOの評価基準がモバイルである流れに変わりはありません。しかしGoogleはモバイルに適用しているか否かだけではなく、ユーザーの離脱率や直帰率などの行動データも見ています。そのためモバイルに適していないサイトであっても、ユーザーニーズに沿っていれば高い評価を得られる可能性があります。とはいえモバイルに適した見やすい・使いやすいサイトであれば評価に有利になる事実は変わらないため、モバイルファーストインデックス(MFI)対策をして損することはありません。

自社サイトがモバイルフレンドリーかを確認する方法

自社サイトがモバイルに適しているかを確認する方法に、Googleの無料ツール「モバイルフレンドリーテスト」があります。自社サイトのURLを入れるだけで、モバイルに適しているか、モバイルユーザーにとって問題があるかがチェックできます。モバイルフレンドリーでないと判断されてしまうと、スマートフォンでの検索順位に影響が出てしまうため、早めに改善することが必要です。

モバイルファーストインデックス(MFI)に対応する方法

ここでは、モバイルファーストインデックス(MFI)に対応するための方法をご紹介します。

PC用サイトとスマホ用サイトのページのコンテンツ差をなくす

まず重要なのは、PCサイトとスマホサイトのコンテンツの差をなくすことです。PCサイトにある情報がスマホサイトにない、PCサイトの一部ページしかスマホ対応していないなど、デバイスごとにコンテンツ差があるとモバイルファーストインデックス(MFI)の影響を大きく受けます。PCでみてもモバイルでみても、ユーザーが同じ情報量を得られるようにすることがポイントです。

構造化データを確認する

PCサイトに構造化データがある場合は、スマもサイトにも構造化データの記述が必要です。スマホサイトに構造化データがある場合は、PCサイトと同じ構造化データをマークアップしましょう。コンテンツ内容や量だけでなく、構造化データの違いもモバイルファーストインデックス(MFI)の影響を受けてしまいます。またスマホサイトの構造化データは、モバイル向けの正しいURLに更新されているかも確認が必要です。

画像・動画コンテンツを確認する

画像や動画のような、視覚的なコンテンツもモバイルファーストインデックス(MFI)に対応する上で重要です。スマホサイトの画像・動画コンテンツは、以下のような対応ができているかを確認しましょう。

画像 ・高画質画像を使用する(サイズが小すぎる、解像度が低い画像はNG)
・Googleがサポートしている画像形式を使用する:SVG形式
・画像ページが読み込まれるたび変更されるURLは使用しない
・PCサイトと同じ代替テキストを使用する
・画像の品質がPCサイトと同じ
動画 ・動画ページが読み込まれるたび変更されるURLは使用しない
・Googleがサポートしている動画形式を使用する
・PCサイトと同じ動画用構造化データを使用する
・モバイルで見たときに、動画が見つけやすい位置に配置する

上記ポイントを押さえ、重要な画像や動画はなるべくページ上部に配置するようにしましょう。

ユーザビリティを向上する

スマホはPCに比べると画面が小さいことから、サイトが見やすいか、使いやすいかが重視されます。そのためユーザーがストレスなくサイトを使えるよう、ユーザビリティの高いサイト設計が必要です。たとえばボタンのタップ幅は48px以上にする、スマホの画面サイズにあったコンテンツ表示にする、ページの表示速度を上げるなどでユーザビリティが向上します。
現状のサイトのユーザビリティについては、前述した「モバイルフレンドリーテスト」で確認できます。

レスポンシブデザインにする

スマホサイトがない、PCサイトの全ページをスマホ適用にしていないなど、1からスマホサイトの作成が必要な場合は、レスポンシブデザインでサイトを作ることをおすすめします。レスポンシブデザインはPCとモバイルで同一URLでサイト運用でき、かつコンテンツも統一される点がメリットです。さらに、デバイスに応じて自動的に適切なコンテンツ表示がされます。
レスポンシブデザインでのサイト運用はGoogleが正式に推奨していますが、モバイルファーストインデックス(MFI)導入後の変更は非推奨としています。

モバイルファーストインデックス(MFI)によりスマホサイトがSEO評価の基準になる

モバイルファーストインデックス(MFI)により、これまでPCサイト基準であったSEO評価が、スマホサイト基準へと変更します。これまで掲載順位が上位であったサイトも、スマホサイトが整備されてない、PCサイトとコンテンツ差があるなどすると、掲載順位が降下する恐れがあります。
今記事を参考に、モバイルファーストインデックス(MFI)に対応し、SEO評価を上げましょう。