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イマーシブとは?注目理由や主な種類、取り入れたイベントの事例も解説!

イマーシブとは?注目理由や主な種類、取り入れたイベントの事例も解説!
DeepEditor

イマーシブとは、「没入感のある」という意味で、イマーシブ体験とは、観客やユーザーが、実際にその場にいるかのような没入感のある体験を提供するものです。今回は「イマーシブ」に焦点を当て、その概要や注目される理由、主な種類、取り入れたイベントの事例などをご紹介します。気になるポイントを一挙確認しましょう。

イマーシブとは?

イマーシブとは、「没入感のある」という意味で、イマーシブ体験とは、観客やユーザーが、実際にその場にいるかのような没入感のある体験を提供するものです。

イマーシブが注目される理由

イマーシブが注目される理由は、主に3つあります。

デジタル技術の発展

近年、デジタル技術の発展により、映像や音響、演出などの技術が高度化してきました。これにより、よりリアルで没入感のある体験を実現できるようになりました。

体験型コンテンツのニーズの向上

近年、消費者の価値観やライフスタイルの変化により、体験型コンテンツのニーズが高まっています。イマーシブは、従来のコンテンツとは異なり、単なる視聴や鑑賞ではなく、五感をフルに使って体験できるため、消費者のニーズにより応えられます。

マーケティング効果の向上

イマーシブは、従来のマーケティング手法とは異なり、消費者に強いインパクトを与えられます。そのため、新商品・サービスの認知度向上やブランドイメージの向上などのマーケティング効果が期待されています。

イマーシブの主な種類

イマーシブの概念は、さまざまな業界で採用され始めています。ここでは、イマーシブを取り入れたコンテンツや企画の種類について4点解説します。

イマーシブシアター

イマーシブシアターは、観客が舞台上の演者や物語に対して没入感のある体験を提供する演劇作品の総称です。従来の演劇では、観客は客席に座って、舞台上の演者を鑑賞します。しかし、イマーシブシアターでは、観客は舞台上や舞台周辺を自由に動き回れるので、演者や物語と直接関われるのです。

【イマーシブシアターの代表的な特徴】

  • 観客の行動を制限しない
  • 演者との直接的な交流を可能にする
  • 物語の世界に没入させる演出を行う

イマーシブオーディオ

イマーシブオーディオとは、従来のステレオや5.1chサラウンドとは異なり、全方位から音が聞こえるように設計された音響システムのことです。一般的に、複数のスピーカーを配置して、音の定位や音場を再現します。また、音の方向や距離、音の移動などを表現するためにデジタル処理を用いることもあります。

【主な活用事例】

  • ライブコンサートや音楽配信サービス:「Happier Than Ever/Billie Eilish」、「After Hours/The Weeknd」
  • ゲーム:Horizon Forbidden West、Call of Duty(Vanguard)
  • VR/AR:Pokémon GO、The VOID – Star Wars: Secrets of the Empire

イマーシブリーダー

イマーシブリーダーとは、Microsoft Edgeに搭載されている機能のひとつです。テキストを読みやすくし、理解を深めるためのさまざまな機能を提供します。特に、視覚障害者や学習障害者など、テキストの読み取りに困難を抱えるユーザーに役立つ機能といえるでしょう。

【イマーシブリーダーの主な機能】

  • テキストの強調表示
  • 読み上げ機能
  • 辞書機能
  • 色の変更
  • フォントサイズの変更
  • 行間隔の変更

イマーシブビュー

イマーシブビューは、Googleマップの新機能です。航空写真とストリートビューを組み合わせて360度画像を生成し、まるでその場にいるかのような体験を提供します。

【イマーシブビューとストリートビューとの違い】

  • 360度画像であらゆる方向を見渡せます
  • 建物や自然などの地形がよりリアルに表現されています
  • 時間スライダーを活用して、過去や未来の状況を確認できます

【主な活用事例】

  • 観光や旅行の計画
  • 不動産や店舗の下見
  • 新しい場所の探索

イマーシブを取り入れたイベントの事例

ここでは、イマーシブを取り入れたイベントの事例について4点ご紹介します。

Immersive Museum(イマーシブミュージアム)


(出典:https://www.immersive-museum.jp/

Immersive Museum(イマーシブミュージアム)とは、壁面や床面、天井など、あらゆる方向から高精細な映像を投影し、あたかもその世界に入り込んだような没入感を味わえる体験型アートエキシビションです。著名な芸術作品を映像としてコンテンツ化し、広大な屋内空間や特別な音響効果を活かして五感で芸術作品を体感できました。例えば、モネの「睡蓮」をイメージしたコンテンツでは、壁一面に広がる巨大な睡蓮の映像に包まれ、まるで水面に浮かんでいるような感覚を味わえました。また、ゴッホの「星月夜」をイメージしたコンテンツでは、音響効果と共に、夜空に瞬く星々や、激しく渦巻く雲を目の当たりにできました。

INFERNO LODGE(インフェルノロッジ)


(出典元:https://ork-hirugano.co.jp/enjoy-hirugano/inferno_lodge.html

INFERNO LODGE(インフェルノロッジ)とは、松竹株式会社が手掛けるお化け屋敷ブランド「松竹お化け屋本舗」が、2021年と2023年に岐阜県郡上市の貸し別荘施設「Orkひるがの」で開催した宿泊型イマーシブホラーイベントです。参加者は、ロッジ村に宿泊し、考察要素のあるストーリーや、“恐怖体験ミッション”を楽しめました。どちらの回も、キャスト達が参加者の宿泊するロッジ内などに現れ、没入感のある世界を体験できました。参加者の選択でストーリーが分岐し、各ロッジでしか見られないストーリーや異なるエンディングを体験できました。

マスカレードパレス


(出典元:https://palace-8.jimdosite.com/

マスカレードパレスとは、2022年10月から11月にかけて、東京都内で開催された体験型イマーシブシアターです。参加者は、オペラ劇場「パレス」に招待された、各々の役割を持つ登場人物となり、事件の真相を探るため、または秘密の目的を達成するために、他の参加者やキャストたちと協力したり、時には騙し合ったりしながら、物語を進めました。世界観を再現した専用劇場で開催され、劇場内には、さまざまな仕掛けが施されており、参加者はまるで物語の世界に入り込んだような感覚を味わえました。

イマーシブ・フォート東京:2024年春オープン

イマーシブ・フォート東京は、2024年3月1日に東京都江東区青海にオープンする、世界初のイマーシブ・テーマパークです。約3万平方メートルの巨大空間で、12種類のアトラクションと6つの物販・飲食店を備え、そのすべてが完全没入型体験のみで構成されています。ヨーロッパの街並みをモチーフにした内装を活かしながら、映像や音響、演出などを駆使することで没入感のある体験を味わえます。

イマーシブを活用して自社ビジネスの可能性を広げよう!

このページでは、「イマーシブ」に焦点を当て、その概要や注目される理由、主な種類、取り入れたイベントの事例などについて解説しました。

イマーシブの概念や要素を採用したコンテンツや企画は、商品やサービスの付加価値を向上させ、顧客やファンを獲得するカギとなるでしょう。また、ブランドイメージの向上や関連商品の販促効果も見込めます。自社の新しいビジネスの可能性として、この機会にイマーシブの採用を検討してみてはいかがでしょうか。

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