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【キヤノンマーケティングジャパン株式会社】ipeと販売チャネルの強化に成功し、社内最高位の賞を受賞

【キヤノンマーケティングジャパン株式会社】ipeと販売チャネルの強化に成功し、社内最高位の賞を受賞

キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、創業1968年。グローバルキヤノングループのひとつとして、日本国内でのキヤノン製品のマーケティング活動やソリューション提案をおこなっています。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社とipeのSEOコンサルティングの取り組みが始まったのは、2020年9月。

メーカーのECサイトとしての存在意義やSEO的な課題の多さに悩み苦しみながらも、オーガニックチャネルの強化に成功したその経緯について、キヤノンマーケティングジャパン株式会社カスタマーリレーション企画部の常谷祥康さま(以下「(キ)常谷さま」)と株式会社ipeの井上(以下「(i)井上」)に話を聞きました。

ipeとの取り組みは、1本の電話営業から

ipeとの取り組みの始まりは、1本の電話営業から

(キ)常谷さま:
キヤノンの集客チャネルは、以前はcanon.jpというメーカーのサイトとメールマガジンの二つが圧倒的に大きかったんです。ちょうど御社(ipe)との取り組みを始める前は、その二つを含めた各集客チャネルからの流入が対前年を割りかけていた時期で。どうにかして安定して集客ができる方法を模索していました。

 

そんな中、弊社(キヤノンマーケティングジャパン)のコールセンターにipeさんから営業のお電話をもらったんです。普段は営業のお電話はお断りしているのですが、「コンテンツマーケティングも提案出来ます」という言葉が引っかかって。その当時、集客方法を改善する施策のひとつとして、コンテンツマーケティングに興味を持っていたので、それなら聞いてみようかということになりました。

弱っていく販売チャネル。どうして行けばいいのか分からない

弱っていく販売チャネル。どうして行けばいいのか分からない

(i)井上:
最初はコンテンツマーケティングでご契約いただいていましたが、2020年9月からはSEOコンサルディングという形でご契約いただくようになりました。

 

(キ)常谷さま:
そうです。先ほど申し上げた通り、集客チャネルのメインはブランドサイトとメールマガジンでした。

 

ただ、メインとしているチャネルにも限界があったんです。例えば、メールマガジンも会員数が増えないことには集客が頭打ちになってしまうなどの課題があり、全体として集客数が伸び悩む傾向に頭を悩ませていました。

その中でも、まだ改善の余地が大いにあるなと感じていたのがオーガニック流入チャネルです。ただ、何とか改善しようとは思ってはいたものの、サイト全体に課題が山積している状態で。何から手を付けていいのか、そもそも具体的に何が問題なのかも分からなかったんです。

それに、そこの分析や修正に割く人的リソースもほとんどなくて。そんな時に御社からSEOコンサルのご提案を頂きました。

インタビュー

(i)井上:
おっしゃる通りで、その時の御社サイト(キヤノンオンラインショップ)は、全体的にSEO的な課題があるという状況でした。対策方法としては、基本的な「より多くの商品をGoogleにインデックス登録する」や「内部リンクを紐づける」というような部分を、優先的に取り組むことで大きな効果が見込めるとの提案をさせていただきました。
(キ)常谷さま:
御社(ipe)からのご提案の中で、弊社が「キヤノンオンラインショップ」で取り組むべきことや期待できる効果が見えてきたんです。コンテンツマーケティング部分での契約の実績もありましたし、施策内容と費用のバランスなどを総合的に見て御社にお願いすることを決めました。

商品の入れ替わりへの対応や新規顧客に向けた対策を実施

商品の入れ替わりへの対応や新規顧客に向けた対策を実施

(i)井上:
SEOコンサルティングの契約がスタートしてからは、まずはもちろん提案した基本的な部分の対策について漏れなくスピード感を持って行いました。Googleのインデックスについては、既存商品はもちろん商品の入れ替わりにも迅速に対応するよう心がけて。

 

また、「キヤノンオンラインショップ」の存在を知らない層にもサイトの存在を知ってもらうために、例えばカテゴリー名などの一般的なキーワードでの対策も並行して行っていきました。

(キ)常谷さま:
対応していただく中でサイトの裏側も表側もよく見ていただいているなと感じていましたね。
(i)井上:
いえいえ(笑)ただ、できる限り細かいところまで落とさないようにするというところは意識していましたね。例えば、時期によってニーズの変動する商品については、ニーズの増えるタイミングを効果的に狙えるような提案をしました。また人的リソースがないという部分については、すぐ実装できるように、こちらで作業できる範囲はできる限り対応するように意識していました。

流入数が対策開始から約120%、約130%と伸びる

流入数が対策開始から約120%、約130%と伸びる

(i)井上:
取り組みの結果として一番顕著に現れた部分は、オーガニックのセッション数が順調に対前年比で約120%、約130%と伸びていることかなと思います。また、流入数が伸びるとCVR(コンバージョン率)が下がるというのが一般的ですが、CV数も伸ばせているのも良かった部分かなと。

 

セッション数が伸びた要因としては、やはりカテゴリー名や一覧ページ系のキーワードや検索ボリュームの大きいキーワードでも順位を上げられたところ、また、ユーザーの目につかない(検索結果に上がらない)キーワードを減らすことが出来たことかと考えています。

オーガニックチャネルが、新たな一つの大きなチャネルに

オーガニックチャネルが新たに一つの大きなチャネルに

(キ)常谷さま:
井上さんがおっしゃっている通り、数値として目に見える形で成果が出ました。その結果、メインではない「その他のチャネル」でしかなかった、このオーガニックチャネル(「キヤノンオンラインショップ」)が、社内でも注目を集めるようになって。みんなから「先月はどうだった?」「今月はどう?」など動向を気にされるようになり始めたんです。

 

その他のチャネルが伸び悩む中、このオーガニックチャネルを強化できたところは本当に良かったなと思っています。

社内のメンバーの意識改革や社内最高位の賞へつながった

社内のメンバーの意識改革や社長賞受賞へつながった

(キ)常谷さま:
取り組みを経てこのオーガニックチャネルがどんどんと強くなっていったことで、携わるメンバーがもっとこのサイトに意識を向けるようになったのも、すごくいい点でしたね。「じゃあ次はどうしようか」「ここをこうすべきではないか」などの意見も自然発生的に出るようになったのを見て、思いがけなかった効果を感じました。

 

また、実は私自身、御社(ipe)との取り組みが売り上げに大きく貢献したということで評価されて、社内最高位の賞を受賞しまして(笑)。営業部門ではなく内勤部門で働いている人間がその賞取ることってなかなかないので、それだけのインパクトを会社に与えられたということを嬉しく思っています。

今後も「キヤノンブランド」の向上に貢献するサイトにしつづけたい

今後も「キヤノンブランド」の向上に貢献するサイトにしつづけたい

(キ)常谷さま:
最初SEOを「このキヤノンオンラインショップ」でやるとなった時、上層部含め社内が皆納得していたわけではないんです。家電量販店さんやカメラ店さんなど、他にキヤノンの商品を販売してくださる方々がいらっしゃる中で、メーカーのECがSEOをやる意義は何かというところについて、しっかりと社内で伝えきれていない部分がありました。

 

ただ、こうやって今結果を出すことが出来て。

メーカーのECを集客チャネルのひとつとして強化することが、メーカーとしてのブランドの維持・向上にしっかりと繋がると、身をもって感じています。今後も継続してこのオーガニックチャネルは、対前年比で順調に伸ばしていけるようにしたい。そうすることで、キヤノンブランドを守っていきたいと思っています。

クライアント紹介

クライアント名: キヤノンマーケティングジャパン株式会社

サイトURL: https://store.canon.jp/online/

業種: 商社

コンサルティング: SEO コンサルティング、コンテンツマーケティング

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