メルマガの開封率が低いのはなぜ?その原因と改良テクニックを解説!

メルマガの成果測定において最も重視される開封率。これを正しく理解することでニーズの理解や次の必要な施策の手掛かりになります。今回はそんな開封率の平均からやってはいけないNG行為、開封率を格段に上げるテクニックまで徹底的に解説していきます!
メルマガの開封率の平均
メルマガの平均開封率は20%ほどだと言われています。2割の人が見ていると考えると多く感じるかもしれませんが、これはあくまで企業に興味あるユーザーに対して出したメルマガの開封率です。これが不特定多数のユーザーに送信した場合には半分以下の5~10%になると言われています。
自社のメルマガの開封率を調べたい場合には、HTMLメールの中に計算用の画像データを含ませることでカウントすることができます
なぜメルマガが開封してもらえないのか?
もしも自社のメルマガの開封率が上がらない場合には、こういった原因が考えられます。
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開封率が低いメルマガは内容以前に送り先が適切ではなかったり、悪質なメールと間違われていることが多いです。最近は大手ショッピングサイトや宅配業者を騙ったSMS詐欺なども増えているためにユーザーの警戒心も高まっています。
まずは自分たちが狙うターゲットの分析から始めて本当に相手にあった内容と配信状況になっているか確認してみましょう。
メルマガで絶対にやってはいけないNG行為
メルマガ配信で一番避けなければいけないのは「迷惑メール設定をされる」ことです。ユーザーに迷惑メール設定をされてしまうと配信を続けても開封されることがなくなってしまいます。
これを避けるためにもユーザーの信頼を失うようなことはしてはいけません。過度な情報の誇張や、前項の「頻度が高すぎる」は迷惑メール設定に直結する絶対にやってはいけないNG行為です。目先の開封率を狙うのではなく、長く利用してくれる固定客を作れるようにしましょう。
また迷惑メール設定と似たものに「受信拒否設定」がありますが、受信拒否の場合にはメールが届いていないので開封率が下がることはありません。
メルマガ開封率を上げる方法
テキストメールではなく、HTMLメールに
メールには主にテキストメールとHTMLメールの2種類があります。テキストメールは文字と絵文字だけのシンプルなデザインなのに対して、HTMLメールは画像の配置など自由度が高くデザイン性の高いメールを作ることができます。
ただ上から下に読んでいくだけのテキストメールに比べて、視線誘導やイメージ戦略など様々な工夫を施すことができるようになります。
送信者名はすぐ確認できる名前に
メルマガの怪しさを少しでも減らすために送信者名は会社名など『検索してすぐに安全を確認できる』名前にすることが大切です。オフィシャルなものだとアピールすることで警戒心が薄まり、開封率のアップを狙うことができます。
担当者の個人名を使ったり、記号や絵文字を使って装飾をするのは怪しさが出てしまうのでやめましょう。
タイトル(件名)は短く印象的に
タイトルはメルマガの顔です。自社に興味のない新規ユーザーでも思わず中身が気になる魅力的なタイトルさえあれば開封率を期待することができます。
そして思わず気になってしまうタイトルには一定の法則があります。それは『カタカナor数字のキラーワード』が入っていることです。日本人の目はひらがなや漢字に比べて、カタカナや数字の方が視認しやすいようにできています。
なので、タイトルを付けるときにはトレンドのカタカナワードか、「満足度90%」など数字を盛り込んだキラーワードを冒頭に盛り込みましょう。
緊急性・希少性をアピール
キラーワードに加えてタイトルには緊急性・希少性をアピールするワードを加えられるとさらに開封率を上げることができます。文章には「緊急性」「希少性」「専門性」など人の心を惹きつけるために必要な要素があると言われており、文章のクオリティを評価する上で大切な要素です。
短く簡潔でなければいけないタイトルに全てを入れることは不可能なので緊急性と希少性のみ意識して入れていきましょう。前述のカタカナと数字が目につきやすいことを利用して「今だけ○○」「残り〇日」などワード同士を近付けて配置しましょう。
CTAボタンの配置を変える
CTA(call to action)とは「消費者へ向けた行動喚起」という意味で、メルマガでは会員登録や資料請求のURLなどがあたります。またHTMLメールではCTAにもデザインを施すことができるため、メール全体の流れやデザインにあった配置を考えることが大切です。
最初にテキストで商品説明をしてから下部にボタンを配置するのか、商品のイメージ画像自体を大きなCTAボタンにしてど真ん中に設置するのかユーザーの視線の流れを考えてはいとぉ考えましょう。
定期的にリストを更新する
見逃しがちなところですが、メルマガは定期的に配信相手のリストを整理することも大切です。開封率は全体の配信数における開封された割合なので、ターゲットではない人への無駄な配信を停止しなければ開封率が上がらないままになってしまいます。
これはターゲットの分析にも大きな問題です。無駄な配信が多く正確な開封率データが取れていないと、現状のメール内容やデザイン・配信頻度などが本当のターゲットに合っているのかが判断できません。それによって本来は問題のなかった部分にまで手を加えて、結果的にターゲットの満足度の低下を招くことにも繋がります。
本当に大切なのはKPI
ここまで開封率アップについての解説をしてきましたが、本当に大事なのはKPIです。
KPI(Key Performance Indicator)とは「重要業績評価指標」いう意味で、業務の最終目標に対する中間点の評価指標のことを言います。
メルマガ配信による最終目標(KGI)が「売り上げ10%アップ」だと設定するならば、KPIはそれを達成するのに必要な「メルマガからサイトへの流入率」などに設定されます。
メルマガ配信をしていると開封率ばかりに目が行ってしまいますが、『開封率』『クリック率』『流入率』のそれぞれを段階的に分析することがビジネスでは大切です。
メルマガ配信にとって開封率はとても大切なことですが、あくまでも開封率は過程であって最終目標ではありません。
開封率だけならば過激な文言や過度な誇張をすることで簡単に上げることができます。しかし、長くビジネスを続けていくならば、そういった目先の手段に頼らずにユーザーのニーズを分析して誠実で堅実に信頼を築いて行きましょう。
SEOに関するご相談があれば、ぜひipe(アイプ)へご相談ください。