タグマネージャーとは?メリットや利用時の注意点、種類や設定方法も解説!
タグマネージャーとは、Webサイトやアプリに埋め込まれるタグを一元管理するためのツールです。今回は「タグマネージャー」に焦点を当て、その概要やメリット、利用時の注意点、種類、Googleタグマネージャーの概要、基礎知識、使い方、導入方法、設定方法などをご紹介します。気になるポイントを一挙確認しましょう。
タグマネージャーとは?
タグマネージャーとは、Webサイトやアプリに埋め込まれるタグを一元管理するためのツールです。タグとは、何かを表すために付けられる記号や印のことです。Webページやアプリにタグを付けることで、情報を管理しやすくする効果があります。
従来、タグの管理はHTMLの編集で実行されていましたが、タグマネージャーを活用すれば、HTMLの編集をせずにタグの追加や更新、削除を簡単に行えます。これにより、タグの管理を効率化したり、タグの動作に不具合が発生するリスクを軽減したりできます。
タグマネージャーのメリット
ここでは、メリットについて5点解説します。
タグの設置や管理を効率化できる
タグマネージャーを利用すれば、タグを直接HTMLに埋め込むことや、HTMLの編集をせずにタグの追加や更新、削除が簡単に行えるので、業務を効率化できます。
タグのテストやデバッグが容易になる
タグマネージャーには、タグのテストやデバッグを行うための機能が多数用意されているので、タグの動作を検証し、不具合を容易に修正できます。
タグの動作を条件分岐で制御できる
タグマネージャーでは、タグの動作を条件分岐で制御できます。ユーザーの属性やデバイス、ページのURLごとに、タグの動作を柔軟に調整可能です。
タグの配信タイミングをコントロールできる
タグマネージャーでは、タグの配信タイミングをコントロールできます。タグの配信頻度や、タグの配信タイミングごとに発生する重複を防止できます。
タグのパフォーマンスが向上する
タグの設置方法が統一されるので、タグのパフォーマンスが向上します。ページがシンプルになり、読み込み速度が加速します。
タグマネージャーを利用する際の注意点
ここでは、利用する際の注意点について2点解説します。
タグの設定ミス
タグの設定を誤ると、タグが正しく動作しなかったり、Webサイトやアプリのパフォーマンスが低下したりする恐れがあります。タグを本番環境に適用する前に、テストやデバッグを行い、動作に不具合がないことを確認しましょう。
セキュリティリスク
タグは、Webサイトやアプリのデータを収集するために利用されることもありますが、セキュリティへの注意を怠ると、第三者にデータが流出する恐れがあります。タグのセキュリティを強化するために、適切な対策を講じましょう。
タグマネージャーの種類
タグマネージャーには、大きく分けて、クラウド型とオンプレミス型の2種類があります。
クラウド型
クラウド型は、インターネットのサーバー上で動作するタイプです。Webブラウザからアクセスして、タグの管理や設定を行えます。また、導入や運用が容易なので、中小企業や、タグの管理を効率化したい企業に適しています。
代表的なツールには、GoogleタグマネージャーやAdobe Experience Platform Tag Managerなどが挙げられます。
オンプレミス型
オンプレミス型は、自社内にサーバーを設置して動作させるタイプです。セキュリティやパフォーマンスを重視する企業や、大規模なツールを運用したい企業に適しています。
代表的なツールには、Tealium iQやLogglyなどが挙げられます。
Googleタグマネージャー(GTM)とは?
(出典:Googleタグマネージャー)
今回は、最も利用者数が多い「Googleタグマネージャー(GTM)」について、さらに深掘りしていきます。
Googleタグマネージャーとは、Webサイトやアプリに埋め込まれるタグを一元管理できるツールです。タグの追加や更新、削除が簡単に行えます。
Googleアナリティクスとの違い
Googleアナリティクスとは、Webサイトやアプリのアクセス解析を行うツールです。Webサイトやアプリの訪問者数やユーザーの基本属性、サイト内でのユーザーアクションなどのデータを収集・分析できます。
Googleタグマネージャー | Googleアナリティクス | |
---|---|---|
主な役割 | タグの管理 | アクセス解析 |
主な機能 | タグの追加・削除や配信設定、プレビュー確認など | 各種アナリティクスデータの収集や分析など |
Googleタグマネージャー(GTM)の基礎知識
ここでは、Googleタグマネージャーの基礎知識について簡単に解説します。
GTMの専門用語 | 意味や使い方 |
---|---|
アカウント | GTMを利用するための一番大枠のグループ |
コンテナ | 1つのWebサイトのタグを管理するグループ |
ワークスペース | コンテナ内の作業場所 |
タグ | データ計測のためにページに埋め込むコード |
トリガー | タグを機能させるための条件 |
変数 | タグやトリガーに供給するデータ |
バージョン | コンテナ内の設定履歴 |
Googleタグマネージャー(GTM)の使い方・導入方法
ここからは、使い方・導入方法について簡単に解説します。
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Googleタグマネージャー(GTM)の設定方法
ここでは、設定方法について簡単に解説します。
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1.コンテナに新しいタグを追加・設定する
タグタイプですが、今回は「カスタムHTML」を選択しました。
2.タグのトリガーを設定する
トリガーですが、今回は「All Pages」を選択しました。画面右上の「保存」をクリックすれば、タグの設定は完了です。
3.タグの公開
タグの設定後、右上の「公開」をクリックします。
公開するタグの名前と詳細を入力後、「公開」をクリックして設定完了です。
タグマネージャーを導入してタグの管理を効率化しよう!
このページでは、「タグマネージャー」に焦点を当て、その概要やメリット、利用時の注意点、種類、Googleタグマネージャーの概要、基礎知識、使い方、導入方法、設定方法などについて解説しました。
デジタルマーケティングに関する様々なツールや広告媒体が日々増えている中、1つのサイトやページに多くのタグを設置することが当たり前の時代になっています。タグの管理に課題をお持ちの場合は、この機会にタグマネージャーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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