「SEOに効果的なタグ」とは?概要や重要性、設定時のポイントなども解説!

SEOにおいて、HTMLタグの最適化は重要項目の1つです。

しかし、SEOやHTMLについてよく知らない方にとっては、なぜSEOにHTMLタグが効果的なのかわかりにくいですよね。

今回は「SEOに効果的なタグ」に焦点を当て、その概要や重要性、設定時のポイント・注意点、種類・書き方などをご紹介します。気になるポイントを一挙確認してしまいましょう。

「SEOに効果的なタグ」とは?

SEOに効果的なタグとは、そのままの意味で、SEO(検索エンジン最適化)に効果的なHTMLタグのことです。

その理由は、以下の2つに起因しています。

  1. クローラーがWebページの情報をHTMLタグを通して読み取り始めるから
  2. Google検索エンジンはMFI(モバイルファーストインデックス)やCore Web Vitals(コアウェブバイタル)など、ユーザビリティを重視したアルゴリズムになっているから

特にユーザーの目につきやすいtitleタグやhタグなどは、ユーザビリティに影響する重要項目です。

適切にHTMLタグを設定することは、自サイトのコンテンツを検索エンジンに認識させる上で重要な役割を果たすため、Webサイト管理者は特に重要視すべき観点と言えるでしょう。

【株式会社ipe|SEOとは【2022年最新】|基本の施策を初心者にわかりやすく解説

「SEOに効果的なタグ」の最適化について

HTMLタグの最適化は、自サイトやページの検索順位を決定する大きな要因の1つです。

基本的に検索順位は「Webサイトやページが検索キーワードに対して、ユーザーニーズをどのくらい満たしているか」というユーザビリティを重視して順位づけされています。

そのユーザーニーズを満たす上で重要なのがHTMLタグなのです。

HTMLタグを最適化すれば、文章に意味・意図を持たせることができるため、検索エンジンやユーザーがコンテンツを評価しやすくなります。

つまり、HTMLタグを最適化することが、自サイトやページの検索順位を高めることに直結するのです。

「SEOに効果的なタグ」を設定する際のポイント・注意点

ここでは、SEOに効果的なタグを設定する際のポイント・注意点について3点解説します。

①タグの数を最適化する

Webサイトやページを制作する際、タグに使用制限はありません。

しかし、タグを付けすぎると、Webサイトやページのテーマがわかりづらいです。

また多すぎるタグは、Webサイトやページを見づらくする傾向にあるため、ユーザビリティの低下やSEOの低下にもつながります。

そのため、ユーザビリティを考慮したタグ付けを心がけましょう。

②カテゴリー名と重複させない

カテゴリーとタグの名前は重複させてはいけません。

カテゴリーとタグで同じ名前をつけた場合、同じ名前のページがWebページサイト内に複数存在することになります。

そうなると、検索エンジンは「重複ページ」と判断し、評価を分散させてしまう傾向にあります。

そのため、カテゴリー名と重複させないよう心がけましょう。

【株式会社ipe|重複コンテンツとは?概要や避けるべき理由、調査方法、要因、対処法なども解説!

③タグの管理を怠らない

先ほども解説しましたが、タグに使用制限はありません。

しかし、タグの使用過多は、管理がしづらいというデメリットがあります。

そのため、タグを見やすくするために、使用タグを別シートに記録するなど独自のルールで管理しておくことをおすすめします。

「SEOに効果的なタグ」と書き方

ここでは、SEOに効果的なタグとその書き方について8点解説します。

hタグ

hタグは、Webページの見出しを設定するためのタグです。

hタグは、対策キーワードで検索上位を獲得するために重要な要素で、記事の大見出しを設定し、本文を構成する見出しにh2〜h4タグを配置します。

なおh1タグは1ページに1回しか使用できません。

またh2以降の見出しを設定する際は設置順序(h2→h3→h4 …)を守りましょう。

理由は、誤った階層構造でHTMLタグを設置してしまうと、検索エンジンに正しく情報が認識されず、SEO評価にマイナスの影響を与えてしまうからです。

【書き方例】

<h1>タイトル</h1>

<h2>見出し2</h2>

<h3>見出し3</h3>

<h4>見出し4</h4>

<h4>見出し4</h4>

<h4>見出し4</h4>

metaタグ

metaタグは、Webページに詳細な情報を与えるためのタグです。

主に関連度の高いキーワードや要約文をページに追記する際に活用します。

metaタグを設定すれば、ページが検索結果に表示された際、ユーザーが簡易的にページ内容を把握できるため、クリック率やアクセス数が高くなる効果が期待できます。

Webページの場合は、主に「meta description」を記述することが一般的です。

・description・・・ページ情報を説明する上で重要な記述を設定(120文字程度の文章)

【書き方例】

<meta name=”description” content=”内容”>

なお、meta descriptionの概要や重要性については以下の記事をご覧ください。

【株式会社ipe|ディスクリプション(description)とは?SEO効果や文字数の目安・書き方について解説

titleタグ

titleタグは、Webページのタイトルを設定するタグです。

タイトルは、検索結果のスニペット内やページ内で大きく表示されるため、ユーザーがページ情報を把握する上で重要なタグと言えます。

そのため、コンテンツと関連性の高いタイトルをつけることを心がけましょう。

また、魅力的なタイトルを設定すれば、Webページがユーザーからクリックされやすく、Googleからも高いSEO評価を受けやすいです。

【書き方例】

<title>タイトル</title>

【株式会社ipe|上位表示のためのSEO記事のタイトルの付け方|基本から応用まで徹底解説!

aタグ

aタグは、Webページ上の文章をクリックすることで、他ページへとリンクさせるためのタグです。

aタグを設定すれば、Webサイト上の内部リンクの集約化ができます。

例えば、「公式サイトはこちら」というテキストに、リンクを設定する場合は、以下のような記述が必要です。

【書き方例】

<a href=”https://ipeinc.jp“ target=”_blank”>公式サイトはこちら</a>

またaタグを記述する際は、href属性やtarget属性の設定も行いましょう。

● href属性・・・遷移させたいURLを記述

● target属性・・・リンクを開くときの設定を記述。「_brank」で新規タブを開くことを指示できる

【株式会社ipe|「target=”_blank”」とは?概要や使い方、問題点、対処法なども解説!

altタグ

altタグは、Webページ内に添付した画像に意味を持たせるタグです。

altタグを設定すれば、もし何らかのトラブルでページに挿入した画像が適切に表示されない場合、事前に設定した代替テキストを表示することができます。

そのため、ユーザーや検索エンジンがページを見た際、「どんな画像が挿入されているのか」、テキストを通じてイメージ・認識してもらいやすくなります。

【書き方例】

<img src =”画像のURL” alt=画像の詳細/>

listタグ

listタグは、文章で箇条書きが必要な箇所をリストにして表示するタグです。

リストタグには、主に2種類あり、それぞれ出力形式は異なります。

ページを見やすくするためにも、積極的に活用しましょう。

リストタグ 出力形式
ulタグ(Unordered List) ポイント形式でリストを生成するタグ
olタグ(Oredered List) 数字形式でリストを生成するタグ

【書き方例】

記述の仕方 <ul>

<li>リンゴ</li>

<li>ゴリラ</li>

<li>ラッパ</li>

</ul>

<ol>

<li>リンゴ</li>

<li>ゴリラ</li>

<li>ラッパ</li>

</ol>

ビジュアル
  • リンゴ
  • ゴリラ
  • ラッパ
  1. リンゴ
  2. ゴリラ
  3. ラッパ

canonicalタグ

canonicalタグは、検索エンジンに正規ページ(検索エンジンに一番評価してもらいたいページ)を伝達するためのタグです。

コンテンツが似通っているWebサイトは、Googleから「低品質なコンテンツ」・「重複コンテンツ」とみなされ、ページごとのSEO評価が分散したり、最悪の場合、「Googleペナルティ」として、Googleデータベースから削除されてしまうケースもあります。

それらを防ぐためにcanonicalタグを設定し、正規ページ(URL正規化)を伝達する必要があるのです。

【書き方例】

<link rel=”canonical” href=”正規ページのURL”>

なおcanonicalタグの概要や重要性については以下の記事をご覧ください。

【株式会社ipe|「canonicalタグ」とは?概要や重要性、記述例、注意点、確認方法なども解説!

【株式会社ipe|「URL正規化」とは?概要や必要な理由、具体例、確認方法なども解説!

strongタグ

strongタグは、文章を強調する際に用いられるタグです。

ユーザーに伝えたい重要な情報を目立たせることで、ユーザビリティを高めることができます。

例えば、strongタグで囲われた部分は、以下のように太字で強調されます。

【書き方例】

コードの記述 表示
<p>株式会社ipeでは<strong> SEOでの大手クライアント実績多数!</strong>SEOを検討する際にはぜひ一度ご相談ください。<p> 株式会社ipeではSEOでの大手クライアント実績多数!SEOを検討する際にはぜひ一度ご相談ください。

なおstrongタグと似たタグに、文章を太字にするbタグ(bold)がありますが、重要な文章を強調するという意味合いから、SEOではstrongタグが用いられることが一般的です。

「SEOに効果的なタグ」を使いこなし、検索エンジンとユーザーに最適なコンテンツを届けよう!

このページでは、「SEOに効果的なタグ」に焦点を当て、その概要や重要性、設定時のポイント・注意点、種類・書き方について解説しました。

SEOにおいて、HTMLタグの最適化は非常に重要です。

「良質なコンテンツを制作しているのに、なかなか結果が伴わない」とお悩みの方は、ぜひ本記事を参考に、自サイトやページのHTMLタグの見直し・最適化を検討してみてください。

「SEOに効果的なタグ」や「SEO」でお悩みの場合は株式会社ipeにご相談ください。株式会社ipeではSEOでの大手クライアント実績多数!SEOを検討する際にはぜひ一度ご相談ください。