マーケティング戦略の立て方とは?抑えておきたいフレームワークや、マーケティング戦略の成功事例を紹介

マーケティング戦略の立て方とは?抑えておきたいフレームワークや、マーケティング戦略の成功事例を紹介

マーケティング戦略とは、商品の流通を円滑にするための一連の流れを計画・実行・管理することです。マーケティング活動は、戦略を立てることで費用対効果を上げられます。本記事では、マーケティング戦略の立て方やフレームワークについて紹介します。

目次

マーケティング戦略とは 2

マーケティング戦略を立てることはとても重要 2

マーケティング戦略の立て方と利用できるフレームワーク 2

内部環境・外部環境を分析 3

PEST分析 3

3CE分析 3

STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジション) 3

4P(マーケティングミックス) 4

実行、分析 5

マーケティング戦略成功事例 5

株式会社KADOKAWA 5

サイボウズ式(株式会社 サイボウズ) 5

株式会社キーコーヒー 5

マーケティング戦略を立てて自社の強みを活かした施策を! 6

マーケティング戦略とは

  • 誰に
  • どのような価値がある商品・サービスを
  • どれぐらいの対価で
  • どのように提供するか

マーケティング戦略とは、誰に、どのような価値の商品・サービスを、どれくらいの対価で提供するのかを規定することです。例えば、消費者ニーズを調べたり、供給する商品・サービスの販売方法を決めたりすることで、商品の流通を円滑にするための一連の流れを計画・実行・管理することです。

マーケティング戦略を立てることはとても重要

なぜマーケティング戦略を立てることが重要なのでしょうか。マーケティング戦略を立てるメリットは、主に下記の3点があります。

  • サービス・商品の効率的な売り上げ向上につながる
  • 顧客のニーズに対応して満足度向上につながる
  • 成果が出なかった場合も事業の軌道修正に対応できる

現代はモノがあふれており、競合環境が厳しくなっております。そのような環境の中で、消費者のニーズに合わせて、提供方法を変える必要があります。そのためにも重要となるのがマーケティング戦略です。

マーケティング戦略の立て方と利用できるフレームワーク

マーケティング戦略の立て方は大きく4つのステップにわかれます。ここでは戦略の立て方のステップや、マーケティング戦略で利用できるフレームワークをご紹介します。

  1. 内部・外部環境分析
  2. STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジション)
  3. 4P(マーケティングミックス)
  4. 実行、分析

内部環境・外部環境を分析

最初に必要なのが、自社の取り巻く環境や社内の状況について理解することです。市場規模の把握や市場ニーズの理解、自社の置かれている状況の把握、競合他社の分析などをする必要があります。

内部環境と外部環境を分析できるフレームワークとしては、PEST分析と3C分析があります。PEST分析と分析は外部環境の把握、3C分析は市場・顧客、自社、競合他社の現状を分析するものです。

PEST分析

・外的要因を分析するフレームワーク

P(Politics)政治的要因・法律、法改正、条例・税制・政権交代など
E (Economy)経済的要因・経済状況・経済成長・為替、原油、株価など
S (society)社会的要因・少子高齢化・流行・世論・宗教、教育など
T (Technology)技術的要因・イノベーション・インフラ・特許など

3CE分析

  • 「Customer(市場・顧客)」
  • 「Company(自社)」
  • 「Competitor(競合他社)」

の3つの視点から、現状を分析するフレームワークです。

Company自社自社の強み、弱みどんな評判なのか
Customer顧客市場規模・顧客ニーズ
Competitor競合競合会社・市場シェア

STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジション)

続いて行うのがSTP規定です。STPのSは、セグメンテーション、Tはターゲティング、Pはポジショニングの略です。STPでは、S→T→Pとステップを踏むことで、マーケティングの対象となるターゲットを明確にし、自社の市場での立ち位置を決めます。性別、年代などの顧客の属性を明確にすることで、取り組むべき施策や、他社に埋もれない対策を行えます。

S(セグメンテーション)市場を細分化・「年齢・性別・家族構成・学歴・職歴などのコ本情報」・「国・市町村・気候・文化・宗教など地理的要因」・「価値観・性格・ライフスタイル・購入動機など個人の心理」などをもとに細分化。
T(ターゲティング)細分化した市場の中でどの市場を狙うか細分化した市場の中から、自社の強みを活かせる層をターゲットとする。狙うべき市場を絞る。
P(ポジショニング)ターゲティングした市場での自社の立ち位置を決める値段、品質、販売方法などから他社と比較し、自社の立ち位置を決定する。

4P(マーケティングミックス)

4Pとは、商品(Product)」「価格(Price)」「流通(Place)」「プロモーション(Promotion)」の4つの視点を規定することです。自社商品やサービスのマーケティング方法を考えるフレームワークの一つです。「どんな商品を・いくらで・どんな販路で・どう販促するのか」を企業側の視点から検討します。

4Pを規定するうえで重要なのは、バラバラで考えるのではなく、正しく組み合わせることです。例えば、高級化粧品を街のドラックストアで販売しても狙っている顧客には届きません。このような状況を避けるためにも4つの視点の整合性をとりながら、検討を行います。

Product(商品)商品戦略STPで定めたターゲットに対して、どんな商品を売るのか。競合他社との差別化。
Price (価格)価格戦略いくらで販売するのか。他要素と整合性が取れた価格設定をする。
Place (流通)流通戦略どこで商品を販売するのか。物理的な店舗だけでなく、ECサイトや、テレビショッピング、アフィリエイトなども含む。
Promotion (プロモーション)プロモーション戦略どのようにして自社商品を知ってもらうか。広告、HP、SNS、キャンペーンなどがある。

実行、分析

最後は、今までのステップで決めたことを実行します。しかし、マーケティング戦略を規定したからと言って必ず目標を達成するわけではありません。現代は常に市場が変化しており、定期的に状況を把握していく分析が必要です。

分析を行いながら、段階を踏んでマーケティング戦略を実行することで軌道修正もしやすく、目標達成にも近づきます。分析をしっかり行い、目標達成を目指しましょう。

マーケティング戦略成功事例

ここでは具体的にマーケティング戦略の成功事例をご紹介します。

株式会社KADOKAWA

ウェブ版「ウォーカープラス」とは、株式会社KADOKAWAが発行するグルメやレジャー、エンターテイメント情報など地域情報を発信する雑誌『東京ウォーカー』や『関西ウォーカー』のウェブ版です。2012年に更新して以来、リニューアルを行っていなかったため、検索流入数が大幅減少しており問題となっておりました。そこでSEO対策として、現状のサイトを分析し対策することで、オーガニックセッション数増加を狙いました。

課題検索流入数の大幅減少
対策内部要素の最適化などSEO対策の実施
効果オーガニックセッション数増加

株式会社キーコーヒー

株式会社キーコーヒーは、喫茶文化を経験した50~60代がメインユーザーでした。そこで30,40代のアプローチする手法として、ウェブサイトの活用を手掛けました。様々なコンテンツを提供していましたが、サイト流入数が伸び悩んだり、ブランドやユーザーへの理解が弱いコンテンツが多かったりなどの問題がありました。そこでキーワード分析とユーザーやブランド理解を融合したコンテンツマーケティングを取り組むことでサイト流入数が大幅にアップしました。現在は購入フェーズにつながるようなコンテンツの開発も手掛けたいという目標に向かって新たなコンテンツを提供したいと取り組んでいます。

課題ユーザー層を拡大したい
対策キーワード分析とユーザーやブランド理解を融合したコンテンツマーケティング
効果・サイト流入数アップ

マーケティング戦略を立てて自社の強みを活かした施策を!

モノがあふれる現代において、自社の強みを最大限に生かすためにはマーケティング戦略は欠かせません。株式会社ipeでは、マーケティング戦略のみならずコンテンツマーケティング、SEO対策までを一貫しておまかせいただけます。もし、マーケティング戦略で悩んでいらっしゃったら、無料相談もやっておりますのでぜひ一度相談してください。

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この記事の著者

監修者 土田悠真

早稲田大学卒業後、東京地方検察庁に入庁。その後、株式会社ipeに入社。9か月でコンサルティングチームのリーダーに就任。年商150億円超えの中古品マーケットプレイス、商品数500万品超えのファッションECサイトをはじめとし、様々なジャンルのサイトをコンサルティング、分析を行う。ツイッターはこちら。
@seotsuchida

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