「UU(ユニークユーザー)」とは?その概要や計測方法、算出方法、増やすためのポイントなども解説!

「UU」とは「Unique User(ユニークユーザー)」の略称で、ある特定の集計期間において、Webサイトやページに訪れたユーザー数を測る指標です。

今回は「UU」に焦点を当て、その概要や計測方法、算出方法、増やすためのポイントなどをご紹介します。気になるポイントを一挙確認してしまいましょう。

「UU(ユニークユーザー)」とは?

「UU」とは「Unique User(ユニークユーザー)」の略称で、ある特定の集計期間において、Webサイトやページに訪れたユーザー数を測る指標です。

ユーザーがWebサイトに1回訪問すると「1UU」と計測されます。
仮にもし集計期間内に、同じユーザーが複数回Webサイトを訪問した場合でも「1UU」と計測されます。

「UU」を活用すればWebサイトやページの正確な訪問者数を把握できるため、マーケティング業界では重要な指標の1つと言えるでしょう。

「UU(ユニークユーザー)」の計測方法

「UU」は、Google Analytics(グーグルアナリティクス)で確認することができます。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)とは、Googleが提供する無料解析ツールで、ユーザーがWebサイトに訪問した際、どのような行動をしたかを把握できる便利なツールです。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)では、Webサイトや1ページごと以外にも、1日・1週間・1カ月など特定期間ごとに「UU」を計測できます。

しかし、Google Analytics(グーグルアナリティクス)の場合、「UU」はブラウザ単位でCookieを付与して計測されるため、計測期間内に同じユーザーが複数のブラウザ(例えばYahoo!とChrome)から特定のWebサイトに訪れた場合は「2UU」とカウントされてしまいます。

また、複数のデバイス(例えばパソコンとスマホ)から1回ずつ(計2回)訪問した場合も「2UU」とカウントされることに注意が必要です。

補足にはなりますが、Google Analytics(グーグルアナリティクス)では、「UU」を「アクティブユーザー」という項目で計測しています。「UU」という指標はないため、把握しておきましょう。

「UU(ユニークユーザー)」の算出方法

ここからは「UU」の算出方法について具体的に解説します。

「UU」の算出方法は大きく分けて3種あり、算出方法によって「UU」数は異なります。
「UU」を算出する際は、ぜひ参考にしてみてください。

Cookie(クッキー)による計測

Cookieとは、各ブラウザに蓄積されている各種ユーザーデータのことです。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)では、Cookieを用いて「UU」を計測します。

計測する際の注意点として、ユーザー側でCookieが拒否されている場合、正確なユーザー数を把握することができません。
またブラウザやインターネットに接続するそれぞれの端末を横断的に特定することもできません。

IPアドレスによる計測

IPアドレスとは、各ユーザーが保持するデバイスを特定するための管理番号です。

IPアドレスで「UU」を計測すると、同一のIPアドレスをもつデバイスが、何回Webサイトやページに訪問したかを計測できます。

しかし、IPアドレスではユーザー属性や個人を特定することは難しいです。
また、1つのIPアドレスを複数のユーザーが使い回している場合もあるため、正確な「UU」を計測することは困難と言えます。

ホストによる計測

ホストとは、ある特定のIPアドレスとリンクした1つのコンピュータを示すドメイン名を言います。
ホストを解析することで、あるWebサイトにアクセスした端末を分類することが可能です。

「UU(ユニークユーザー)」を増やすためのポイント3選

ここでは、「UU」を増やすためのポイントについて3点解説します。

SNSの活用

「UU」を増やすには、SNSを活用し、Webサイトの認知度を広めることがポイントです。
運営するWebサイトの目的に合ったSNSを選択し、Webサイトの拡散やユーザーの流入を図りましょう。

ユーザー数の観点からTwitterは拡散性に優れおり、Facebookは属性がわかりやすいという特徴があります。近年では動画を活かしたyoutubeや若年層のユーザーが多いTik Tok、Instagramを活用する方も多いです。

Web広告の活用

「UU」を増やすには、Web広告の活用も効果的です。

宣伝するWebサイトがどのようなものかを記載するだけでなく、キャッチーでわかりやすい広告文やインパクトのある画像・デザインを使用し、ユーザーの興味・関心を引きつけましょう。

SEOの実施

「UU」を増やすには、SEOの活用も効果的です。

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジンで特定のキーワードを検索した際、自社で運用するWebサイトが検索上位に表示されるようにする対策のことです。

SEOを行い、Webサイトが検索順位上位に表示されれば、Webサイトがユーザーの目に留まりやすくなり、自然検索による流入を増やすことができます。

「UU(ユニークユーザー)」と「PV(ページビュー)」の違い

「UU」とよく似た指標にPVという指標があります。

PVとは、「Page View(ページビュー)」の略称で、あるWebサイトで特定のページが閲覧された回数を測る指標です。

PVは、あるWebサイトにアクセスしたユーザーがページを閲覧するたびに、1PVと計測されます。
例えば、10ページ見た場合は10PVです。
また前ページに戻った場合や同じページの更新をした場合でも、1PVと計測されます。

UU PV
概要 ある特定の集計期間において、Webサイトやページに訪れたユーザー数を測る指標 あるWebサイトで特定のページが閲覧された回数を測る指標
どんな時に活用したい? 「Webサイトを何人のユーザーが閲覧したのか」を知りたい場合 「Webサイトやページが何回閲覧されたのか」を知りたい場合

「UU」と「PV」の決定的な違いは、集計対象がWebサイトに訪問したユーザーの人数なのか、閲覧回数なのかです。この違いを理解しておきましょう。

「UU(ユニークユーザー)」と似た指標

ここでは、マーケティングを行う際に、「UU」と似ている指標をいくつか解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

指標名 詳細
SS(セッション) ユーザーがWebサイトに訪問した回数を測る指標
(ページ単体ではない)
UB(ユニークブラウザ) Webサイトの訪問者数をブラウザ単位で計測する指標
AU(アクティブユーザー) 「UU(ユニークユーザー)」と同じ意味
ただし、スマートフォンアプリの場合は、「実際に訪問したユーザー」を指す
インプレッション数 あるWebサイトの1ページ内で掲示・投稿した広告が表示された回数を測る指標
リーチ 到達率。掲載した広告やSNSでの投稿を見たユーザー数を測る指標
(ユーザーが直接Webサイトやページに訪問したわけではない)

「UU(ユニークユーザー)」を増やすために、SEOを心がけよう!

今回は「UU」に焦点を当て、その概要や計測方法、算出方法、増やすためのポイントなどについて解説しました。

「UU」数の目安は運営するWebサイトによって異なり、一般的な目安は存在しません。
また「UU」を大量に獲得できたからといって、Webサイトを制作した本来の目的を達成できるわけでもありません。

しかし「UU」が多いほど、Webサイトの本来の目的は達成しやすくなります。
「UU」を増やすための対策としては、SEOが非常に効果的です。

Webサイトを運営する方自身で目標「UU」を設定し、SEOを実施しながら、「UU」を増やしていきましょう。

もし「UU」や「SEO」に関して何か気になることがあれば、いつでも弊社へご相談ください。
「UU」や「SEO」について最適解をご提示いたします。