「インデックス」とは?概要や重要性、確認方法インデックスポイントなども解説!

「インデックス」とは、「見出し・索引」という意味を持ち、検索エンジンのデータベースにWebページの情報が登録されることです。

今回は「インデックス」に焦点を当て、その概要や重要性、確認方法、インデックスポイントなどをご紹介します。気になるポイントを一挙確認してしまいましょう。

「インデックス」とは?

「インデックス」とは、「見出し・索引」という意味を持ち、検索エンジンのデータベースにWebページの情報が登録されることです。

GoogleやYahoo、Bingなどの検索エンジンには、膨大なデータが記録されており、ユーザーが情報を調べる際、キーワードを検索すると知りたい情報が提示される仕組みになっています。

本記事では、国内シェアが7割以上(国内トップシェア率)ある、代表的な検索エンジン「Googlebot」に焦点を当てて解説します。
【参考|Desktop Search Engine Market Share Japan

「インデックス」の重要性(SEO)

Google検索順位は、検索エンジンの巡回(クロール)とデータベースへの保存(インデックス)、アルゴリズムによる評価で決定されています。
このアルゴリズムでは、ユーザーデマンドや品質チェックが考慮されます。

【Webページがインデックスされる仕組み】

①検索エンジンロボット(クローラー)が、インターネット上を巡回し、Webページの情報を取得する
⬇︎
②クローラーがWebページにアクセスし、コンテンツ情報をGoogleデータベースに登録する(インデックス)
⬇︎
③Googleが定めるアルゴリズムに則り、検索順位が決定される
※「検索に対するGoogleの方針」では、検索順位決定の際、「ユーザーが求めるコンテンツを提供できているか」ということが重要視されます。

【引用:検索の仕組みの基本

ページがGoogleデータベースに登録されなければ、Googleから評価を受けることすらできず、自サイトのページが検索結果に表示すらされません。

そのため、Googleデータベースに「インデックス」されることは、SEO評価を得るために必要不可欠なステップと言えるでしょう。

クローラーとは

クローラーとは、Web上のページ情報を収集するロボットです。
クローラーという名前はインターネットの空間を這い回る(クロール:crawling)ことから名付けられました。

自サイトのWebページは、クローラーに発見されて初めてGoogle検索結果に表示されますが、クローラーに発見されなければ、検索エンジンから評価が受けられないため、検索結果に表示されません。

そのため、いかにクローラーに早くWebページを発見してもらうかがSEO対策においては重要なのです。

【クローラーの種類】

・Googlebot…Googleクローラー
・Bingbot…Bingクローラー(マイクロソフト)
・Yahoo Slurp… Yahooクローラー(日本以外)
・Baiduspider…Baiduspider(中国)
・Yetibo… Naver(韓国)

なお、日本でSEO対策を行う場合は、Google検索エンジンを巡回する「Googlebot」を重要視しましょう。理由は、Googleの国内シェアが7割以上もあるためです。
【参考|Desktop Search Engine Market Share Japan

【クローラーの巡回対象ファイルの例】

・テキストファイル
・HTMLファイル
・CSSファイル
・JavaScriptファイル
・画像ファイル
・PDFファイル

「インデックス」状況を確認する方法

Webページが「インデックス」されているかどうかは、URL検査ツールを用いて確認できます。
URL検査ツールは、複数ありますが、本記事では、無料かつ有名という観点から、Google Search Console (グーグルサーチコンソール)をおすすめします。

Google Search Console (グーグルサーチコンソール)は、Googleが提供する無料解析ツールです。

Google Search Console (グーグルサーチコンソール)を使うことで、検索KWの順位やアクセス数など、コンテンツの検索順位を下げる可能性など、Webサイトやページ単位で問題点を確認できます。

【公式サイト|Google Search Console (グーグルサーチコンソール)

もし、「インデックス」されているか否かだけわかれば良いという方は、検索窓に「site: URL」と入力し、検索しましょう。

検索結果にWebサイトが表示されれば、Googleデータベースにインデックスされており、表示されなければインデックスされていないと分かります。

「インデックス」させるポイント

Googleデータベースに「インデックス」させるということは、つまり、クローラーが巡回しやすく、評価しやすいページにすれば良いことになります。

そこで、クローラーが巡回しやすいページになっているかという指標「クローラビリティ」が役立ちます。
ここでは、クローラビリティを向上させるという観点から、WebページをGoogleデータベースに「インデックス」させるポイントについて解説します。

robots.txtを設置する

robots.txtとは、クローラーを制御するファイルです。
クローラーに巡回してほしくないページを制御し、重要ページへの巡回を優先させます。

特にページ数が多いWebサイトなどはクローラビリティを向上させるという観点から、robots.txtの設置がおすすめです。

XMLサイトマップを生成する

「インデックス」してもらいたいページをまとめたXMLサイトマップ(sitemap.xm))を作成し、Google Search Console (グーグルサーチコンソール)から直接送信する方法です。

サイトマップと呼ばれるコンテンツのURLのリストを自ら作成し、Googleに直接提供すると、クローラーが速くコンテンツを発見できるようになります。

XMLサイトマップ(sitemap.xml)は通常、Googlebotがアクセスしやすいドメイン上の場所に置くことが一般的です。

内部・外部リンクを意識する

内部・外部リンクを意識することは、クローラーにリンクを通じてページURLを発見してもらうために有効です。クローラーはリンクを見つけると、リンク先のページを巡回経路としてクロール予定のリストに追加します。

クローラーが巡回しやすいように、適切な位置にリンクを貼りましょう。

【リンクを貼るべき場所】

・フッター
・サイドバー
・パンくずリスト
・グローバルメニュー
・コンテンツ内からのリンク

パンくずリストを設定する

パンくずリストとは、現在閲覧しているページが、Webサイト内のどこにあるのかを階層構造で示したリンク付きのリストです。

パンくずリストを設定すれば、クローラーの巡回性やSEO内部対策、CTR率の向上が期待できます。

URL検査ツール(旧fetch as Google)

基本的には、Google Search Console (グーグルサーチコンソール)にXMLサイトマップを送信すれば、新規ページはインデックス登録されます。

しかし、何らかの理由で「インデックス」に時間がかかる場合は、Google Search Console (グーグルサーチコンソール)のURL検査ツールを活用して、自ら「インデックス」登録をクローラーに申請しましょう。

しかし、URL検査ツールを通した「インデックス」は、あくまで応急処置として考えましょう。
自ら申請しないとインデックスされないWebページは、何かしら問題がある可能性が高いからです。

「インデックス」に向けてクローラビリティを改善しよう!

このページでは、「インデックス」に焦点を当て、その概要や重要性、確認方法、インデックスポイントなどについて解説しました。

WebサイトやページがGoogleデータベースに「インデックス」されるには、制作したWebサイトやページがクローラーに発見される必要があります。

そのため、今回ご紹介した「インデックス」ポイントを参考に、クローラビリティを改善し、「インデックス」されやすいWebサイトやページ制作に励みましょう。

「インデックス」や「SEO」でお悩みの場合は株式会社ipeにご相談ください。株式会社ipeではSEOでの大手クライアント実績多数!SEOを検討する際にはぜひ一度ご相談ください。