眉毛のアートメイクで人気なクリニックTOP10！値段や施術方法を徹底解説

顔の印象を大きく左右する眉毛。そんな眉毛のアートメイクが近年注目を集めています。そこでこの記事では、気になってはいるものの一歩勇気を踏み出せない方に向けて、眉毛のアートメイクのメリット・デメリットやクリニックの選び方などを解説します。アートメイクの施術経験もある成田先生監修のもと、おすすめクリニックも併せてご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

眉毛アートメイクとは？

汗や洗顔などでも落ちない眉メイクのことです。皮膚の浅い部分に専用針を刺して色素をいれることで、眉毛の色と形を整えることができます。個人差はありますが、施術後1～3年間はきれいな形を保てる点が眉毛アートメイクの特長です。

またアートメイクは、針先に色素をつけて皮膚に注入する「医療行為」です。そのため、必ず医師または医師の指示を受けた看護師・准看護師が施術を行います。

眉毛アートメイクとタトゥー(入れ墨)の違い

アートメイク	・医療行為 ・表皮層への着色 ・1～3年程度持続 ・麻酔を使用するため、比較的痛みは少ない
タトゥー(入れ墨)	・医療行為ではない ・真皮層への着色 ・半永久的に持続 ・合法的には麻酔を使用できず、痛みが強い

アートメイクとタトゥーは、皮膚に針を刺して着色する点は同じですが、医療行為か否か、また針を入れる深さとそれに伴う持続期間の長さに違いがあります。

タトゥーは真皮層(1~2mm)に色素を注入して皮膚を着色する方法です。真皮層は肌のターンオーバーの影響を受けないため、着色した部分は消えることなく半永久的に皮膚に残ります。また皮膚の深い部分を傷つけることになるので、施術時の痛みも強く、合併症も出やすい傾向にあります。

一方のアートメイクで色素を注入するのは、表皮層(0.01〜0.03mm)という真皮層よりも浅い部分です。表皮はターンオーバーによって徐々に新しい細胞に入れ替わっていくので、着色部分も1～3年ほどかけて段々と薄くなっていきます。施術時には麻酔のクリームを塗ることがほとんどなので、タトゥーと比べて痛みも少ないでしょう。

こんな人におすすめ！ アートメイク：メイク時間を短縮したい人、美容への意識が高い人 タトゥー(入れ墨)：アートやファッションのひとつとして自分の個性を表現したい人

眉毛アートメイクと眉毛サロンでの施術の違い

アートメイク	・医師、看護師、准看護師免許を持つスタッフが施術 ・眉毛を書き足す ・1～3年程度持続 ・費用が数万～十数万程度
サロンでの施術	・美容師免許を持つスタッフが施術 ・眉毛をカットする ・1か月程度持続 ・費用は数千円程度

眉毛アートメイクと眉毛サロンでの施術はどちらも眉毛を整えるためのものですが、その施術内容は大きく異なります。

眉毛サロンで行えるのは、すでに生えている眉毛の量や形を整える施術です。施術は美容師免許を持ったスタッフが行い、サロンやメニューによってはメイクのコツを教えてくれることもあります。しかし施術自体はあくまで眉毛のカットにとどまるので、普段はメイクで足りない部分を書き足す必要があり、持続期間も眉毛が生えてくるまでの1か月ほどに限られます。

一方の眉毛アートメイクは、皮膚に着色することで眉毛をデザインする施術です。眉毛が生えていない、少ない部分にもメイクのように毛を書き足すことができ、着色した部分は1～3年程度消えずに残ります。

ただし、比較的安いクリニックであっても、1回で数万円かかるケースが多く、眉毛サロンと比較するとかなり高額といえます。

こんな人におすすめ！ アートメイク：メイク時間を短縮したい人、美容への意識が高い人 タトゥー(入れ墨)：アートやファッションのひとつとして自分の個性を表現したい人

眉毛アートメイクのメリット

眉毛アートメイクには、毎日のメイクの手間が省けて、いつでもきれいな眉毛でいられるなど、さまざまなメリットがあります。ここでは、眉毛アートメイクをする4つのメリットを解説します。

・プロの手で似合う眉毛の形に整えてもらえる ・すっぴんでも整った眉毛でいられる ・メイク時間を短縮できる ・雨や汗で眉毛が落ちない

プロの手で似合う眉毛の形に整えてもらえる

眉毛アートメイクでは医師や看護師の免許を持っているだけでなく、アートメイクやデザインについて学んだスタッフが施術を行います。骨格や顔のバランスを見て似合う眉毛の形を提案してくれるので、自分に合う眉毛の形がわからない人も満足のいくデザインを見つけられるでしょう。

すっぴんでも整った眉毛でいられる

アートメイクで定着した色素は、メイク落としや洗顔では落ちないため、お風呂あがりのすっぴん状態でもメイクをしているかのような整った眉毛でいられます。メイクを落とすと眉毛が薄い、なくなってしまうという人も、アートメイクをすれば自信を持ってすっぴんになれるでしょう。

メイク時間を短縮できる

眉毛アートメイクをすると、毎朝、眉毛のメイクをする必要がなくなります。顔の印象を大きく左右する眉毛は、アイブロウで1本1本、毛を描いたり、眉マスカラをつけたりと、何かとメイクに時間がかかるパーツです。アートメイクをすれば1～3年間は自分に合ったデザインの眉毛でいられるので、毎朝のメイク時間を短縮できるでしょう。

水や汗で眉毛が落ちない

アートメイクは普通のメイクと異なり、濡れたり汗をかいても落ちません。

普通のメイクで、ウォータープルーフのアイブロウを使っている方も多いかもしれませんが、長時間の激しい運動をしたりプールや海で泳いでいると、どうしても落ちたりにじんだりしてしまうはずです。アートメイクであれば水や汗で濡れてもきれいな眉毛を維持できます。

眉毛アートメイクのデメリット

メイク時間を短縮できて便利な眉毛アートメイクですが、もちろん多少のデメリットもあります。ここでは、施術を受ける前に知っておきたい、眉毛アートメイクの4つのデメリットをご紹介します。

・施術時に痛みを感じることがある ・ダウンタイムがある ・一度施術したらしばらく消えない ・MRI検査を受けられない場合がある

施術時に痛みを感じることがある

眉毛アートメイクは、肌に針を刺す施術なので、人によっては痛みを感じる可能性があります。基本的にはどのクリニックでも麻酔をしてくれるので、我慢できないほどの痛みを感じることはないでしょう。心配な人は施術前の診察・カウンセリング時に医師へ相談しておくと安心です。

ダウンタイムがある

ダウンタイムとは、施術によってできた傷が完治するまでの期間のこと。個人差はありますが、ぽつぽつとかさぶたができたり、かゆみがでたりする可能性があります。

我慢できないほどの症状でなければ、1週間ほどで治まるので放っておいて構いませんが、痛みや腫れが出てきたり、数週間にわたって症状が続く場合は、医療機関を受診しましょう。基本的にクリニック側で緊急時の窓口を設けているはずなので、施術を受けたクリニックに連絡してみるとよいでしょう。

一度施術したらしばらく消えない

眉毛アートメイクは施術後1～3年間、着色が残ります。レーザー治療で施術箇所の除去を行っているクリニックもありますが、その分リスクも大きいです。レーザー治療によって毛根がダメージを受けることで、眉毛が生えてこなくなったり、傷跡が残る恐れもあるので、気軽に消せないと思っておいた方がよいでしょう。

MRI検査を受けられない場合がある

アートメイクで使う色素には微量ですが金属成分が含まれています。MRI検査を受ける際にこの金属成分が反応してしまうと、検査結果の画像が乱れたり、発熱してやけどする恐れがあります。

眉毛のアートメイクで大きなトラブルがあったという報告は、経済産業省の窓口には寄せられていないようですが(※)、MRI検査を受ける際には必ず事前に医師に申告しましょう。

※2023年8月時点

眉毛アートメイクの施術回数相場

個人差はありますが、眉毛アートメイクでデザインを完成させるには2〜3回の施術が必要です。1回目の施術では、異物を排除しようとする体の作用によって、30%ほどの色素しか定着しないといわれています。

2回目は、1回目から1～3か月ほど空けて施術を受けましょう。まだ1回目のダメージが残っている状態だと施術を受けられません。

眉毛アートメイクの技法の種類

眉毛アートメイクには主に3種類の技法があります。クリニックによって多少呼び方は異なりますが、一般的な「2D」「3D」「4D」の名前とともに、それぞれの特徴をご紹介します。

・2D：マシン彫り ・3D：手彫り ・4D：マシン彫り+手彫り

メイク時間を短縮できて便利な眉毛アートメイクですが、もちろん多少のデメリットもあります。ここでは、施術を受ける前に知っておきたい、眉毛アートメイクの4つのデメリットをご紹介します。

2D：マシン彫り

こんな人におすすめ！ ・濃いめにはっきりと色を入れたい ・効果を長持ちさせたい

一般的に「2D」と呼ばれるのは、機械を使って点状に穴を開けて着色していく方法です。マシンによって均一に色が入るため、パウダーアイブロウでメイクを施したようなはっきりとした仕上がりになります。濃淡をつけやすいので、眉尻から眉頭にかけてグラデーションのようなデザインにしたい方にもおすすめ。

また、機械を使うため左右対象にしやすいという特長があり、手彫りと比較すると色持ちもよい傾向にあります。

3D：手彫り

こんな人におすすめ！ ・ナチュラルに仕上げたい ・普段あまりメイクをしない

「3D」は、手彫りで1本ずつ毛を描き足しながら毛並みを再現していく方法です。線を描いていくため、2Dに比べると細かいデザインは反映しにくいですが、本当に毛が生えたような自然な仕上がりになります。すっぴんでも眉毛だけ浮いてしまうことがないため、普段あまりメイクをしない方にもおすすめ。

より細い針で着色する場合には「6D」と呼ばれることもあります。

4D：マシン彫り+手彫り

こんな人におすすめ！ ・眉毛の形にこだわりたい ・自眉毛が薄い

「4D」は、2Dと3Dの良い部分を組み合わせた技法です。具体的には2回の施術のうち、1回目は2D、2回目は3Dというように、途中で彫り方を変更します。
マシン彫りのふんわり感と、手彫りの毛並み感を両立した仕上がりを実現でき、眉毛に関する幅広い悩みに対応できる点が特長。眉毛の形もカラーもこだわりたいという方におすすめです。

眉毛アートメイクのクリニックを選ぶ際の7つの比較ポイント

眉毛のアートメイクは、クリニックごとにデザインや価格、サービス内容などが異なります。納得のいく施術結果を得るためには、クリニック選びの段階で、求める基準を満たしているか判断することが大切です。ここでは、眉毛のアートメイクを提供しているクリニックを比較する際に確認したいつ7のポイントについてご紹介します。

・【大前提】医療機関かどうか ・値段 ・店舗数/エリア ・スタッフ指名制度の有無 ・症例デザインや実績 ・アフターケアの有無 ・口コミ

【大前提】医療機関かどうか

アートメイクは本来、医療機関以外での施術が禁止されています。医療機関以外の場所での施術や、医師や看護師免許を持っていないスタッフによる施術は許されていません。
ただし、個人経営や小規模展開のお店の場合、施術場所がクリニックではないケース、施主者が必要資格を満たしていないケースも稀に存在します。

国内であれば滅多にないですが、気になるクリニックを見つけた際には、大前提として医療機関かどうかを必ず確認しましょう。

※本記事のランキング決定では医療機関のみご紹介しております。

値段

値段はアートメイクの技法によって異なり、基本的には2D(マシン彫り)よりも3D(手彫り)、3Dよりも4D(マシン彫り×手彫り)が高くなる傾向にあります。

また、眉毛のアートメイクは医療行為ですが保険適用外となり、100％自己負担なので注意しましょう。

店舗数/エリア

眉毛アートメイクを完成させるには、少なくとも2回は同じクリニックに通う必要があります。また、万が一ダウンタイム中に何かトラブルが発生した場合、すぐに通える場所にクリニックがないと症状が悪化してしまう恐れもあるでしょう。そのため、事前に通いたいクリニックと自宅や職場からの距離を確認しておくことをおすすめします。

またアートメイクは半永久的な施術ではないため、1～3年経って色素が薄くなってきたら、再度施術を受ける必要があります。毎回新しいクリニックに通うよりも、前回のカルテが残っているクリニックに継続して通う方が安全面でも効果面でも安心です。

転勤や家庭の事情などにより、数年単位での引っ越しの予定がある場合は、全国展開しているクリニックを選ぶとよいでしょう。

スタッフ指名制度の有無

クリニックによっては施術スタッフの指名が可能です。アートメイクの仕上がりは、手彫りはもちろん、マシン彫りの場合でもスタッフの技量に大きく左右されるため、誰に施術をお願いするかは仕上がりに大きく影響する部分といえるでしょう。

スタッフを直接指定できるケースもあれば、実績の多さや技術に基づいてつけられたランクを指定するケースもあります。基本的には、指名制度を利用することで費用が変わるので、予算を考える際はその点を踏まえて行いましょう。

症例デザインや実績

症例デザインや実績は、希望するデザインを叶えられるかの重要な判断材料になります。自分と似た悩みを抱える利用者の症例や希望デザインに似た実績があれば、希望通りの施術を受けられる可能性が高いです。

また同時にチェックしたいのが症例数の多さ。ある程度の症例数があれば、スタッフの経験が豊富で、利用者からも一定の信頼を得ているクリニックだと判断できるでしょう。逆に症例数が少なすぎると、経験不足により複雑な症例には対応できないかもしれません。

症例は各クリニックの公式サイトやSNSで紹介されていることが多いので、他の条件と合わせてチェックしてみましょう。

アフターケアの有無

眉毛は、アートメイクのなかでは比較的、肌のトラブルを起こしにくい部位ですが、それでも1週間ほどのダウンタイムがあります。施術が完了したら終わりではなく、万が一、ダウンタイムの症状が悪化した際に相談できる窓口は整っているか、診察は受けられるかなどを事前に確認しておきましょう。

口コミ

値段やメニューなどの公式から公表されている以外の情報を知りたいときは、口コミが役立ちます。特にカウンセリングの充実度やスタッフの接客、施術の上手さなどは、公式サイト上の情報だけでは判断しにくいでしょう。

口コミはSNSやGoogleマイビジネスなどに掲載されています。良い口コミだけでなく、悪い口コミにも目を通し、納得のいく施術を受けられそうか判断しましょう。

また本記事でもご紹介する各クリニックの口コミを掲載しています。ぜひクリニック選びの参考にご覧ください。

≪眉毛アートメイクのクリニックランキングTOP10≫

監修者・成田さんがおすすめする眉毛アートメイクのクリニックを、SEARCH cle編集部が独自調査をもとにランキング付けしました！実際にアートメイクの施術者としてお仕事をされてきた成田さんによる厳選10商品なので、ご自身の予算や使用目的などにあわせて、ぴったりのクリニックを見つけてくださいね。

※本記事のランキング決定では医療機関のみご紹介しております。

※各クリニック情報は2023年9月時点のものです。

眉毛アートメイクの施術を受けられないケース

眉毛のアートメイクは、クリニックごとにデザインや価格、サービス内容などが異なります。納得のいく施術結果を得るためには、クリニック選びの段階で、求める基準を満たしているか判断することが大切です。ここでは、眉毛のアートメイクを提供しているクリニックを比較する際に確認したいつ7のポイントについてご紹介します。

・妊娠・授乳中、生理中の方 ・皮膚疾患がある方 ・ケロイド体質の方 ・金属アレルギーの方 ・血栓症などの治療薬を飲んでいる方 ・直近でMRI検査を受ける予定のある方

誰でも手軽に楽しめる眉毛アートメイクですが、体調や体質などによっては施術を受けることができない場合があります。実際にクリニックに行く前に、そもそも、自分が施術を受けられるかしっかり確認しておきましょう。

妊娠・授乳中、生理中の方

妊娠・授乳中や生理中はホルモンバランスが乱れやすく、眉毛アートメイクの施術によって肌が炎症したり細菌に感染したりする可能性が高くなります。さらに、特に妊娠中は麻酔クリームが使えないので、クリニックによっては施術を一切受け付けていません。

しかし、絶対に施術できないというわけではなく、そのボーダーラインはクリニックによって異なります。どうしてもすぐに施術を受けたい場合は、カウンセリング前にクリニックへ問い合わせて相談してみましょう。

皮膚疾患がある方

皮膚疾患がある状態で施術を行うと傷跡が残ってしまうリスクがあります。アトピーや乾癬(かんせん)などの皮膚疾患はもちろん、施術範囲内にニキビ・吹き出物などができている場合も施術を断られる可能性があるでしょう。

施術できる状態か怪しい場合は、カウンセリングの際に必ず相談してください。

ケロイド体質の方

アートメイクは肌に針を刺して色素を入れていく施術なので、体質によっては施術箇所にもケロイドができ、傷跡として残ってしまう恐れがあります。日頃から、怪我をした際にミミズ腫れのような傷跡が残りやすい人は要注意。皮膚疾患と同様、必ずカウンセリング時に相談しましょう。

金属アレルギーの方

アートメイクで使用する色素には、微量の金属が含まれているため、金属アレルギーがある人はアレルギー症状を起こしてしまう可能性があるでしょう。

まずはパッチテストできるクリニックを選び、事前に症状が出ないか確認することが大切です。

血栓症などの治療薬を飲んでいる方

血栓症などの方が飲む治療薬のなかには、血液をさらさらにするものがあります。眉毛アートメイクの施術時にこういった薬を服用していると、肌に針を刺した後にかさぶたができず、血が止まらなくなってしまう可能性があるでしょう。持病や服用している薬がある場合はカウンセリング時に医師に伝えましょう。

直近でMRI検査を受ける予定のある方

アートメイクでは微量の金属を含む色素を肌に入れていくため、金属に反応する「MRI検査」を受ける予定がある方も施術を受けられません。アートメイクに限らず、金属を身に着けたまま撮影すると、その部分だけ画像が欠損してしまったり、最悪の場合、炎症を起こす可能性もあります。

少なくとも施術後2～3か月はMRI検査が受けられなくなる可能性もあるので、検査の予定がある場合は施術の時期をずらしましょう。

眉毛アートメイクの施術の進め方

① 医師の診察 ② デザインの相談・決定 ③ マーキング・麻酔 ④ 施術 ⑤ 仕上がりの確認 ⑥ クーリング

ここからは、実際に眉毛アートメイクの施術を受ける際の流れを解説していきます。美容院やネイルサロンを利用する場合とほとんど変わらず、決して難しく考える必要はないので安心してください。事前に各工程における注意点を確認し、スムーズに施術を進めましょう。

① 医師の診察

クリニックを決めて来院したら、まず担当医師による診察を受けます。現在の状況や普段の肌荒れのしやすさなど、自分の肌について細かく説明しましょう。特にケロイド体質や、皮膚疾患・アレルギーの有無は必ず伝えます。過去に他の美容施術(脱毛やレーザー治療など)を受けた際、何らかの症状が出た経験がある人は、そのときの状況も詳しく伝えましょう。

またほかにも、術後2～3か月以内にピーリングやMRI検査の予定がある場合も、施術に影響があるので正直に申し出てください。

② デザインの相談・決定

医師の診察を終え施術が受けられることが確認できたら、眉毛のデザインを決めていきます。事前に自分が希望する眉毛の形や色が分かる画像を用意しておくと、スムーズにイメージを共有できるでしょう。

ただし、自分が理想だと思うデザインが自分の顔に必ず合うとは限りません。不安な方は、眉毛の形や色を自分の顔の配置や作り出したい雰囲気に合うよう、プロから提案してもらうのもよいでしょう。

③ マーキング・麻酔

デザインが確定したら、施術の準備を行います。

まずはデザイン通りに施術できるよう担当スタッフがマーキング。またこのとき、麻酔も行います。針を刺すという施術の特性上、アートメイクでは麻酔を行うことがほとんどです。ただし、クリニックによっては通常プランには麻酔がついておらず、オプションとして設定されている場合があるので、事前に確認しておきましょう。

④ 施術

しっかりと麻酔が効いたことが確認でき次第、施術開始です。

施術は痛みの度合いを確認しながら進められます。まだ麻酔の効きが弱いと感じたり、途中から痛みが出てきた場合は、我慢せず早めに施術者に伝えてください。

カウンセリングから施術までの所要時間は約1～1.5時間程度、複雑なデザインの場合でも、2時間程度です。

⑤ 仕上がりの確認

施術が完了したら、事前に決めたデザイン通りに仕上がっているか確認しましょう。

希望の形や色になっているか、実際に施術を終えてみてイメージと異なる部分がないかよくチェックして、気になることがあれば正直に伝えましょう。

ただし、アートメイクでは基本的に1回目の施術では色素が入り切りません。また施術直後は赤みや腫れが出ていたり、一時的に眉毛が濃く見えることもあり、想定と全く同じ見た目ではないでしょう。施術から数日経つことでダウンタイムが落ち着くこと、施術回数を重ねることで徐々に色素が定着することを理解しておきましょう。

⑥ クーリング

施術後は、赤みや腫れを抑えるために患部を氷や保冷剤などでよく冷やします。この過程を「クーリング」と呼び、とくに痛みやかゆみを感じやすい方には大切な処置です。

施術当日はクーリングをしても多少の赤みや腫れが残りますが、だいたい1週間程度で落ち着きます。万が一、以上経っても症状が改善しない場合には担当医師に相談してください。

眉毛アートメイク後のダウンタイムの過ごし方

・ゴシゴシこすらない ・かさぶたを剥がさない ・クレンジングは使用しない ・眉毛をできるだけ避けて洗顔する ・長時間水に触れる行為は避ける（例：プールや温泉など） ・日焼けしない ・血行が上がる行為は避ける（例：サウナや激しい運動、飲酒など）

施術後は傷口にかさぶたができることでかゆみを感じやすくなりますが、ゴシゴシこすったり、かさぶたを無理やり剥がすのはNGです。ダウンタイム中はできるだけ患部を触らない方がよいでしょう。

また施術後1週間程度は、まだ注入した色素が安定していない時期です。オイルタイプなど毛穴に入り込むクレンジングの使用は避けてください。洗顔は問題ありませんが、できるだけ眉毛の周りは避けて洗いましょう。

サウナや激しい運動・飲酒は血行を上げる作用があるので、患部の赤みや腫れなどの症状が強くなる可能性があります。ダウンタイムを長引かせないためにも避けましょう。

まとめ：アートメイクで理想の眉毛を手に入れよう！

眉毛のアートメイクは、毎日のメイク時間を短縮できたりいつでも綺麗な眉毛でいられたりと多くのメリットがある施術です。消えにくいのが良い点でもありますが、理想通りにならなかった場合には簡単に消せないというデメリットもあります。

眉毛アートメイクで理想の眉毛を手に入れるには、クリニック選びが何よりも重要です。今回紹介したクリニックを参考にして、自分に合う信頼できるクリニックを見つけてみてください。

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【付録】眉毛アートメイク前に知っておきたい！デザイン相談のコツ

・黄金比 ・形 ・カラー

眉毛アートメイクの核となる「デザイン」について、形・カラーの種類や決め方のコツをご紹介します。もちろんカウンセリングで相談はできますが、事前にある程度、自分の理想を見つけて、スムーズに施術を進められるよう準備しましょう。

眉毛の黄金比

顔の形によって似合う眉毛の形や色は異なります。しかし、多くの人が美しいと感じる眉毛の「黄金比」を踏まえたデザインにすれば、大きく失敗することはないでしょう。

自分に似合うデザインが分からないという方は、まず黄金比を参考に理想の形を見つけてみましょう。

【画像】

黄金比では、眉毛以外の顔のパーツの配置をもとに、「眉頭」「眉山」「眉尻」の3か所の位置を決定します。まず眉毛のスタート地点となる眉頭は小鼻の真上に配置しましょう。眉毛のゴール地点となる眉尻は小鼻と目尻を結んだラインの延長線上にくる長さにするとバランスが良いといわれています。アーチのもっとも高い部分に当たる眉山は眉頭から約3分の2のところ、白目の終わり部分の真上が最適です。

黄金比はあくまで基本の型となる考え方なので、次にご紹介する形やカラーをこれに追加し、具体的に叶えたい印象を作り上げましょう。

眉毛の形

眉毛の形には主に上記の4種類の形です。どの形にするかで顔の印象が大きく変化します。

並行眉

「並行眉」は眉頭から眉山までが地面と平行で、眉尻にのみ角度がついているのが特徴。ナチュラルな印象を与え、さまざまなメイクに合わせやすい形です。アーチがほとんどないため必然的に眉毛と目の距離が近くなり、目がぱっちりと大きく見える効果が狙えます。

アーチ眉

「アーチ眉」は文字通り、緩やかなアーチを描いた眉毛です。眉山を強調しすぎない丸みを帯びた形で、女性らしい柔らかい印象を与えます。アーチの角度によって印象が変わり、並行に近いアーチであれば落ち着いた大人っぽい雰囲気を、丸みの強いアーチであれば華やかで若々しい雰囲気を作り出せます。

直線眉

「直線眉」は眉頭から眉尻まで角度をつけずに一直線に引いた形。並行眉よりも角度がなく、太めのデザインになることが多いので、力強い印象を与えます。顔の余白が埋まるので、顔の各パーツを引き立て、小顔に見せてくれるでしょう。

上がり眉

「上がり眉」は直線眉とは対照的に、眉頭から眉山にかけて角度をつけた眉毛です。直線眉よりもさらにクールな印象を与えます。角度をつけすぎるとキツイ印象や少し古い印象になってしまうので注意しましょう。

眉毛のカラー

眉毛のカラーは、肌の色や髪色をもとに決めると違和感のない仕上がりになります。イエベといわれる黄みがかった健康的な肌の色の人は、黄みのあるブラウン系がおすすめ。ブルベといわれる透明感のある肌の色の人は、やや赤みがかかったブラウンが似合うでしょう。

また、カラーの明るさは髪色よりもワントーン明るい色にすると垢抜けた印象になります。

眉毛アートメイクのクリニック選びに関するＱ&Ａ

【編集後記】