「WELQ問題」とは?概要やYMYL・E-A-Tとの関係性なども解説!

「WELQ問題」とは?概要やYMYL・E-A-Tとの関係性なども解説!

「WELQ問題」とは、株式会社DeNAが運営していた「ココロとカラダの教科書」を名乗る医療キュレーションサイト「WELQ」が引き起こした問題のことです。

今回は「WELQ問題」に焦点を当て、その概要やYMYL・E-A-Tとの関係性などをご紹介します。気になるポイントを一挙確認してしまいましょう。

「WELQ」とは?

WELQとは、大手株式会社DeNAが運営していた「ココロとカラダの教科書」を名乗る医療キュレーションサイトです。

当時、WELQには膨大な記事やコンテンツが掲載されており、さまざまな病気の概要や治療法、病気を予防する健康食品など医療に関する情報が網羅されていました。

その投稿数は、当時約3万5千記事とも言われており、記事の膨大さや情報の網羅さがユーザーや検索エンジン(GoogleやYahoo!)などから高く評価され、どんな病気で検索してもまず検索順位上位にはWELQが検出される状況でした。

「WELQ問題」とは?

しかし、WELQにはある問題がありました。

WELQに投稿されている多くの記事は、クラウドソーシングサイトで雇ったライターが作成した記事で、医師免許を持った本物の医師が執筆したものではなかったのです。

つまり、専門的なスキル/ノウハウを持たない一般人がDeNA、WELQの経営者から金銭と執筆指示を受け、記事を執筆・掲載していたのです。

その指示内容も医学的に専門的な情報ではなく、「キーワードと指定文字数を満たせば、後は適当でよい」という杜撰なものでした。

どのくらい適当かと言うと、例えば、「肩こりの原因は、怨霊の仕業と言われています」という全く根拠のない文が多筆されるほど適当でした。

しかし、SEOの観点から検索エンジンで「肩こり」と検索すると、WELQが最優先でヒットするのが当時だったのです。

「WELQ問題」の原因

では、なぜこのようなことが起きてしまったのでしょうか。

原因は当時のGoogle検索エンジンのアルゴリズムが、情報の専門性や信憑性より、そのサイトにどれだけ詳細な情報(事実・虚偽問わず)や検索キーワードが盛り込まれているかによって、良サイトか否かを判断していたからです。

DeNAは、そのアルゴリズム脆弱性に付け込み、一般人のライターに膨大な記事を書かせ、WELQに掲載するという手法を取っていました。

結果、医学的・科学的根拠がない医療記事がインターネット全体に蔓延しまったのです。

「WELQ問題」の結果

2016年の中頃、「ユーザーからWELQは明らかにおかしい!」というクレームが相次ぐようになりました。

その結果、DeNAは「WELQの記事は医療監修も何もない適当な記事だ」と白状し、2016年11月、WELQは閉鎖されました。ここまでが「WELQ問題」の全貌です。

「WELQ問題」で得た教訓:YMYL

Googleは、「WELQ問題」の一件を重く捉えており、Webサイトを制作する際は、信頼性を確保したYMYLの重要性について追求しました。

YMYLとは、「Your Money or Your Life」の略で、コンテンツに誤った内容の情報が含まれていると、ユーザーの生活に損害や不利益を与え得る専門的な情報のことです。

例えば、医療、保険、金融などのジャンルが挙げられます。

WELQ問題を経て、Googleの「ウェブマスター向けガイドライン」には、「信頼性に欠けるYMYL情報が書かれたWebサイトやページは上位表示を許さない」という基準が設けられました。

YMYLとE-A-Tとの関係性

ではGoogleは、YMYLの信頼性をどのように把握するのでしょうか。そこで活用されるのが、「E-A-T」という考え方です。

E-A-Tとは?

E-A-Tとは、「Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)」の略で、Googleが公開する「ウェブマスター向けガイドライン」で定義された、Webサイト評価基準の1つです。

名称 概要 具体的な施策
Expertise(専門性): Webサイトやページに掲載されたコンテンツ内容が専門的かどうか ・専門的なジャンルに特化したコンテンツ

・専門知識の質と量の最適化

Authoritativeness(権威性): Webサイトやページに掲載されたコンテンツの作成者が、権威性のある専門家かどうか ・著者名・運営会社名の公開

・被リンク・サイテーションの獲得

Trustworthiness(信頼性): Webサイトやページの運営者や掲載されたコンテンツに、信頼性・信憑性があるのかどうか ・編集ポリシーや詳しい情報の公開

・専門性の高いサイトからの引用

E-A-Tの重要性

2022年9月現在、このE-A-T対策が施されていないWebサイトやページは、Google検索結果にて検索順位上位に表示されにくくなりました。

つまり、Webコンテンツで検索順位上位を獲得するためには、このE-A-T対策が鍵になるということです。

E-A-Tの考え方のもとはユーザーファーストの概念です。

E-A-Tを意識することによって、GoogleからのWebサイトに対する評価が上がります。

そのため、E-A-Tは検索結果の順位に影響する可能性があり、SEOにおいて重要な指標です。

E-A-Tの具体的な対策

ここでは、E-A-Tの具体的な対策について簡単に解説します。

【具体的なE-A-T施策】

  • 検索クエリと関連性の高いWebページにする
  • Googleマイビジネスを活用する
  • サイトURLをSSL化する
  • 構造化データを活用する
  • whois情報を開示する
  • 専門家の執筆・監修をつけ、紹介ページを作る

なお、「なぜ上記のE-A-T施策が重要なのか」、具体的な詳細は以下の記事をご覧ください。

【株式会社ipe|E-A-Tとは|SEOで重要なGoogleの評価基準やら高めるための施策について

「WELQ問題」から学ぶE-A-Tを重視したコンテンツ制作で自サイトの検索順位を上げよう!

このページでは、「WELQ問題」に焦点を当て、その概要やYMYL・E-A-Tとの関係性などについて解説しました。

WELQ問題とは、株式会社DENAが当時運営していたヘルスケアキュレーションサイト「WELQ」の記事の質を巡る一連の騒動です。

GoogleはWELQ問題を深く・重く受け止め、後日E-A-Tに重きを置くWELQアップデートを実施しました。

そのため、これからWebサイトを運営しようと考える方も現在運営している方も、E-A-Tを考慮したコンテンツ制作・SEO対策を心がけることが重要と言えるでしょう。

「E-A-T」や「SEO」でお悩みの場合は株式会社ipeにご相談ください。株式会社ipeではSEOでの大手クライアント実績多数!SEOを検討する際にはぜひ一度ご相談ください。

この記事の著者

監修者 土田悠真

早稲田大学卒業後、東京地方検察庁に入庁。その後、株式会社ipeに入社。9か月でコンサルティングチームのリーダーに就任。年商150億円超えの中古品マーケットプレイス、商品数500万品超えのファッションECサイトをはじめとし、様々なジャンルのサイトをコンサルティング、分析を行う。ツイッターはこちら。
@seotsuchida

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